『月刊言語(1988年)』 大修館
 通巻202号(1988年10月):機能主義の言語学 -ことばの働きを捉える新しい視点-  400円

 (1)「迫りくる機能主義の波」(毛利可信)
 (2)「機能文法の力とそのねらい」(福地肇)
 (3)「機能英文法のすすめー新しい英文法をめざしてー」(村田勇三郎)
 (4)「語彙機能文法における『機能』とは」(石川彰)
 (5)「言語研究における機能主義とその系譜」(山口登)
 (6)「ハリデイの機能文法を考える」(中右実)
 (7)「ファンクションー機能と関数ー」(野崎昭弘)
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  ・「ソ連言語学界のグラスノスチ -言語学者スターリンの真相など-」(佐藤純一)
  ・「日本語対照研究の動向」(柴谷方良)
  ・「海外の言語学 -ドイツ-」(三瓶裕文/下宮忠雄)
  ・「海外の言語学 -スペイン-」(上田博人)
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  ・「新連載・数学と言葉(1)」(細井勉)

 通巻205号(1989年01月):海のシルクロード -海原を駆けぬけた物と言葉-  300円

 (1)「遥かな磁器の旅」(三杉隆敏)
 (2)「スパイス・ロードの盛衰」(国木田明子)
 (3)「海底に眠る遺跡」(田辺昭三)
 (4)「海を渡ったことば」(森口恒一)
 (5)「絣の道ーひとつのプロブラマティークー」(安江孝司)
 (6)「ローマの経済と東西交易」(青柳正規)
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  ・「非ラテン文字のコンピュータ処理(下)」(坂本恭章)
  ・「はい?いいえ? -ケセン語・ウンツェハァの謎-」(山浦玄嗣)
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  ・「新連載・ことばのこぼれ話(1)」(矢島文夫)
  ・「新連載・日本語の文章表現(1)」(中本正智)

 通巻206(1989年02月):日本語の慣用表現 -「腹芸」「根まわし」「ヌカにクギ」-  300円

 (1)「慣用表現とは何か」(外山滋比古)
 (2)「身体に関する慣用表現」(石野博史)
 (3)「人間関係を表す慣用表現」(森田良行)
 (4)「動物・妖怪による慣用表現」(吉田正俊)
 (5)「故事来歴による慣用表現ー中国に来歴をもつ表現を中心としてー」(松嶋幹夫)
 (6)「自然・天候を表す慣用表現」(井口樹生)
 (7)「語呂合わせによる慣用表現」(今井邦彦)
 (8)「殺し文句の人間心理」(稲垣吉彦)
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  ・「言語理論における『変形』の位置」(長谷川欣佑)
  ・「社会言語学の潮流」(本名信行)
  ・「海外の言語学 -イタリア-」(菅田茂昭)
  ・「海外の言語学 -ソビエト連邦-」(石井哲士朗)

 通巻211号(1989年07月):少数言語の現状 -ことばの再生をめざして- /表紙シミ有 300円

 (1)「北アメリカ先住民の言語 -インディアンとエスキモー-」(富岡伯人)
 (2)「先住民の政治的復権と第四世界の言語運動 -オーストラリア先住民の事例から-」(細川弘明)
 (3)「オーストロネシアの少数言語」(森口恒一)
 (4)「マイティリー語運動」(溝上富夫)
 (5)「セム・ハム語の少数言語」(福原信義)
 (6)「アフリカにおける少数言語の盛衰」(松下周囲二)
 (7)「コンウォール語の死と再興運動」(吉岡治郎)
 (8)「ソビエト連邦ダゲスタンの少数民族の言語」(千野栄一)
 (9)「中国のチュルク諸語」(庄垣内正弘)
 (10)「『太平洋地域言語地図』紹介」(土田滋)
 (11)「『中国少数民族語言簡志叢書』紹介」高田時雄
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  ・「句構造の理論と比較統語論(1)」(福井直樹)
  ・「新アジア紀行(2) -ベトナム-」(原田正純)
  ・「海外の言語学 -ポーランド-」(石井哲士朗)
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  ・「新連載・篠沢秀夫の"ことばアラカルト"(1)」(篠沢秀夫)
  ・「新連載・にほんごのイメージ(1)」(渡辺秀夫)

