『亀井孝論文集』 亀井孝/吉川弘文館
 第1巻:日本語学のために (1971)小口少ヤケ、函背ヤケ少スレ有 正誤表付 売切れ

    序(河野六郎)
   ・「日本言語学のために」
   ・「現代国語学思潮の素描」
   ・「日本語とその研究との背景」
   ・「国語と民族性との問題」
   ・「国語問題と国語学」
   ・「日本語の現状と術語」
   ・「文法体系とその歴史性」
   ・「共時態の時間的構造」
   ・「『音韻』の概念は日本語に有用なりや」
   ・「意味のはなし」
   ・「『最善の音韻論的解釈は一つしかない』といふ作業仮説に対して」
   ・「『こくご』とはいかなる ことば なりや」
   ・「ソスュールへのいざない」
   ・「圏外の精神 フーゴ・シュハート」
   ・「付録・意味について(英文)」

    ○ 著者あとがき

 第2巻:日本語系統論のみち (1973)小口少ヤケ、函背ヤケ少スレ有 売切れ

    序(河野六郎)
   ・「日本語系統論の問題」
   ・「日本語のツルとイトとは(英文)」
   ・「『ツル』と『イト』」
   ・「琉球方言の史的地位」
   ・「ティダの語源」
   ・「方言文学としての東歌・その言語的背景」
   ・「文献以前の時代に日本が借用したシタ語」
   ・「いはゆる『言語学的古生物学』の成立」
   ・「文献以前の時代の日本語」
    ○ 付載

   ・「日本語と東アジア諸言語との関係(英文)」
   ・「服部四郎著『日本語の系統』を評す」
   ・「わたくしの琉球語への関心と疑問」
   ・「なんだ の ゆくえ」
   ・「琉球へながれた女房ことば」
    ○ 著者あとがき

 第3巻:日本語のすがたとこころ(1)-音韻- (1984)天少シミ、函ヤケ有 帯付 5400円

    序(河野六郎)
   ・「ガ行のかな」
   ・「<<-キ(-)> - イ(-) >> のいすとうりあ(ものがたり)」
   ・「上代和音の舌内撥音尾と唇内撥音尾」
   ・「楊貴氏につき語学のたちばから」
   ・「東大寺諷誦文稿の『コ』の仮字について」
   ・「上代日本語の音節『シ』『チ』の母音」
   ・「春鶯囀」
   ・「在唐記『本郷波字音』に関する解釈」
   ・「室町時代末期の/φ/に関するおぼえがき」
   ・「ハワからハハへ」
   ・「『オ段の開合』の混乱をめぐる一報告」
   ・「『オ段の開合』の混乱をめぐる一報告補訂」
   ・「室町時代末期における多行音の口蓋化について」
   ・「蜆縮凉鼓集を中心にみた四つがな」
   ・「『捷解新語』の注音法」
   ・「古代人のわらひごゑ」
   ・「古代日本語の間投詞(講演記録)」
   ・「鼻 之 之爾」
   ・「『許呂久』考」
   ・「続『許呂久』考」
   ・「八咫烏はなんと鳴いたか」
   ・「お馬ひんひん」
   ・「すずめしうしう」
    ○ あとがきに擬す
    ○ 初出文献一覧

