『大宅壮一全集』 蒼洋社(80-82.月報函付)
 第04巻:宗教をののしる (1981) 売切れ

  ● 第一部
    ・「宗教インフレ時代」     ・「類似宗教と既成宗教」     ・「『生長の家』を解剖する」
    ・「新興宗教の自壊作用」    ・「『ひとのみち』と現代世相」  ・「『ひとのみち』とジャーナリズム」
    ・「宗教の台所調べ」      ・「出口王仁三郎訪問記」     ・「邪教と伏せ字」
    ・「教育界にのぞむ」      ・「学制改革と義務教育延長」   ・「大学の講義を笑う」
    ・「当世復興ばやり」      ・「スタンプ狂とサイン狂」    ・「現代スリル論」
    ・「現代農村悲喜劇集」     ・「美談インフレ時代」

  ● 第二部
 
    ・「大本教弾圧是非」      ・「類似宗教のナンセンス」    ・「『生長の家』とは?」
    ・「宗教企業のうらおもて」   ・「邪教は西から」        ・「新興神さま総まくり」
    ・「新興宗教『戦後版』」    ・「踊る新興宗教」        ・「うつり変わる宗教」
    ・「生き神さまの巻」      ・「霊の独断をつく」       ・「お光りさま昇天す」
    ・「長洲の神々」        ・「松沢部落の人々」       ・「"電圧"上がる創価学会」
    ・「創価学会」

  ○解説(山本七平)

 第05巻:蛙のこえ (1981) 1000円

  ● 蛙のこえ
    ・「雨蛙」     ・「蛙の学校」  ・「カツラ」  ・「文筆投手」  ・「一回勝負」
    ・「分業」     ・「劣等感」   ・「穴」    ・「A級とB級(1)」
    ・「A級とB級(2)」         ・「外語志願」 ・「歴史の幕間」 ・「日僑」
    ・「他国人製造」           ・「買物」   ・「独眼」    ・「玄人」
    ・「貯金」     ・「貴需に応ず」 ・「新興政治」 ・「貴族」    ・「斜陽婦人」
    ・「上りとくずれ」          ・「崖の上と下」       ・「わかれ話」
    ・「別居結婚」            ・「株主"徳球"」       ・「ライオンと象」
    ・「皇居」     ・「角力今昔」  ・「女野球と女角力」     ・「十二ひとえ」
    ・「パチンコと青春」         ・「年齢」   ・「土」   ・「成人」
    ・「子供の給料」           ・「命名」   ・「襲名」  ・「ノレン」
    ・「小説の計り売り」         ・「引用」   ・「改作」  ・「カメラと俳句」
    ・「豆雑誌」             ・「処女地」  ・「花押」  ・「アゲ底」
    ・「頭熱足寒」            ・「眼高手低」        ・「虚業化」
    ・「ナショナル・リーダー」      ・「三P」    ・「三ワ」  ・「チン・アップ」
    ・「スキャパニーズ」         ・「エスケービズム」     ・「セコハン民主主義」
    ・「人間馬 ・「人格学」       ・「ブレーン・スポーツ」   ・「抜け目」
    ・「白足袋全権(1)」        ・「白足袋全権(2)」    ・「血と迷信」
    ・「人気」     ・「浮名」    ・「一番のり」        ・「恐怖」
    ・「非政治家」   ・「マ元帥と爾光尊」   ・「舞台の将軍」  ・「運命」
    ・「献金」     ・「スシとハシ」     ・「漢文復活」   ・「老残」     ・「弔詞」 
    ・「丹羽文雄の"殺人"」        ・「神さま物語(1)」    ・「神さま物語(2)」
    ・「神さま物語(3)」        ・「神さま物語(4)」    ・「文学大将」   ・「勲章」
    ・「乱コース」   ・「皇太子」       ・「スピード」   ・「国と思想」    ・「楠公株」   
    ・「家庭教師」   ・「限定相続」      ・「番人」  ・「天皇制」    ・「姦」
    ・「恥多し」    ・「正月的人物」     ・「偶然」  ・「狼と羊」    ・「自然」
    ・「私塾」     ・「論理」        ・「喜劇」  ・「二者択一」   ・「非芸術院」
    ・「昔話」     ・「錯覚」        ・「実動」  ・「招待」     ・「空袋」
    ・「参内秘話」   ・「家の中の"38度線"」  ・「愚民政治」・「勉強」     ・「廃虚」
    ・「人身売買」   ・「肉眼犯罪」      ・「愛情」  ・「大河小説」   ・「鉄道」
    ・「窓口交換」   ・「陥穽」        ・「名案」  ・「ツマ」     ・「復古」
    ・「強妻」     ・「人権」        ・「道徳」  ・「改名」     ・「人生の味」
    ・「大勲位」    ・「採点」    ・「切花と文学」   ・「随筆」     ・「資格」
    ・「贈賄」     ・「大学教授」  ・「良貨」      ・「歩く」     ・「プロ」 
    ・「待合」     ・「驚異」    ・「混乱」      ・「証言」     ・「阿波日記(1)」
    ・「阿波日記(2)」・「阿波日記(3)」          ・「混血」     ・「夫婦喧嘩」
    ・「政治資金」   ・「推せん」   ・「エッセイ」    ・「尼」      ・「文化人」
    ・「徳孤ならず」  ・「婦人週間」  ・「冒険」      ・「空気銃」    ・「違法」
    ・「末路」     ・「原料」    ・「緑の旅(1)」  ・「緑の旅(2)」 ・「緑の旅(3)」
    ・「駆落者」    ・「出雲大社」  ・「意志表示」    ・「征服」     ・「充電」
    ・「失敗」     ・「濃霧」    ・「サクラ」     ・「罪滅ぼし」   ・「永久」
    ・「昇格」     ・「文化財(1)」・「文化財(2)」  ・「江口渙」    ・「道義」
    ・「訪ソ」     ・「責任」    ・「海軍」      ・「職業病」    ・「あとがき」

