『社会政策』 ミネルヴァ書房
 通巻1号(創刊号):社会政策研究に求められるもの -公正な社会への政策- (2008) 1500円

   ・「社会政策」の刊行にあたって(阿部誠)
   ・巻頭言:新たな公共空間の創出に向けて(兵藤釧)
  ● 特集
   (1)『社会政策学会の再々出発』(武川正吾)
   (2)『社会政策研究としての貧困研究』(岩田正美)
   (3)『生活保障システムという射程の社会政策研究』(大沢真理)
   (4)『制度派労働研究の現代的価値 -社会政策との関連で-』(佐口和郎)
   (5)『社会政策における国際比較研究』(埋橋孝文)
   (6)『社会政策における公正 -福祉国家の規範理論再論-』(山森亮)

  ● 投稿論文
   (1)『タイにおける女性経営管理職者のキャリア形成 -その昇進と支援体制-』(ネーナパー・ワイラートサック/薮下)
   (2)『介護職における離転職意思形成の分析』(永井隆雄/小野宗利)
   (3)『ドメスティックバイオレンス(DV) 被害者の住宅確保の困難性』(葛西リサ)
   (4)『地域社会のなかの慈善組織協会 -20世紀初頭リヴァプールにおける家族給付をめぐる論議と活動-』(赤木誠)
   (5)『イギリス従業員代表機関の本格的な導入と労使関係の変化 -石炭産業の事例研究-』(木村牧郎)

 通巻2号(1-2):社会保障改革の政治経済学 -社会政策学会第115回大会共通論題- (2009) 1000円

   ・巻頭言:時代が求める包摂的な社会政策と包括的な社会政策研究(大沢真理)
  ● 特集
   (1)『社会保障改革の政治経済学』(玉井金五/西村万里子)
   (2)『小泉・安倍政権の医療改革 -新自由主義改革の登場と挫折-』(二木立)
   (3)『社会保障改革と高齢者・障害者の権利保障-改正介護保険法と障害者自立支援法の問題を中心に-』(伊藤周平)
   (4)『年金騒動の政治経済学 -政争の具としての年金論争トピックと真の改善を待つ年金問題との乖離-』(権丈善一)
   (5)『福祉レジーム分析の可能性 -戦後日本福祉国家を事例として-』(新川敏光)

  ● 投稿論文
   (1)『造船業における雇用構成の規定要因 -社外工比率上昇の要因について-』(藤井浩明)
   (2)『オーストラリアの介護手当制度 -介護保険における現金給付の役割-』(松本勝明)
   (3)『会社分割と賃金制度改定における労使交渉 -電機メーカーA社の事例-』(福本徹)
   (4)『「均衡を考慮した処遇制度」と働き方のジェンダー化-大手スーパー企業の新人事制度分析を中心に-』(金英)

  ● 研究ノート
   (1)『イギリスにおける地域再生政策の課題と可能性に関する一試論-代表制と「パートナーシップ」の緊張関係を中心に-』(八木橋慶一)

 通巻6号(2-2):最低賃金制度と生活保護制度 -仕事への報酬と生活保障の整合性- (2009) 1000円

   ・巻頭言:「新しい社会政策の構想」に期待する(田端光美)
  ● 特集
   (1)『最低賃金制度と生活保護制度』(岩田正美)
   (2)『最低賃金の目的における変化と現実の地域別最低賃金の妥当性』(吉村臨兵)
   (3)『保護基準とはいかなる意味をもつ基準か-生活扶助基準算定方式と標準世帯-』(岩永理恵)
   (4)『国際的パースペクティヴから観た最低賃金・社会扶助の目標性』(山田篤裕)

  ● 投稿論文
   (1)『日本における「社会政策」概念について -社会政策研究と社会福祉研究との対話の試み-』(金子良事)
   (2)『定着率を高める個人加盟ユニオンの戦略と構造-首都圏青年ユニオンの事例を中心に-』(橋口昌治)
   (3)『現代における労働者自主生産運動の特質 -自主生産ネットワークの事例から-』(杉村めぐる)
   (4)『ベーシックインカムとフェミニズム -ベーシンクインカムは「口止め料」か「解放料」か-』(堅田香緒里)

 通巻8号(3-1):現代日本の社会政策の評価と将来選択 -社会政策学会第121回大会共通論題- (2011) 1000円

   ・巻頭言:社会科学方法論の視角から戦後社会政策学会を回顧する(上井喜彦)
  ● 特集
   (1)『現代日本の社会政策の評価と将来選択』(禿あや美/埋橋孝文)
   (2)『社会保障制度体系再構築への視座 -普遍主義に基づく最低生活保障、および少子化対策の体系化-』(平岡公一)
   (3)『日本の社会政策の目的合理性と人間観 -政策思想史の視点から-』(小野塚知二)
   (4)『保健・医療・福祉・介護政策の「地域包括化』と社会イノベーション・パラドクス』(小笠原浩一)
   (5)『市場環境や労働市場の構造変化と労働政策の課題 -企業の人事管理の視点から-』(佐藤博樹)

