『美術史』 美術史学会
第28巻1号(通巻105号) (1978)

 ●図版
   ・彭城百川筆『瀑布山水図』(日本・個人蔵)
   ・ボッティチェルリ作『レンミ荘壁画(第一画面)学芸擬人像と青年』(ルーヴル美術館蔵)

 ●本文
  ・『彭城百川の絵画様式(2)-山水画および山水人物画について-』(ジェームス・ケーヒル)
  ・『敦厚壁画における本生図の展開』(百橋明穂)
  ・『ボッティチェルリ作・レンミ荘壁画の主題について』(鈴木杜幾子)
  ・『エル・グレコ初期作品の再検討-イタリア時代をめぐって-』(松井美智子)

第29巻1号(通巻107号) (1979)

 ●図版
   ・『十一面観音立像』(京都・勝龍寺蔵)
   ・彭城百川筆『春江図』(米国・ハーン氏蔵)

 ●本文
  ・『雪舟筆天橋立図について』(高見沢明雄)
  ・『栢木像と檀像彫刻』(鈴木喜博)
  ・『彭城百川筆の絵画様式(3)続稿-山水画および山水人物画について-』(ジェームス・ケーヒル)
  ・『スーラのオンフルールの海景-風景画の意味を探る試み-』(渡辺康子)

第29巻2号(通巻108号) (1980)

 ●図版
   ・『伝北条時定像』(満願寺蔵)
   ・『伝北条時宗像』(満願寺蔵)
   ・宋紫石筆『富嶽図』(大和文華館蔵)

 ●本文
  ・『デューラーとグリューネヴァルト』(勝國興)
  ・『伝北条時定・時宗の画像』(梶谷亮治)
  ・『障屏画に見る絵画の変』(宮島新一)
  ・『初期洋風画「王侯騎馬図」源流考-一六〇六年版ブラウ世界図との関係』(鴇田忠正)
  ・『宋紫石筆「富嶽図」について』(成瀬不二雄)

第30巻1号(通巻109号) (1980)

 ●図版
   ・パオロ・ウッチェッロ『ノアの洪水』(フィレンツェ聖マリア・ノヴッラ修道院蔵)
   ・ジェームズ・ティソ『徳川昭武像』(水戸彰考舘蔵)

 ●本文
  ・『「林泉高致集」」の「画記」と郭煕について』(鈴木敬)
  ・『彦根屏風について-<鏡像関係>と<画中画>の問題を中心に-』(奥平俊六)
  ・『パオロ・ウッチェッロの<ノアの洪水>-図像解釈と制作年推定の試み-』(若山映子)
  ・『パウル・クレーの作品における蛇、女性、門...』(奥田修)
  ・『作品紹介:ジェームズ・ティソ「徳川昭武像」』(池上忠治)

第31巻1号(通巻111号) (1981)

 ●図版
   ・『鳥類図巻 第2紙(部分)・第3紙(部分)』
   ・『鳥類図巻 第7紙(部分)・第8紙(部分)』
   ・『鳥類図巻 第10紙(部分)・第11紙』
   ・『鳥類図巻 第16紙』

 ●本文
  ・『ミケランジェロ作「パオリーナ礼拝堂壁画」の主題変更について』(中江彬)
  ・『絵画における「場面」と「景」』(瀧尾貴美子)
  ・『小田野直武筆「日本風景図」と「富嶽図」について-真景図と風景画の接点-』(山口泰弘)
  ・『作品紹介:鳥類図巻一巻』(武田恒夫)
  ・『資料紹介:応挙関係資料「萬誌」抜萃』

第31巻2号(通巻112号) (1982)

 ●図版
   ・『帝釈天像(部分)』(愛知・滝山寺蔵)
   ・『聖観音菩薩像・梵天像・帝釈天像』(愛知・滝山寺蔵)

 ●本文
  ・『回転する車輪の表現をめぐって-フィリップス・アンゲル「絵画芸術礼讃」と十七世紀オランダ絵画-』(高橋達史)
  ・『日本の初期水墨画史の再検討-画中画資料による-』(大西昌子)
  ・『日本絵画における富士図の典型的表現について』(成瀬不二雄)
  ・『滝山寺聖観音・梵天・帝釈天像と運慶』(松島健)

第32巻2号(通巻114号) (1983)

 ●図版
   ・『三昧耶五鈷鈴(原寸大)』(大阪高貴寺蔵)
   ・原在中筆『鉄枴図』(蝦蟇鉄枴図双幅の内)(梅戸家蔵)

