『月刊言語(1990年)』 大修館
 通巻218号(1990年02月):日本人はどう話してきたか -古代から現代までの話し言葉考-  500円

 (1)「弥生時代の話し言葉 -『倭人』は何を語ったか-」(安本美典)
 (2)「万葉人の言語生活 -会話としての歌-」(古橋信孝)
 (3)「平安貴族の会話 -物語にみる男と女-」(森野宗明)
 (4)「中世・庶民の話し方 -説話集の中の人々-」(小峯和明)
 (5)「江戸の"話し言葉"一端 -外国語対照の会話表現に見る-」(岡田袈裟男)
 (6)「上方語と東国の言葉 -話し言葉の中の方言-」(坂梨隆三)
 (7)「明治時代の話し言葉 -男女学生の言葉遣い-」(米川明彦)
 (8)「平成時代の話し言葉 -日本語教育の立場から-」(佐久間まゆみ)
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  ・「投稿・ザザ語とザザ人 -トルコの少数民族語事情-」(小島剛一)
  ・「海外の言語学 -韓国-」(油谷幸利)
  ・「海外の言語学 -イタリア-」(菅田茂昭)

 通巻219号(1990年03月):世界の名づけ  500円

 (1)「アイヌ」(中川裕)          (2)「韓国」(三枝壽勝)
 (3)「中国」(相原茂)           (4)「ロシア」(佐藤純一)
 (4)「北欧・サーミ」(庄司博史)      (6)「イギリス」(吉田正俊)
 (7)「イタリア」(野村雅一)        (8)「チェコ」(保川亜矢子)
 (9)「ハンガリー」(早稲田みか)      (10)「ユダヤ」(福原信義)
 (11)「アラブ」(堀内勝)          (12)「西アフリカ・ハウサ族」(松下周二)
 (13)「西アフリカ・フルベ族」(江口一久)  (14)「東アフリカ・テンポ族」(梶茂樹)
 (15)「ギリシア」(森安達也)        (16)「イラン」(岡田恵美子)
 (17)「インド」(町田和彦)         (18)「ビルマ」(薮司郎)
 (19) 「タイ・アカ族」(竹村卓二)       (20)「ポリネシア」(柴田紀男)
 (21)「アボリジニ」(窪田幸子)       (22)「エスキモー」(宮岡伯人)
 (23)「アメリカ・インディアン ネズ・パース族の場合-」(青木晴夫)
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  ・「雨夜の逢引(上)」(古橋信孝)
  ・「海外の言語学 -スペイン-」(上田博人)
  ・「海外の言語学 -ドイツ-」(下宮忠雄/工藤康弘)

 通巻220号(1990年04月):談話研究の新展開 -日本語への斬新な視点の数々-  300円

 (1)「談話研究の現在と将来」(坂原茂)
 (2)「機能的構文分析のすすめ」(久野章)
 (3)「情報のなわ張り理論」(神尾昭雄)
 (4)「談話管理の理論 -対話における聞き手の知識領域の役割-」(田窪行則)
 (5)「指示詞と談話の構造」(金水敏)
 (6)「コンピュータ言語学における談話構造分析」(飯田仁)
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  ・「自殺倶楽部の話」(粟屋淳)
  ・「海上の道か? -江南にたどる稲の道-」(中本正智)
  ・「ハワイ・ピジンとマザーグース」(今井邦彦)
  ・「雨夜の逢引(中)-雨と結婚式-」(古橋信孝)
  ・「海外の言語学 -アメリカ-」(金子義明/菊地朗)
  ・「海外の言語学 -ソビエト連邦-」(石井哲士朗)

