『歴史と社会』 リブロポート
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第2巻:日本思想の課題(1983) 500円
- (1)「中江兆民における伝統と近代 -その思想構築と儒学の役割-」(松本三之介)
- (2)「竹越與三郎の新日本史観 -国民史のふところにある"世界史"-」(武田清子)
- (3)「『新しい歴史学』への模索 -網野善彦氏の『無縁・公界・楽』をめぐって-」(石井進)
- (4)「不在の前現 -日本歴史とイデオロギーの問題-」(ハリー・ハルトニアン)
- (5)「近代中国像は歪んでいないか -洋務と民権および中体西用と儒教-」(溝口雄三)
- (6)「文化受容としてのヴェーバー受容」(内田芳明)
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- ・「座談会:フルトヴェングラーをめぐって -音楽・人間・精神の位相-」(丸山真男/芦津丈夫/脇圭平)
- ・「文化と経済、または文化の定義」(宮崎犀一)
- ・「現代日本における教科書と政治」(テツオ・ナジタ)
- ・「エチュード2」(吉田秀和)
- ・「迷いのドラマトゥルギー」(尾崎宏次)
- ・「ギリシアの民家2」(白濱謙一)
- ・「蓬莢」(吉岡実)
- ・「なぜシェイクスピアが訳せないか」(木下順二)
- ・「アジア的古代専制国家論への模索 -石母田正『日本の古代国家』をめぐって-」(吉村武彦)
- ・「Das Japantumについて -住谷一彦『日本の意識』を机上に-」(小林昇)
- ・「方法としての文学社会学 -イエスと原始キリスト教研究によせて-」(荒井献)
- ・「私にとって『環境史』とは何か」(柴谷篤弘)
- ・「もう一つのマックス・ウェーバー論 -内田芳明論文への反論-」(上山安敏)
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第3巻:1930年代の思想と社会(1983) 500円
- (1)「ファシズム -その過去形と現在形-」(久野収/河野健二)
- (2)「『第三帝国』におけるテクノクラートの役割 -シュペアーと戦争経済の再編成-」(大野英二)
- (3)「『ヒトラーの戦略』における『生存圏』思想と人種主義- 覚え書」(山口定)
- (4)「第二次世界大戦下におけるエーバーマンシュタット郡 -ナチス統治下における建前と現実-」(村瀬興雄)
- (5)「1934年2月6日」(村上光彦)
- (6)「ベンヤミンの『憂鬱』」(清水多吉)
- (7)「経済思想の相剋」(長幸男)
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- ・「『西洋の社会史』としてのウェーバーの社会学 -W・シュルフター『西洋的合理主義の展開』をめぐって-」(大林信治)
- ・「アカデミズム科学から体制化科学へ -バイエルヘン『ヒトラー政権と科学者たち』」(中山茂)
- ・「プロイセン史への問いかけ -プロイセン展覧会をめぐって-」(末川清)
- ・「批判と反批評 -学問と人間」(内田芳明)
- ・「名ノリという形式」(尾崎宏次)
- ・「ギリシアの民家3」(白濱謙一)
- ・「皿の世界」(飯島耕一)
- ・「ベケット空間の解体」(別役実)
- ・「東欧見聞記」(吉岡昭彦)
- ・「<知>の可能性とネガティビズム」(高木仁三郎)
- ・「ボヘミアン -その宗教的・芸術的なるもの-」(上山安敏)
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第5巻:文学・宗教・精神分析(1984) 500円
- (1)「対談:無意識の深み -ユングと文学・ユングと治療-」(遠藤周作/河合隼雄)
- (2)「メランコリーの系譜」(大橋博司)
- (3)「近代ヨーロッパの光と影 -深層心理学は歴史と社会をどのようにみるか-」(湯浅泰雄)
- (4)「解釈科学としての精神分析」(久米博)
- (5)「ウェーバーとニーチェ -『宗教社会学』分析序論-」(山之内靖)
- (6)「ウィーン・性・フロイト -変質論と精神分析-」(上山安敏)
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- ・「座談会:生命科学と現代文明-箱根会議をめぐって-」(桑原武夫/柴谷篤弘/米本昌平)
- ・「シルヴィアの背 -ヘルミーネ・牝獅子」(飯田善國)
- ・「川喜多長政と中華電影(下)」(佐藤忠男)
- ・「受動の力 -劇表現の可能性-」(太田省吾)
- ・「ブルーデンツの頃/フラウ・シャイッヒ」(高橋義治)
- ・「平重衡の戦争犯罪」(渡辺保)
- ・「伝統というもの」(近藤譲)