 ●本文
  ・『モンドリアンの抽象絵画の成立』(宮島久雄)
  ・『薬師寺東院堂聖観音立像技法考』(松山鐵夫)
  ・『初期詩画軸の様相-「空華集」に見える「雲樹圖」詩画軸を中心として-』(島尾新)
  ・『資料紹介:高貴寺の金銅三昧耶五鈷鈴』(岡崎譲治)
  ・『史料紹介:雲谷等顔研究史料』(影山純夫)
  ・『美術家伝研究:原在中研究』(松尾勝彦)

第33巻1号(通巻115号) (1983)

 ●図版
   ・『源氏物語抜書 断簡』

 ●本文
  ・『テオドール・ルソーの fini をめぐって』(馬渕明子)
  ・『麗景殿女御絵合をめぐる二、三の問題』(大河内優子)
  ・『十四世紀前半の料紙装飾について-「伏見院宸 源氏物語抜書」の紹介をかねて-』(佐野みどり)
  ・『高橋由一についての二、三の問題』(榊田絵美子)

第33巻2号(通巻116号) (1984)

 ●図版
   ・『金銅如来坐像』(長崎県対馬・黒瀬観音堂蔵)
   ・『秋夜長物語絵巻 第一段』(永青文庫蔵)

 ●本文
  ・『対馬黒瀬の新羅金銅仏』(八尋和泉)
  ・『永青文庫蔵秋夜長物語絵巻』(大倉隆二)
  ・『アプリアの墓辺図の死者について』(篠塚千恵子)
  ・『ブレイクのリトグラフ再考』(潮江宏三)

第34巻1号(通巻117号) (1985)

 ●図版
   ・是庵筆『鴛鴦図』(岐阜・霊松院蔵)
   ・松花堂昭乗筆『勅撰集和歌屏風』(東京・静嘉堂文庫蔵)

 ●本文
  ・『ロジェ・ヴァン・デル・ヴァイデン作「ブラックの祭壇画」-風景をともなう祈念画(Andachtsbild)の形成いついて-』(小林典子)
  ・『カスパー・ダヴィット・フリードリヒ画「テッツェン祭壇画」考』(大原まゆみ)
  ・『サーンチー第二塔欄楯浮彫-彫刻家の製作分担について-』(定金計次)
  ・『是庵-室町末期一画僧お足跡をたどって-』(大石利雄)
  ・『近世初期の屏風と書と料紙装飾-松花堂昭乗筆「勅撰集和歌屏風」をめぐって-』(玉蟲敏子)

第34巻2号(通巻118号) (1985)

 ●図版
   ・『観楓遊楽図屏風(部分)』(米国・フリア美術館蔵)

 ●本文
  ・『法隆寺食道梵天帝釈天四天王像について』(松田誠一郎)
  ・『初唐の植物文様について』(水本咲子)
  ・『ドイツ後期コティク絵画の三時期-風景描写を指標として-』(永井繁樹)
  ・『或るアッティカ墓碑-ブダペスト二五番の墓碑浮彫について-』(山本文雄)
  ・『作品紹介:観楓遊楽図屏風』(小林忠)

第35巻1号(通巻119号) (1986)

 ●図版
   ・『見心来復像』(佐賀・萬歳寺雑)

 ●本文
  ・『デューラーの小さき皺-遺文集よりみた細部表現について-』(下村耕史)
  ・『モネ書簡(1890年)における「瞬間性」と「積藁」連作』(六人部昭典)
  ・『壁画に描かれたガラス容器-敦煌莫高窟と法隆寺金堂旧壁画-』(谷一尚)
  ・『萬歳寺の見心来復像考』(井手誠之輔)
  ・『平安末・鎌倉前期における唐宋画論の波及』(辻惟雄)

第35巻2号(通巻120号) (1986)

 ●図版
   ・『十一面観音菩薩像』(奈良・西大寺蔵)

 ●本文
  ・『初唐時代における優填王像-玄奘の釈迦像請来とその受容の一相-』(肥田路美)
  ・『西大寺四王堂十一面観音像について』(武笠朗)
  ・『円山応挙の山水画について』(佐々木丞平)
  ・『ランテルヌ・デ・モール-フランス中世の死者の燈火-』(高野禎子)

第36巻1号(通巻121号) (1987)

 ●図版
   ・海北友松筆『山水図屏風(六曲一双)左隻』(米国・セントルイス美術館蔵)
   ・  〃  『  〃  (六曲一双)右隻』(      〃      )

 ●本文
  ・『<アヴィニヨンのピエタ>再考-制作者と寄進者をめぐって-』(西野嘉章)
  ・『テル・ブルッヘンとカラヴァジスム』(小林頼子)
  ・『「白描伊勢物語絵巻」とその系譜的位置』(池田忍)
  ・『山形宝積院十一面観音像をめぐって』(長岡龍作)
  ・『作品紹介:海北友松筆「山水図屏風」』(河合正朝)

