『ベルグソン全集 全9巻』白水社(65-88)/小口少ヤケ、函ヤケ有 8000円
 第1巻:時間と自由/アリストテレスの場所論

    ●時間と自由−意識に直接与えられるものについての試論−
       はじめに
       1)心理的諸状態の強さについて
       2)意識の諸状態の多様性について−持続の観念−
       3)意識の諸状態の有機化について−自由−
       4)結論
    ●アリストテレスの場所論

 第2巻:物質と記憶

     1)表象作用のためのイマージュの選択について−身体の役割
     2)イマージュの再認について−記憶力と脳−
     3)イマージュの残存について−記憶力と精神−
     4)イマージュの限定と固定について−知覚と物質、心と身体−
     5)概要と結論

 第3巻:笑い/持続と同時性

    ●笑い−おかしさの意味についての試論−
      序言
      1)おかしさ一般について
        形のおかしさと運動のおかしさ。おかしさの伝播力
      2)状況のおかしさと、ことばのおかしさ
      3)性格のおかしさ
      4)第32版の付記
        おかしさの諸定義とこの書で用いられている方法について
    ●持続と同時性−アインシュタインの理論について−
      序文
      1)半=相対性
      2)完全相対性
      3)時間の本性について
      4)時間の多様性について
      5)光の図形
      6)四次元の時間=空間
      7)末記−特殊相対性の時間と一般相対性の空間
      8)第二版の補遺
        弾丸のなかの旅行者/加速度の相互性/「固有時」と「世界線」

 第4巻:創造的進化

      序論
      1)生命の進化について−機械論と目的性−
      2)生命進化の分岐した諸方向−麻痺状態、知性、本能−
      3)生命の意義について−自然秩序と知性の形成−
      4)思考の映画的メカニズムと機械論的錯覚

 第5巻:精神のエネルギー

      まえがき
      1)意識と生命
      2)心と体
      3)「生きている人のまぼろし」と「心霊研究」
      4)夢
      5)現在の回想と誤った認知
      6)知的な努力
      7)脳と思考、哲学的な錯覚

 第6巻:道徳と宗教の二源泉

      1)道徳的責務
      2)静的宗教
      3)動的宗教
      4)結論−機械論と神秘説−

 第7巻:思想と動くもの

      序
      1)緒論(第一部)真理の成長、真なるものの遡行的運動
      2)緒論(第二部)諸問題の位置について
      3)可能と現実
      4)哲学的直観
      5)変化の知覚
      6)形而上学入門
      7)クロード・ベルナールの哲学
      8)ウィリム・ジェイムズのプラグマティズムについて−真理と現実−
      9)ラヴェッソンの生涯と業績