  ○解説(青木雨彦)

 第07巻:現代の盲点 -人生旅行- (1981) 800円

  ● 『現代の盲点』
    ・「天候観測民族」     ・「疑似共産党」        ・「犯罪用語と賭博用語」
    ・「バラと野茨」      ・「岸のアジア土産」      ・「アジアは一つ」
    ・「新しい世代論」     ・「社会党の粛党」       ・「夫の家出」
    ・「切り換え民族」     ・「政治とムダ」        ・「親近感」
    ・「出版界と雑穀」     ・「マス・コミの盲点」     ・「アイディア業」
    ・「郡部と政治」      ・「アメリカに『政治』あり」  ・「手口を教える」 
    ・「酔いどれ天国」     ・「儀式と帽子」        ・「解放された長崎」
    ・「バターつき共産主義」  ・「指導された民主主義」    ・「圧力団体」
    ・「明治への郷愁」     ・「知識の万引き」       ・「マス・コミのダイヤ捜し」
    ・「アメリカの指揮権発動」 ・「プロ過剰」         ・「マユとヒゲ」
    ・「血よりも強い」     ・「去年の太陽」        ・「ニセ札」
    ・「自治体勲章」      ・「愛の鐘」          ・「もう一つの敵」
    ・「橋本欣五郎の思い出」  ・「ヌード外交」        ・「神さま業」
    ・「セックシー文化」    ・「日韓交渉の行方」      ・「評論家の責任」
    ・「ソ連は脱皮するか」   ・「元中将の漁師」       ・「"人間科"をつくれ」
    ・「鳩山内閣の再製」    ・「招待名士」         ・「心中の道づれ」
    ・「もうかる犯罪」     ・「芸術院のヤミ取り引き」   ・「裁判官の文学評論」
    ・「自己演出」       ・「頭の変色」         ・「動けない社会党」
    ・「"ジャン殺"と"ジャー殺し」・「外国症」          ・「正しい誤解」
    ・「引退」         ・「弁護士」          ・「東京留学」
    ・「指紋」         ・「秘話」           ・「ブロック建築」
    ・「水害見舞い」      ・「襲名」           ・「これでも"民主的"」
    ・「不法常習」       ・「民権先生」         ・「東岸と西岸」
    ・「統制された民主主義」  ・「若い娘の特権」       ・「破産常習」
    ・「魔性の国」       ・「熱帯の呼び声」       ・「家元」
    ・「修身と暴力」      ・「沈黙の自由」        ・「創価学会と共産党」
    ・「割れる自由」      ・「あれから十二年」      ・「確実に狂う」
    ・「定年退職」       ・「妙な現象」         ・「現象と存在」
    ・「ネコの預金」      ・「持たざるもの」       ・「社会党の文教政策」
    ・「地方制度改革」     ・「サル芝居」         ・「生活の保障」
    ・「社史流行」       ・「兼業禁止」         ・「シロクロ談義」
    ・「大臣と宝塚スター」   ・「国際ペン大会」       ・「空とぶ人形」
    ・「貯金」         ・「親ごころ」         ・「招待旅行」
    ・「台風と先祖」      ・「ペンは一本、女は数人」   ・「あとがき」