 第4巻:日本語のすがたとこころ(2)-訓詁と語彙- (1985)函ヤケ有 帯付 売切れ

    序(山田俊雄)
   ・「古事記はよめるか -散文の部分における字訓およびいはゆる訓読の問題-」
   ・「誦習の背景」
   ・「古典的文学作品に対する言語感覚の問題」
   ・「埋もれた言語と埋もれた訓詁」
   ・「柿本人麿訓詁異見 -語の意味の歴史的再建の限界に対する反省として-」
   ・「憶良の貧窮問答のうたの訓ふたつ」
   ・「万葉集第十五番の歌『渡津海乃・・・・清明己會』のよみについての私見」
   ・「万葉集第五二五番の第二句『小石』の訓をめぐって -ないことをたてにとってあげつらい-」
   ・「古今和歌集の注釈のてめに」
   ・「死に関する日本語について」
   ・「『つなぐ』考 -意味論的解釈の一つの適用例として-」
   ・「ソソク>ソソグ -Exxcursus : 『美那會會久』について-」
   ・「『さざれ』『いさご』『おひ(い)し』 -石に関することばのうちから-」
   ・「中華若木詩抄の寛永版について -とくに言語資料としてのその個性の一面-」
   ・「漆桶万里が作の抄もののうちから」
   ・「調」
   ・「懺悔考・女郎考」
   ・「女郎考追記」
   ・「虹二題」
   ・「敬語『こしめす』について」
   ・「理由を表す接続助詞『さかいに』」
   ・「鐘楼蝙蝠録」
   ・「かァごめかごめ」
   ・「長夜十眠 -歳旦にちなみて-」
   ・「"月のごとくにいつくしき” -古版のまりあの像、その賛について-」
   ・「孤例の処理」
   ・「孤例のあるばあひ」

    ○ そそがき
    ○ 初出文献一覧

 第5巻:言語文化くさぐさ -日本語の歴史の諸断面- (1986)小口少ヤケ、函ヤケ有 帯付 売切れ

    序(佐竹昭広)
   ・「言語の歴史」
   ・「口語の慣用の徴証につき その発掘と評価」
   ・「かなはなぜ濁音専用の字体をもたなかったか −をめぐってかたる」
   ・「『あめつち』の誕生のはなし」
   ・「音便名義考」
   ・「国語現象としての外国語の流入」
   ・「文字をめぐる思弁から”龍麿かなづかい”のゆくへを追う」
   ・「郡名および郷名『綴喜』について」
   ・「粗描 かなの成立とその機能」
   ・「語学資料としての語り本平家物語」
   ・「言語学上の室町時代」
   ・「中世における文体の崩壊の問題」
   ・「狂言のことば」
   ・「コリアドの辞書に方言かりや」
   ・「『コリアドの辞書に方言かりや』跡追」

    ○ なほなほがき
    ○ 初出文献一覧

 第6巻:言語・諸言語・倭族語 (1992)函ヤケ有 帯付 売切れ

    序(河野六郎)
    まえづけぶみ
   ・「Habent Sua Fata Exempla」
   ・「わかもの文法学徒たち (Junggrammatiker) -一九七六年にちなみて-」
   ・「日本語系統論につき、そのたどりきたりしあとをかえりみ、また、そのゆくすえをおもい、すこしく私見をのぶ」
   ・「エウジェニオ・コセリウの学説 -言語学史のながれをそって-」
   ・「ペダントリーのために」
   ・「愛語愛言のたましいのために」
   ・「語源」
   ・「たのしいかな語源」
   ・「翻譯論から見た きりしたんの翻譯」
   ・「『文禄元年天草版 吉利支丹教義の研究』をめぐって -橋本進吉博士生誕百年記念講演のため-」
   ・「梅吹きぬ どれがむめやら うめじゃやら」
   ・「クリフォード琉球語彙」
   ・「やぶにらみ”iの折れ”」
   ・「橋本進吉博士の学問像と国語音韻の研究-橋本進吉著『国語音韻の研究』解説-」
   ・「橋本進吉著『文禄元年天草版 吉利支丹教義の研究』解説」
   ・「大野晋『上代仮名遣の研究 -日本書紀の仮名を中心として-』を読む」
   ・「築島裕『国語学要説を読む」
   ・「国語」
   ・「世界のかなの日本語」
   ・「契沖かなづかい雑記」
   ・「戯論・ソースュールのなぞ」
   ・「新刊紹介『日葡辞書』」
   ・「A Saussurian Mystery」
   ・「On Some Extra-phonologic Parallels to Neutralisation Proper」
   ・「On the Authenticity of on-Readings in Sino-Japanese」
   ・「Covering and Covered Forms of Women’s Language in Japanese」

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