 通巻214号(1989年10月):ことばの教育 -言葉を育てるための視点-  300円

 (1)「メタ言語能力の発達と言語教育 -言語心理学からみたことばの教育-」(大津由紀雄)
 (2)「ことばの教育と年齢 -臨界期理論の現在-」(田中美郷)
 (3)「ことばの記憶メカニズム」(杉下守弘)
 (4)「言語と思考と言語教育」(ダニー・スタインバーグ)
 (5)「障害児のことばの教育 -現場からの報告-」(西村辨作)
 (6)「ことばの教育と文化の教育 -異文化コミュニケーション論から-」(吉田暁)
 (7)「言語教育のイデオロギー -方言と学校教育-」(真田信治)
 (8)「二か国語教育と言語能力」(小野博)
 (9)「少数民族語の教育 -サーミ語の場合-」(庄司博史)
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  ・「引用句への誘い -『<さようなら>の事典』を読む-」(小島信夫)
  ・「句構造の理論と比較統語論(4)<最終回>」(福井直樹)
  ・「投稿・指示代名詞・数量詞につく『だけ』の量的意味」(戦慶勝)
  ・「海外の言語学 -ドイツ-」(井口靖/下宮忠雄)
  ・「海外の言語学 -スペイン-」(上田博人)

 通巻215号(1989年11月):五感の言語学 -ことばからみた日本人の感覚世界-  500円

 (1)「五感をあらわす語彙 -共感覚比喩的体系-」(国広哲弥)
 (2)「<聴覚>オノマトペをめぐって」(田守育啓)
 (3)「<視覚>色彩と形態と言語」(武井邦彦)
 (4)「<臭覚>匂いのことば」(堀井令以知)
 (5)「<味覚>きき酒のことば」(筧壽雄)
 (6)「<触覚>さわることば -ウルマンのデータを中心に-」(村田忠男)
 (7)「現代の新しい感覚語彙からみえるもの」(矢澤真人)
 (8)「五感の動詞」(小泉保)
 (9)「チンパンジーの赤とヒトの赤」(松沢哲郎)
 (10)「第六感の言語 -意味の淵から-」(斎藤洋典)
 (11)「ワインと五感」(村田忠男)
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  ・「アメリカの音二郎・貞奴(上)-しあわせな誤解-」(田中雅男)
  ・「新アジア紀行(5)-タイ-」(比嘉実)
  ・「投稿・日本語は韓国人にどう評価されているか」(任栄哲)
  ・「心理言語学の潮流」(寺尾康)
  ・「海外の言語学 -インド-」(町田和彦)
  ・「海外の言語学 -中国-」(相原茂/佐藤進)
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  ・「新連載・エストニア語のすすめ(1)」(松村一登)
  ・「新連載・モンゴル語のすすめ(1)」(橋本勝)

 通巻216号(1989年12月):現代の"むかしばなし"  400円

  ●神話・世間話・噂
 (1)「噂話の深層心理」(秋山さと子)
 (2)「『世間話』と神話・伝説」(松前健)
 (3)「『世間話」と近代社会」(大島建彦)
  ●噂から話へ
 (4)「『口裂け女』の生成と展開」(野村純一)
 (5)「ファンタジーのレアリティと噂 -噂の源泉-」(杉山光信)
 (6)「『消えた新妻』の諸相 -パリの噂-」(山本節)
 (7)「コミュニケーションの変容 -人と人とを繋ぐもの-」(金沢裕之)
 (8)「食卓の幻影 -『汚穢』と『死』の気配-」(重信幸彦)
 (9)「電子情報資本主義時代の"むかしばなし"」(柏木博)
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  ・「アメリカの音二郎・貞奴(中)-アーヴィングとの出会い-」(田中雅男)
  ・「新アジア紀行(6)<最終回>-フィリピン-」(国吉多美子)

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