  ● 人生旅行
    ・「遠心力と求心力」 ・「溺れた話」  ・「事故」    ・「国鳥」
    ・「変化」      ・「北陸」    ・「蒐集」    ・「労力」
    ・「神聖」      ・「夜つくられる」・「モデル・スクール」
    ・「隔日学校」    ・「国鉄」    ・「国辱」    ・「怪奇」
    ・「性別」      ・「精神計」   ・「遭難写真」  ・「非情」
    ・「売笑」      ・「興味」    ・「道場と修業」 ・「天然資源」
    ・「月賦政治」    ・「原色文化」  ・「大人のけんか」・「風土病」
    ・「乞食」      ・「主婦と母親」 ・「言論界」   ・「生活水準」
    ・「うちこむ」    ・「個人的取り引き」        ・「批評家失業」
    ・「遵法デー」    ・「自治体の準禁治産」       ・「宗教劇」
    ・「独裁者」     ・「政治と宗教」 ・「精神病院」  ・「女王」
    ・「独立国」     ・「サラリー馬」 ・「石と木」   ・「ニュー・ルック日本」
    ・「移民根性」    ・「肩書き」   ・「恋愛と売春」 ・「自然を欺く」
    ・「真杉静枝」    ・「オブジェ」  ・「新芸術」   ・「三"つ"芸術」
    ・「"つく"芸術」    ・「ノーベル賞候補」        ・「老衰」
    ・「人生雑感」    ・「糖衣」    ・「認識」    ・「循環」
    ・「旅の相棒物語」  ・「歴史の舞台裏」 ・「あとがき」