- ・「カンディンスキーとガブリエレ・ミュンターのこと -愛すればこそ飢えし-」(荒木忠男)
- ・「現象としての科学技術」(中山茂)
- ・「"生活者の科学"の可能性 -高木仁三郎論文への感想-」(吉岡斉)
- ・「猫無し町」(犬塚尭)
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第7巻:国家をめぐって(1986) 800円
- (1)「ヨーロッパの風土と文化2:トレドとヴェネツィア」(加藤周一/堀田善衛)
- (2)「ヘーゲル的近代国家と象徴天皇制 -国家の<終末>へ向けて」(粉川哲夫)
- (3)「フランス革命と帝国主義」(遠藤輝明)
- (4)「地理学考と風景の現象学 -志賀重昂『日本風景論』と内村鑑三『地人論』」(内田芳明)
- (5)「ナショナリズム -主題としての可能性-」(宮崎犀一)
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- ・「南西ドイツにおける『ユダヤ人問題』」(大野英二)
- ・「舞台の風景 -プロセニアムアーチの生成と消滅-」(立木定彦)
- ・「ローマ追想1,2:ヴィア・マルグッタ●サラたちの夜」(飯田善國)
- ・「二つのアメリカの顔」(上山安敏)
- ・「暦と中央集権」(中山茂)
- ・「柏崎殿の妻」(渡辺保)
- ・「音・音楽」(近藤譲)
- ・「星座の鳥」(大岡信)
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第8巻:伝統文化と技術(1988) 1000円
- (1)「『技術』的機構としての国家理解と民主主義 -マックス・ウェーバーに即して-」(今井弘道)
- (2)「合意形成としての社会的技術」(岩倉正博)
- (3)「エールリッヒと『タレントの譬』」(竹本健)
- (4)「法律学の科学化 -ヨーロッパ法史研究の最前線-」(ディーター・ジーモン)
- (5)「緒言のない本」(松浦好治)
- (6)「変貌する実践における労働・技術・職業」(アルノー・バルッチ)
- (7)「伝統文化とテクノロジー」(中岡哲郎)
- (8)「誓約の輪と結婚指輪」(伊東泰治)
- (9)「日本文化とテクノロジー」(常俊宗三郎)
- (10)「マインツ雑記」(山口知三)
- (11)「伝統文化とテクノロジー」(竹市明弘)
- (12)「自然支配と法技術 -目的的社会組織と法人-」(河上倫逸)
- (13)「歴史学とコンピューター」(原信芳)
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- ・「第一次世界大戦から現代にいたる社会国家の発展 -ドイツ・ヨーロッパ・アメリカの場合-」(ゲルハルト・A・リッター)
- ・「右に預言者、左に預言者 -18世紀ドイツ文化史のための素描-」(松村朋彦)
- ・「無文字社会の近代化 -開発とそのインパクト-」(畑中幸子)
- ・「インド政治と伝統化 -最近の動向をめぐって-」(木村雅昭)
- ・「文化的伝統と『ユダヤ人問題』」(大野英二)
- ・「現代の『集団部落』の中で」(杉原達)
- ・「権力と批判理論」(河上倫逸編)
- ・「ロールズとハーバーマス -二つの競合する倫理学に対する三つのテーゼ-」(アクセル・ホネット)
- ・「巌島炎上 -ある文化ショック的散策-」(清水多吉)
- ・「技術発展と『生命倫理』の在りか -精神と身体の間-」(吉川直人)
- ・「ローマ追想3,4:時の雫を舌にうけて-ふたりのお嬢さん」(飯田善國)
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第9巻:体制化科学の構造分析(1988) 1000円
- (1)「ラベッツ氏おおいに語る」(ジェローム・ラベッツ/柴谷篤弘/中山茂)
- (2)「体制化科学の構造分析のために」(中山茂)
- (3)「行政機構に保有される科学情報の公開をめぐって」(山根裕子)
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- ・「『物理学者の社会的責任』」(赤澤五郎)
- ・「行動の指針としての科学技術論をもとめて -ノーバード・ウイナー・フォーラムの試みから-」(秋葉忠利)
- ・「原爆被害初動調査における日本軍の役割」(笹本征男)
- ・「科学知識の社会学と自己言及問題」(横山輝雄)
- ・「産業化科学の歴史社会学的考察 -19世紀後半期科学・技術のレッセフェール型成立基盤-」(松本三和夫)
- ・「国営科学と研究投資 -現代科学の構造学へ向けて-」(吉岡斉)
- ・「文献解題・体制化科学の構造分析」(吉岡斉)
- ・「カール・シュミットとユルゲン・ハーバーマス-研究序説」(宮本盛太郎)