 第8巻:小論集1

      エドゥアルド・ル=ロワの手紙(1953)
      序言(アンリ・グイエ)
      1)専門(1882)
      2)ルクレーティウスの抜萃(1883)
      3)礼儀正しさ(1885)
      4)催眠状態における無意識の擬態について(1886)
      5)オクターヴ・グレアール大学区長への手紙(1895)
      6)良識と古典学習(1895)
      7)ポール・ジャネの『形而上学ならびに心理学諸原理』の分析
      8)因果性へのわれわれの確信の心理学的起源についてのノート(1900)
      9)講義要約
        「アフロディシアスのアレクサンドロス『運命論』について」および
        「原因の観念について」(1900)
      10)心身平行論と実証的形而上学(1901)
      11)『哲学語彙』についての討論、いくつかの哲学用語の使用に関する提案(1901)
      12)講義要約
        「プロティノス『エネアデス』第六巻第九編について」および
        「時間観念の歴史について」(1901)
      13)『哲学語彙』についての討論(1902)
      14)ヴォルテール高等中学校の授賞式での講演(1902)
      15)中等教育における哲学の位置と性格についての覚え書(1902)
      16)講義要約
        「アリストテレス『自然学』第二巻について」および
        「諸体系との関係における時間観念の略史について」(1902)
      17)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1903)
      18)精神的自由の概念に関する備考、ブランシュヴィックへの手紙(1903)
      19)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1903)
      20)クルノ社会哲学についての備考(1903)
      21)ジョヴァンニ・パピーニへの手紙(1903)
      22)講義要約
        「アリストテレス『形而上学』第十二巻について」および
        「記憶理論の発達について」(1903)
      23)ラスキンの作品『アミアンの聖堂』マルセル・プルーストの翻訳と
        序文についての報告(1904)
      24)精神と物質というテーマについてビネーとの討論(1904)
      25)講義要約
        「自由問題の発達について」および
        「ハーバート・スペンサー『第一原理』について」(1904)
      26)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1905)
      27)ベルクソンとジェイムズ・ウォードおよびウィリアム・ジェイムズとの
        関係に関して『哲学評論』の編集長にあてた手紙(1905)
      28)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1905)
      29)講義要録
        「意志の諸理論について」および
        「ハーバート・スペンサー『心理学原理』のいくつかの章について」(1906)
      30)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1907)
      31)『ルヴェ・デュ・モワ』の編集長あての手紙
         『創造的進化』についてのル=ダンデク論文ののちに(1907)
      32)哲学の教育についてのアンケート
         高等中学校の生徒へのベルクソン哲学の影響についてビネーとの討論(1907)
      33)講義要約
        「普遍的観念の形成と価値について」および
        「バークリー『知識原理』について」(1907)
      34)「幾何学的知性の発達」について、E・ボレルの論文に対する反駁(1908)
      35)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1908)
      36)P・ジョゼフ・ド=トンケデクあての手紙(1908)
      37)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1908)
      38)フレデリック・シャルパンへの回答(1908)
      39)講義要約
        「精神の本性と脳の活動に対する精神の関係について」および
        「バークリー『シリス』について」(1908)
      40)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1909)
      41)ウィリアム・ジェイムズへの二通の手紙(1909)
      42)ウィリアム・ジェイムズへの手紙1909)
      43) タルドの抜萃集(息子たちによってなされた)への序文(1909)
      44)ウィリアム・ジェイムズへの手紙(1910)
      45)「ジェイムズとベルクソン」と題されたW・B・ピトキンの論文について(1910)
      46)スピノザについての講義開始にあたってG・エメルのベルクソンインタビュー(1910)
      47)講義要約
        「人格について」および「スピノザ『知性改善論』について」(1910)

 第9巻:小論集2

      1)オラール牧師の講演「科学の到達しえない実在」にさきだって(1911)
      2)ルドルフ・オイケン著『人生の意味と価値』への序文(1912)
      3)コロンビア大学における講義「認識論粗描」および
         「精神性と自由」のベルクソン自身によろ要約(1912)
      4)J・M・ボールドウィン著『道徳科学におけるダーウィン主義』に関する論評(1913)
      5)フランス・アメリカ協会におけるベルクソンの講演(1913)
      6)刑事陪審制についての手紙(1913)
      7)道徳・政治科学アカデミー議長就任講演(1914)
      8)ジャン・フィノ著『進歩と幸福』に関する論評(1914)
      9)フランス哲学概観(1915)
      10)ジャック・シュヴァリエ著『アリストテレス
          およびその先行者たちにおける必然の観念』に関する論評(1916)
      11)ハラルド・ヘフディングへの手紙(1916)
      12)アカデミー・フランセーズ会員就任講演(1918)
      13)相対性原理に関する覚書(1922)
      14)国際知的協力委員会の第一回会議の報告(1922)
      15)同議長の閉会の辞(1922)
      16)古典教育と教育改革(1922)
      17)フローリス・ドラットルへの手紙(1922)
      18)グザニエ・レオンのための晩餐会における講演(1923)
      19)『ウィリアム・ジェイムズ書簡抄』への序文(1924)
      20)レオン・ブランシュヴィック宛のスピノザに関する手紙(1927)
      21)メーヌ・ド・ビラン友の会事務総長への手紙(1927)
      22)ノーベル賞への謝辞(1928)
      23)V・ジャンケレヴィッチへの手紙(1930)
      24)R・ムルグ著『幻覚の神経生理学』への序文(1932)
      25)一会員がニューヨークから見たアカデミー・フランセーズ(1935)
      26)ジャック・シュヴァリエへの手紙(1936)
      27)批評家ならびに哲学者としてのティボーデについて(1936)
      28)私の使節行(1936)
      29)A・D・セルティヤンジュ神父への手紙(1937)
      30)デカルト記念会議へのメッセージ(1937)
      31)イギリスに関するベルクソンの証言(1938)
      32)D・アレヴィーへの手紙−ペギーを回想して−(1939)
全集端本へ
書籍目録へ
トップ頁へ