  ○解説:中野好夫

 第08巻:サンデー時評(1) (1980) 売切れ

  ● サンデー時評(1)
    ・「享楽カロリー」      ・「粉飾政治・粉飾裁判?」   ・「漁船の集団遭難」
    ・「人間の"集中豪雨"」    ・「新聞の魅力とは何か」    ・「政治家の"集団発狂"」
    ・「我々はもっと驚こう」   ・「"がめつさ"について」    ・「万国博はギャンブルだ」
    ・「国家予算の"ぶんどり戦争"」・「またも"転向"の季節を迎えた ・「社会党には荒療治が必要」
    ・「鷹司平通氏の事故死」   ・「私は危うく難をまぬがれた」 ・「"早大騒動"に思う」
    ・「売春制度復活論について」 ・「"教育不在"の日本の大学」  ・「空の事故の"集中豪雨"」
    ・「一億総憂うつ」      ・「売春防止法の強化」     ・「狂気でない異常の恐ろしさ」
    ・「郭沫若の自己批判」    ・「女子学生の入学制限」    ・「あるコマーシャル・ソング」
    ・「"自殺"と"自死"」     ・「安倍能成氏の死」      ・「都知事選と大政党の権威」
    ・「人生と"完全試合"した妖婦」・「電子計算機、視聴率、入学率」・「クイズ文化」
    ・「ライシャワー大使の辞任」 ・「赤いジュウタンのギャング」 ・「善意のワンマン」
    ・「サラリーマンの六三制」  ・「鈴木茂三郎氏の引退」    ・「壁新聞と怪文書」
    ・「ガンサーとサルトル」   ・「告訴ブームについて」    ・「荒木元大将の死」
    ・「亀井勝一郎の清純」    ・「政治家の秘書」       ・「名乗りをあげよ保守第二党」
    ・「選挙レースのフライング」 ・「私のマスコミ生活」     ・「戦後コースの明治的修正」
    ・「フシのある人間」     ・「"一匹オオカミ"の一匹性」  ・「三位決定戦への興味」
    ・「毛沢東とスカルノ」    ・「大学、大学生および大学教授」・「巌流島の東京都知事選」
    ・「文化大革命と四作家の声明」・「"第二夫人"論争」      ・「石垣綾子さんの再婚」
    ・「宝石という名の"麻薬"」  ・「企業化した政党・政治家」  ・「革新系都知事の誕生」
    ・「対話時代」        ・「レジャー時代」       ・「一生愚夫にまみえず」
    ・「『都民党』とはなにか」  ・「レモン爆弾の幻想」     ・「女性の政治的能力」
    ・「八ヶ月ぶりの香港」    ・「中東戦争をマニラで聞く」  ・「『青年の船』の発案者として」
    ・「スパイについて」     ・「"焼身他殺"事件に思う」   ・「中国通のメンタル・テスト」
    ・「新型の"中間層国家"日本」 ・「社会党解散論」       ・「"潜在離婚"の社会党」
    ・「福祉国家とはなにか」   ・「現代への抵抗」       ・「電気人間にねらわれる」
    ・「国慶節と前進座」     ・「教育・宗教・政党の企業化」 ・「吉田が死んで戦後は終った」
    ・「"国葬"に思う」      ・「ロシア革命五十周年」    ・「由比老人の死お純粋度」
    ・「日本国の"家庭教師"」   ・「いつまで続く昭和元禄時代」 ・「生命とは?人間とは?」
    ・「宇宙紀元元年」      ・「"明治"との対決の年」    ・「北村サヨと笠信太郎の死」
    ・「日本は国際的な"駆込み寺"」・「佐世保事件と社会を動かす"力"」・「"虚栄の市"万国博」
    ・「裏口入学と大学企業」   ・「"舌禍"と政治家の能力」   ・「大学企業化の勧め」
    ・「金嬉老のミニ・クーデター」・「"売卜産業"時代」

  ○解説(高原四郎)

