『鶴見俊輔集(不揃い/分売)』筑摩書房(1991-92)
 第1巻:アメリカ哲学 (1991)/小口少ヤケ有 カバ付 月報欠 2000円

    ・ アメリカ哲学
      第1篇:プラグマティズム各論
      第2篇:プラグマティズム総論
      第3篇:プラグマティズムの周辺
      追 補:プラグマティズムとの出会い
    ・ フランクリンの人と思想
    ・ プラグマティズムの発達概説
    ・ 折衷主義の哲学としてのプラグマティズムの方法
    ・ 北米体験再考
    ・ 革命について

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第2巻:先行者たち (1991)/小口少ヤケ有 カバ月報付 売切れ

    ・ デューイ
      1) デューイの思想
      2) デューイの生涯
      3) デューイの著作
      4) デューイ以後
      5) 資料
    ・ 二人の哲学者 -デューイの場合と菅季治の場合-
    ・ ハヴェロック・エリス -生の舞踏-
    ・ ハクスリー -ハクスリーの日本文化-
    ・ オルテガ -西欧近代 そののこした遺産-
    ・ イシャウッド -小さな政治に光をあてたひと-
    ・ バーリン -バーリンとヒゲ-
    ・ 柳田国男 -母の糸車-
    ・ 柳宗悦 -高度成長期への一つのヒント-
    ・ 中野重治 -自分の中の古い自分-
    ・ 花田清輝 -自分の腕の動きにむけるまなざし-
    ・ 竹内好 -うたがいをうたがう-

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第3巻:記号論集 (1992)/小口少ヤケ有 カバ付 月報欠 売切れ

    ・ 字引について
    ・ 日本の思想用語
    ・ 哲学の言語
    ・ 日本語と国際語
    ・ マルクス主義のコミュニケーション論
    ・ コミュニケーション史上のアメリカ
    ・ コミュニケーション史へのおぼえがき
    ・ 第七の宗教 -モリス『人生の道』について-
    ・ コミュニケーションの理想型としての宗教
    ・ 日本語と日本文化
    ・ 日常の論理
    ・ 日本思想の特色と天皇制
    ・ M・コンフォース『哲学の擁護』について
    ・ モリスの記号論体系
    ・ 言語の本質
    ・ 記号の会について
    ・ 言葉のお守り的使用法について
    ・ 戦後小説の形
    ・ ベイシック英語の背景
    ・ 哲学の反省

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第4巻:転向研究 (1991)/小口シミ有 カバ付 月報欠 3000円

    ・ 転向研究
      1) 転向の共同研究について
      2) 後期新人会員 -林房雄・大宅壮一-
      3) 虚無主義の形成 -埴谷雄高-
      4) 翼賛運動の設計者 -近衛文麿-
      5) 翼賛運動の学問論 -杉靖三郎・清水幾太郎・大熊信行-
      6) 軍人の転向 -今村均・吉田満-
      7) 転向論の展望 -吉本隆明・花田清輝-
    ・ 太宰治とその時代
    ・ 坂口安吾・清水幾太郎・伊藤整-
    ・ 共同研究の方法
    ・ 転向研究の方法
    ・ すれちがい -哲学入門以前-
    ・ 死んだ象徴
    ・ 素材と方法 -『思想の科学』の歴史の一断面

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第5巻:現代日本思想史 (1991)/小口少ヤケ有 カバ月報付 売切れ

    ・ 戰時期日本の精神史 1931-1945年
    ・ 戦後日本の大衆文化論 1945-1980年
    ・ 身上相談
    ・ 大正期の文化
    ・ 『中央公論』の歴史
    ・ 占領者のわくぐみと被占領者のわくぐみ
    ・ 日本映画に出てくる外人

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第6巻:限界芸術論 (1991)/小口少ヤケ有 カバ帯月報付 1200円

    ・ 芸術の発展
    ・ 大衆芸術論
    ・ 黒岩涙香
    ・ 新聞小説論
    ・ 円朝における身ぶりと象徴
    ・ 『鞍馬天狗』の進化
    ・ まげもの のぞき眼鏡
    ・ 冗談音楽の流れ
    ・ 一つの日本映画論 -「振袖狂女」について-
    ・ 現代の歌い手
    ・ 太夫才蔵伝

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第7巻:漫画の読者として (1991)/小口少ヤケ有 カバ帯月報付 3000円