  ● 書評特集
   (1)『二村一夫「労働は神聖なり、結合は精力なり:高野房太郎とその時代」を取り上げるに当たって』(小野塚知二)
   (2)『労働運動史研究の蘇生に向けて』(小松隆二)
   (3)『労働史研究への示唆に関する覚書』(榎一江)
   (4)『外国(ドイツ)史の視角から読む高野房太郎のいき方と日本における労働組合雲度の[はじまり]』(枡田大知彦)
   (5)『日本の同職組織と労働組合』(東條由紀彦)
   (6)『<著者リプライ>高野房太郎研究と社会政策学会』(二村一夫)

  ● 投稿論文
   (1)『英国における看護師の職務拡大 -看護師による医薬品の処方に関する検討 -』(白瀬由美香)
   (2)『家族福祉論の解体 -家族/個人の政策単位論争を越えて-』(久保田裕之)

 通巻9号(3-2):ヨーロッパにおけるフレクシキュリティ (2011) 1500円

   ・巻頭言:雇用の境界(森建資)
  ● 特集
   (1)『フレクシキュリティの揺らぎと可能性』(菅沼隆)
   (2)『デンマークの労使関係と労働市場 -フレクシキュリティ考察お前提-』(菅沼隆)
   (3)『デンマークの積極的雇用政策 -失業保険・再就職支援-』(嶋内健)
   (4)『オランダの労働市場と雇用政策』(廣瀬真理子)
   (5)『EUのフレクシキュリティ政策 -社会的コンセンサスを求めて-』(中野聡)

  ● 小特集:日本の<社会学>系社会政策論と福武直
   (1)『小特集に寄せて』(玉井金五)
   (2)『社会政策学者としての福武直』(武川正吾)
   (3)『福武社会政策論の世界』(玉井金五/杉田菜穂)

  ● 投稿論文
   (1)『労働者自主生産運動の内実 -ある自主生産企業実態に即して-』(杉村めぐる)
   (2)『大学院卒の処遇プレミアムとその変化 -人事管理の2時点間比較-』(平尾智隆/梅崎修/松繁寿和)
   (3)『社会政策における「東アジア的な道」 -日本・韓国・中国の国民皆保険体制の比較-』(李蓮花)

 通巻11号(4-1):オーラルヒストリーによる労働史の可能性
            /イギリスのミニマム・インカム・スタンダード(MIS法)を用いた日本の最低生活費研究 (2012)
 1500円

   ・巻頭言:就業を中心にした社会政策論からの転換(阿部誠)
  ● 特別寄稿
   (1)『特別寄稿によせて』(学会誌編集委員会)
   (2)『石川県能登半島地震における被災者生活問題の実態把握と生活保障への課題
         -金沢大学能登半島地震学術調査部会による被災者への継続的な聞き取り調査から-』(井口克郎)
   (3)『東日本大震災被災死亡者の群像 -年齢構成比による死亡要因の類推-』(山田健司)

  ● 小特殊:オーラルヒストリーによる労働史の可能性
   (1)『小特集1に寄せて』(市原博)
   (2)『オーラルヒストリーによって何を分析するのか -労働史における<オーラリテイー>の可能性-』(梅崎修)
   (3)『オーラルヒストリーによる労働研究への貢献-希望学釜石製鐵所調査を中心に-』(青木宏之)

  ● 小特集:イギリスのミニマム・インカム・スタンダード(MIS法)を用いた日本の最低生活費研究
   (1)『小特集2に寄せて』(岩永理恵/岩田正美)
   (2)『ミニマム・インカム・スタンダード(MIS法)を用いた日本の最低生活費試算
         -他の手法による試算および生活保護基準との比較-』(岩永理恵/岩田正美)
   (3)『日本におけるミニマム・インカム・スタンダード(MIS法)の適用とその結果』(重川純子/山田篤裕)
   (4)『ミニマム・インカム・スタンダードの日英比較-MIS法による最低生活費とその含意-』(卯月由佳)

  ● 投稿論文
   (1)『母子世帯の所得変動と職業移動』(湯澤直美/藤原千沙/石田浩)
   (2)『女性の就労に与える母親の近居・同居の影響』(福田順/久本憲夫)
   (3)『失業時所得保障制度の比較研究』(福田直人)
   (4)『近代大阪における警察社会事業と方面委員制度の総説』(飯田直樹)
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