 第09巻:サンデー時評(2) (1980) 売切れ

  ● サンデー時評(2)
    ・「神に対する人間の勝利」  ・「ベトナム戦争とミニ・クーデター」 ・「対決を迫られる米黒人問題」
    ・「経営者の道義と倫理」   ・「人類の"恥部"に取り組め」     ・「選挙シーズンの憂うつ」
    ・「"物価のみのべ"を忘れるな」・「ドゴールと吉田茂」        ・「出版倫理を確立せよ」
    ・「アングラは新しくない」  ・「学生運動とその限界」       ・「国会議員の企業化」
    ・「『大平洋大学』の旅」   ・「チェコの小国的英知」       ・「"神"に挑戦する心臓移植」
     ・「集中豪雨化したレジャー」 ・「自壊作用を起こす"大国"」      ・「スポンサーつき議員」
    ・「離婚夫婦の同居 -社会党」  ・「若者の精神構造」         ・「"議員公害"をくいとめよう」
    ・「アナキズムの復活」    ・「平和日本は亡命者天国になれ」   ・「ポスト・ベトナムの課題」
    ・「この道はいつかきた」   ・「三つの選挙の魔術性」       ・「"失神"とゲバルト」
    ・「求人難時代の学生運動」  ・「政治家のタイプ」         ・「二つの無罪の意味」
    ・「'68年を象徴する悲劇」   ・「サラリーマン党と減税運動」    ・「"土地"の魔性を考える」
    ・「『全学連』と『新人会』」 ・「ああ東大アカデミズム」      ・「革新系議員の"定年退職"」
    ・「わたしと新雑誌」     ・「学生運動の五十年」        ・「"天下り"と"天上り"」
    ・「"闘争"の変質」      ・「日本の外交官」          ・「海音寺潮五郎氏の引退」
    ・「"自民新党"のすすめ」   ・「元禄"オブラートの中の"戦国"」   ・「"大学立法案"を考える」
    ・「ベトナム戦の人類的意味」 ・「"寺子屋"のすすめ」        ・「大学教授の"社会復帰"」
    ・「七年ぶりのヨーロッパ旅行」・「午後五時のヨーロッパ」      ・「世界的な議会制度の老衰化」
    ・「近代社会の"性"とは?」  ・「私の"経営学"論」         ・「ポスト、ホー・チ・ミン」
    ・「"生きる"とは働くこと」  ・「革命的スポーツの論理」      ・「オーストラリアあれこれ」
    ・「三人の友を失う」     ・「アポロ飛行士"授章"に反対する」  ・「革命のための条件」
    ・「"対談"というゲーム」   ・「現代のシャーマニズム」      ・「"人間"の賞品化とマスコミ」
    ・「マスコミのDPE」      ・「国家権力というもの」       ・「西サモア大酋長就任記」
    ・「日本文化の特異体質-家元」 ・「社会党に"踏み絵"をすすめる」   ・「政党と二つのタブー」
    ・「肉食獣型と草食獣型人間」 ・「性の解放と独占欲」        ・「ブラジルの"亀裂"」
    ・「人間をとる漁師」     ・「中立主義のむずかしさ」      ・「不感症化した"生命の危険"」
    ・「極限状況下の人間」    ・「ポリティカル・アニマル」     ・「"良心"によって行う『悪』」
    ・「日本の社会主義者」    ・「アメリカ型ゲームの代償」     ・「ギャンブル」
    ・「大学と教育の自由化」   ・「多極化と分化作用」        ・「マイホーム英国論」
    ・「男性文化の復活」     ・「自律神経障害のニッポン」     ・「公害元年」
    ・「現代人の心理的ヘドロ」  ・「女性解放運動に見るアメリカの後進性」・「新しい"死に方"」
    ・「テレビ・ブームの限界点」 ・「現代の下士官型人間」       ・「残酷な"血のつながり"」
    ・「三十四年ぶりのサイパンとグアム」   ・「どれが本当の若者なのか」

  ○解説(松岡英夫)

 第17巻:外地の誘惑 -西サモア"大酋長"就任の記ほか (1982) 1500円

  ● 第一部:外地の魅惑
    ・「内蒙古横断記」   ・「戦雲下の蒙古草原」      ・「南十字星は招く」
    ・「香港の敵性を暴く」 ・「難支のスパイ合戦」      ・「苦力と共にフランス船へ」
    ・「大陸を股にかけて」 ・「共産匪地帯の最前線を行く」 ・「大陸に進出する女」
    ・「満支要人の印象」  ・「陣中に橋本欣五郎と語る」  ・「香港で」
    ・「広東の火野葦平」  ・「満州の盛り場」       ・「海賊と火事」
    ・「阿片と賭博」    ・「大陸旅行経済学」      ・「大陸カメラ案内」