 通巻221号(1990年05月):私の辞書活用法 -こんな辞書のこんな使い方-  500円

  ●テーマ別活用法
 (1)「探すために探す」(福島鋳郎)  (2)「現代社会のキーパースンを探す」(石井紀子)
 (3)「"女性"を探す」(石井紀子)       (4)「"明治"を探す」(横田順彌)
 (5)「"ウィーン"を探す」(池内紀)      (6)「人体用語を探す」(養老孟司)
 (7)「鉄道用語を探す」(小池滋)       (8)「正しい日本語を探す」(櫻井隆)
 (9)「ピッタリした訳語を探す」(飛田茂雄)  (10)「英語の語源を探す」(渡部昇一)
 (11)「俗語・タブー語を探す」(牛島秀彦)
  ●私の活用法
 (12)「モノ書きの楽屋裏」(山下武)      (13)「建築探偵の辞書」(藤森照信)
 (14)「エッセイストの辞書」(楠見千鶴子)   (15)「コピーライターの辞書」(横山精一)
 (16)「本棚の辞書から」(高田宏)       (17)「コツコツと頭を抱えて」(橋本治)
 (18)「『辞書』のなかの『アジア』」(松枝到) (19)「『平常心』をひくと」(飛田良文)
 (20)「辞書をまるごと読み」(井尻千男)
 (21)「古い辞書・便覧を活用する」(紀田順一郎)
 (22)「大型国語辞典・専門辞典を使い分ける」(植田康夫)
 (23)「コンピュータ辞書を利用する」(祐安重夫)
 (24)「辞書史への誘い」(稲村徹元)
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  ・「雨夜の逢引(下)-雨のつれづれ-」(古橋信孝)
  ・「海外の言語学 -中国-」(相原茂/佐藤進)
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  ・「新連載・チベット語のすすめ(1)」(武内紹人)
  ・「新連載・ポーランド語のすすめ(1)」(小原雅俊)

 通巻222号(1990年06月):ことば、七つの大事件 -人類文化のマイルストーン-  300円

 (1)「ことばの誕生:人類言語のミッシング・リンク」(江原昭善)
 (2)「文字:文字の誕生ー二つの流れを考えるー」(矢島文夫)
 (3)「本・図書館:読む書物、触れる書物」(月村辰雄)
 (4)「辞書:辞書の成立とその影響」(今里智晃)
 (5)「文法書:文法の源」(風間喜代三)
 (6)「伝達の機器:文化はことばと言語学に何をもたらしたか」(千野栄一)
 (7)「人工知能:人工知能への挑戦」(黒崎政男)
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  ・「ワインとことば」(村田忠男)
  ・「心理言語学の潮流」(寺尾康)
  ・「海外の言語学 -オランダ-」(本田盛)
  ・「海外の言語学 -スイス-」(富盛伸夫)

 通巻223号(1990年07月):声 -こえのレトリック-  500円

 (1)「声による伝え合い -有契性と無契性のあいだ-」(川田順造)
 (2)「声によるレトリック -我が敵ヒトラー、そしてカラヤン-」(木戸敏郎)
 (3)「声のメッセージ -『自然の声』と『美しい声』(柴田南雄)
 (4)「声とからだ -働きかける声、働きかけるからだ、のよろこび-」(竹内敏晴)
 (5)「男の声・女の声・サルの声」(小嶋祥三)
 (6)「機械の声と人の声」(千葉滋)
 (7)「自分の声・他人の声 -脳の中の自他識別機構-」(角田忠信)
 (8)「声の比較研究」(徳丸吉彦)
 (9)「ことばの構造と声域」(城生佰太郎)
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  ・「投稿・痛みを表わす言葉」(佐藤愛子/中村直人)
  ・「海外の言語学ーフランスー」(青木三郎)
  ・「海外の言語学ーポーランドー」(石井哲士朗)
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  ・「新連載・中国の花ことば(1)」(中村公一)