第37巻1号(通巻123号) (1988)

 ●図版
   ・『木造大威徳明王像』(醍醐寺<五大堂>蔵)

 ●本文
  ・『御物海北友松筆網干図屏風-瀟湘八景からの独立とその時代性-』(久松由美子)
  ・『小袖の形態変化についての一考察』(丸山伸彦)
  ・『中世陶器における刻画文の系譜とその特質』(荒川正明)
  ・『北イタリア絵画における「死せるキリスト」図の展開-ドナテルロとスキアヴォーネ-』(塚本博)
  ・『D・G・ロセッティの<ベアタ・ベアトリクス>について』(谷田博幸)
  ・『作品紹介:醍醐寺 木造大威徳明王像』(副島弘道)

第39巻1号(通巻127号) (1990)

 ●図版
   ・詩画軸『山水図』(雪嶺永瑾等五僧題詩)(岡山県立美術館蔵)

 ●本文
  ・『ドナテッロの聖アントニオ聖堂主祭壇立像配置再考』(芳野明)
  ・『ルーカ・デラ・ロッピア作「カンロリーア」
   (フィレンツェ・ドゥオモ美術館蔵)意味解釈の試み』(遠山公一)
  ・『東大寺本善財童子絵巻の形成』(小林達朗)
  ・『二河白道図試論-その数理的背景と図様構成の問題-』(加須屋誠)
  ・『鈴木春信の図柄借用-見立の趣向としての再評価-』(田辺昌子)
  ・『作品紹介:詩画軸「山水画」(雪嶺永瑾等五僧題詩)(岡山県立美術館蔵)』(川延安直)

第41巻1号(通巻131号) (1992)

 ●図版
   ・高橋由一筆『甲冑図』(靖国神社蔵)
   ・『Vatican, Belvedere の石棺』(Vatican美術館蔵)

 ●本文
  ・『止利式仏像の服制についての一考察-結紐と裳懸座-』(村田靖子)
  ・『敦煌壁画における北周・隋代の山岳表現-説話表現との関連をめぐって-』(小島登茂子)
  ・『甲冑図考-高橋由一の新出作品をめぐって-』(木下直之)
  ・『藤島武二の風景画への展開-「装飾画」を軸にして-』(林洋子)
  ・『港湾風景を表したヴァ痴漢、Belvedere の石棺の図像解釈』(羽田康一)
  ・『時祷書における聖母子像の諸相-パリ国立図書館ラテン語1161番写本を中心に-』(駒田亜紀子)
  ・『荒野の隠修士図(テーベ)の考察-レッチェートのアウグスティヌス隠修士会修道院回廊壁画を中心に-』(正富りか)

第41巻2号(通巻132号) (1992)

 ●図版
   ・フランク・ステラ作『シャーズV (1983)』(株式会社福武書店蔵)
   ・『厳島図襖絵』(京都・光明寺蔵)
   ・『マナシヤ 取税人とパリサイ人』(1418/19)

 ●本文
  ・『ビザンティン末期のセルビア壁画におけるキリストの譬話の絵画化について』(鐸木道剛)
  ・『「シャルル五世のフランス大年代記」のカルトン-写本の制作過程との関連について-』(黒岩三恵)
  ・『フランク・ステラと近代主義的伝統-「シャーズV」をめぐって-』(尾崎信一郎)
  ・『醍醐寺如意輪観音像考』(津田徹英)
  ・『足利長尾氏と初期狩野派-狩野派の出自をめぐって-』(上野憲示)
  ・『延享二年のパースペクティヴ-奥村政信画「大浮絵」をめぐって-』(岸文和)
  ・『日本近代風景画-岡田三郎助の場合-』(松本誠一)
  ・『資料紹介:光明寺蔵 旧内裏障壁画』(田島達也)

第43巻2号(通巻136号) (1994)

 ●図版
   ・『富士山図』(静岡県立美術館蔵)

 ●本文
  ・『野水について』(緒方知美)
  ・『探幽筆富士山図における学習と工夫』(山下善也)
  ・『鈴木其一考-伝記及び造形上の諸問題-』(横山九実子)
  ・『ミケランジェロ作<最後の審判>の主題と地獄について』(中江彬)
  ・『シンポジウム:日本美術のジェンダー』(千野香織)
  ・『シンポジウム:「硬派」の画家の女性観-ジャック=ルイ・ダヴィッドと女性-』(鈴木杜幾何子)
  ・『シンポジウム:美術史学会例会 フェミニズム美術史(第二回)報告に代えて
  ・『資料紹介:ベルリンの「日本未来派」』(五十殿利治)
  ・『口絵解説:狩野探幽筆「富士山図」(静岡県立美術館)』(山下善也)

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