  ● 第二部
    ・「満鮮スリル行」   ・「泥棒市場をめぐる感想」   ・「返還直後の奄美大島を行く」
    ・「紅衛兵嵐の表と裏を抉る」     ・「西サモア"大酋長"就任の記」

  ○解説(尾崎秀樹)

 第26巻:炎は流れる(3) -明治と昭和の谷間<外から見た維新前夜>- (1981) 2200円

  ● 炎は流れる(3)
    ・「使節の見た海外事情」
       -大西洋・ジャワ・香港を目のあたりに見た日本人の実感-
    ・「琉球出身者の忠誠心」
       -戦後発生した"勝ち組"の多くは琉球出身者だった理由-
    ・「両属性と琉球の非運」
       -二つの強国のあいだにあって振り子のように動く地理的条件-
    ・「近代日本の百年戦争」
       -開戦と終結のうけとり方でちがう百年戦争の歴史的意義-
    ・「特異な産物・騎兵隊」
       -実力本位に徹して戦争をスポーツ化した高杉晋作の奇略-
    ・「日・韓併合の舞台裏」
       -憎み合ってもわかれることのできない運命共同体の関係-
    ・「朝鮮統治二つの世論」
       -二つの世論にあらわれている日本の対韓政策失敗の原因-
    ・「根強く残る対日敵意」
       -伊藤博文の暗殺者がたちまち全朝鮮の偶像となった背景-
    ・「間島ソビエト探訪記」
       -朝鮮の北部にできた知られざる"ソビエト地区"の実体-
    ・「二つの朝鮮の宿命」
       -四十年も前からくすぶっていた朝鮮二分の悲しい必然性-
    ・「民族意識のめばえ」
       -イギリス留学で飛躍的な成長を見せた伊藤博文・井上馨-
    ・「馬関戦争と高杉晋作」
       -講話談判に奇才ぶりを発揮した晋作の背景にあったもの-

 第27巻:炎は流れる(4) -明治と昭和の谷間<幕末の人間像>- (1981) 1800円

  ● 炎は流れる(4)
    ・「謝罪恭順から革命へ」
       -長州藩で回天の大バクチに成功した晋作の独創性と勇気-
    ・「志士のパトロンたち」
       -強引だった"憂国の志士"たちの旅費・機密費等の調達-
    ・「勤皇博徒・日柳燕石」
       -勤皇・詩人・博徒という三つの要素が化合した稀有の例-
    ・「攘夷派の心理的条件」
       -単純な攘夷から積極的国防思想にいたるまでの一つの公式-
    ・「幕末の異端児・忠光」
       -歴史の転換期に人間形成がなされた貴族の悲劇的な宿命-
    ・「百年前の逆帝国主義」
       -"大東亜共栄圏"の構想がうかがわれる真木和泉の考え方-
    ・「薩・長連合の立役者」
       -維新回天の大事業をまとめあげた坂本龍馬の奇略と功績-
    ・「典型的日本人のさいご」
       -東洋的な虚無思想につらぬかれた高杉晋作独特の死生観-
    ・「文久二年の遣欧使節団」
      -"鎖国"かついで旅に出る-

  ○解説(猪木正道)

 第29巻:中学生日記(1) (1982) 1000円

  ● 中学生日記(1)
    ・「大正四年 七月二十七日 - 十二月三十一日」
    ・「大正五年 一月一日 - 九月三十日」

 第30巻:中学生日記(2) (1982) 1000円

  ● 中学生日記(2)
    ・「大正五年 十月一日 - 十二月三十一日」
    ・「大正六年 一月一日 - 十二月三十日」
    ・「大正六年 一月一日 - 十一月十三日」
    ・「作文」
    ・「投稿より」

  ○解説(青地晨)

 別巻:大宅壮一読本 (1982)初函月報)/小口少ヤケ有 1000円
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