 通巻224号(1990年08月):現代のコミュニケーション -伝え合いを阻む障壁の実態-  400円

  ●エッセイ
 (1)「日本人とコミュニケーション -対人恐怖症の国民性-」(木村駿)
  ●ことばの病理
 (2)「子どもたちと緘黙症 -話さないことによる自己表現-」(西村辨作)
 (3)「加齢とことば -高齢化社会の問題点-」(笹沼澄子)
 (4)「言語訓練からコミュニケーション訓練へ -失語症治療の今日的方法-」(伊藤元信)
  ●現代社会の事例から
 (5)「フォーマル・コミュニケーションの壁 -若者の談話行動-」(吉岡泰夫)
 (6)「『断り』の方略 -対人関係調整とコミュニケーション-」(森山卓郎)
 (7)「皮肉が通じないとき -語用論からみた分析-」(小泉保)
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  ・「<つまずき>のマージナリア -英米文学における『過ち』の言葉から-」(中村邦生)
  ・「社会言語学の潮流」(本名信行)
  ・「海外の言語学ー韓国ー」(油谷幸利)

 通巻225号(1990年09月):ことばから見た東欧革命 -流動する社会の深層を探る-  500円

 (1)「『東欧』の民族・言語・宗教 ... そして国家」(栗原成郎)
 (2)「悪夢の時代のルーマニア語」(直野敦)
 (3)「創氏改名の強制とその結末 -ブルガリアの対トルコ政策-」(寺島憲治)
 (4)「言語紛争の火種 -ユーゴスラビアの場合-」(中島由美)
 (5)「東ドイツの外国語教育」(フランク・バウアー)
 (6)「エストニアの『言語法』とその背景」(松村一登)
 (7)「ペレストロイカにみる文字の文化圏」(千野栄一)
 (8)「ハプスブルク家の影 -その民族・言語政策と最近の『ハプスブルク現象』-」(稲野強)
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  ・「言語研究の現在 -日本言語学会100回の歩みから-」(小泉保)
  ・「海外の言語学 -スペイン-」(上田博人)
  ・「海外の言語学 -インド-」(町田和彦)
  ・「海外の言語学 -ドイツ-」(下宮忠雄/成田節)

 通巻226号(1990年10月):日本事情  400円

 (1)「日本事情とは何か」(水谷修)
 (2)「日本事情の授業(1)-日本人学生を交えて-」(佐々木瑞枝)
 (3)「日本事情の授業(2)-教養部スタッフと協力して-」(細川英雄)
 (4)「日本事情の授業(3)-日本事情から日本文化へ、そして...-」(奥西峻介)
 (5)「日本語教育能力検定試験と日本事情」(砂川裕一)
 (6)「日本を語る -ビジネスの場から-」(青砥安男)
 (7)「国際理解教育の視座 -国語教育の中の日本事情-」(安居總子)
 (8)「海外の事情教育:中国・ポーランド・カナダ・ニュージーランド」
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  ・「バルセロナの言語生活・1990」(田澤耕)
  ・「海外の言語学 -ソ連-」(石井哲士朗)

 通巻227号(1990年11月):日本の英語学 -1/4世紀の歩みと21世紀への展望-  400円

 (1)「新言語学は英語学に何をもたらしたか」(安井稔)
 (2)「英語史研究の歩み」(松浪有)
 (3)「英語理解の新しい方向」(今井邦彦)
 (4)「生成文法はイェスペルセンを越えたか」(毛利可信)
 (5)「資料・日本の英語学25年」
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  ・「投稿・日本語表記法考 -日本語の特異性の考察と表記法の改善-」(吹抜敬彦)
  ・「心理言語学の潮流」(寺尾康)
  ・「海外の言語学 -中国-」(相原茂/佐藤進)
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  ・「新連載・ミャンマーを行く(1)」(薮司郎)
  ・「新連載・ヘブライ語入門(1)」(福原信義)

 通巻228号(1990年12月):記憶 -脳の中のミステリーゾーン-  400円

 (1)「記憶のメカニズム」(高木貞敬)
 (2)「記憶喪失をめぐって」(山鳥重)
 (3)「からだの記憶」(佐々木正人)
 (4)「記憶術と人工知能」(西垣通)
 (5)「記憶と共通感覚」(中村雄二郎)
 (6)「チンパンジーの記憶」(松沢哲郎)
 (7)「記憶と物質」(黒田洋一郎)
 (8)「ことばの学習と記憶」(坂野登)
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  ・「村の言葉の委員会 -バン語の誕生-」(中川裕)

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