    ・ 漫画の読者として
    ・ 物語漫画の歴史
    ・ アメリカの漫画と生活
    ・ 鳥羽僧正と『鳥獣戯画』
    ・ 漫画的精神について
    ・ 忍者漫画論
    ・『ガロ』の世界
    ・ マンガはハングリー・アートか
    ・ マンガは面白い社会
    ・ 魂の躍動を探す楽しみ
    ・ 漫画という言語
    ・ 風刺はひかれものの小唄か
    ・ 漫画の戦後思想
    ・ 無意味にめざめよ -加藤芳郎-
    ・ バーレクスについて -富永一朗-
    ・ エゴイズムによる連帯 -滝田ゆう-
    ・ 体験と非体験を越えて -戦争漫画-
    ・ 昭和マンガのヒーローたち
    ・ 長新太の作品 (対談・河合隼雄)

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第8巻:私の地平線の上に (1991)/小口少ヤケ有 カバ付 月報欠 1500円

    ・ 私の地平線の上に
    ・ 講演 戰時から考える (聞き手・松本健一)
    ・ ひとが生まれる -五人の日本人の肖像-
    ・ ラナルドの漂流
    ・ 心の山河
    ・ かるた
    ・ 苔のある日記
    ・ 戦争のくれた字引き
    ・ 退行計画
    ・ 詩・訳詞

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第9巻:方法としてのアナキズム (1991)/小口少ヤケ有 カバ月報付 売切れ

    ・ 方法としてのアナキズム
    ・ 石川三四郎
    ・ オーウェルの政治思想
    ・ 動揺するガンジー -エリック・H・エリクソン『ガンジーの真理』-
    ・ サークルと学問
    ・ なぜサークルを研究するか
    ● 時論 1:敗戦から六〇年安保まで
      1) 見事な占領の終りに
      2) 知識人の戦争責任
      3) 戦争責任の問題
    ● 時論 2:六〇年安保から七〇年安保まで
      1) 根もとからの民主主義
      2) いくつもの太鼓のあいだにもっと見事な調和を
      3) さまざまの無関心
      4) 金東希にとって日本とはどういう国か
      5) 二十四年目の「八月十五日」
      6) 脱走兵の肖像
      7) 特別弁護
    ● 時論 3:七〇年安保から一九八〇まで
      1) ポールののこしたもの
      2) リンチの思想
      3) 機動隊導入
      4) 忘れ去られた他民族
      5) この事実の重さ
      6) 国家と私
      7) 開高健の政治意識
      8) 戦後の次の時代が見失ったもの -粕谷一希に答える-
    ● 時論 4:一九八〇年から昭和の終りまで
      1) ダルマに眼は入るか
      2) はっきりしたのはいいことだ
      3) 遠い記憶としてではなく
      4) ヌーサ・ヘッズ会議の提起したもの
      5) 長大な視野を持つ -『市民の目 まちの声』五十人の投書を読んで-
      6) 昭和の終りに
      7) 政策と敬意と
    ● 残された問題
      1) 明治天皇伝説
      2) ファンシップについて
      3) 今日にひきつがれている大逆事件
      4) 天皇への熱愛と憎悪の書
      5) 戦争裁判に批判をくわえるいとぐち
      6) 明石順三と灯台社
      7) 生活実感から社会をみる
      8) うえ死のこだま
      9) 小野二郎『紅茶を受皿で』を読む
      10) 戦後民主主義が消えたあとに -『わが生活 わが思想』を読んで-
     11) 禿山に思う
      12) 人間と国
      13) 深層の政治 -それととりくむことをさけることはできない-
      14) 寒中死刑大会
    ● 講演 マンガの歴史から (聞き手・加藤典洋)
    ● 講演 日本のマンガの指さすもの (聞き手・中沢新一/終講のことば・桑原武夫)

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第10巻:日常生活の思想 (1992)/小口少ヤケ有 カバ月報付 5000円

    ・ わたしの子どもだったころ    ・ 日本思想の可能性     ・ 世代から世代へ
    ・ 人間と家族           ・ 二人の主婦の詩の中か   ・ 具体的な説得力を 女性の思想について-
    ・ 好みの問題           ・ 子どもの眼        ・ センスとナンセンス
    ・ 老いへの視野          ・ 老いの先輩        ・ 家の神
    ・ 家の会と二十五年        ・ 恩人           ・ 独行の人 坂西志保さんのこと-
    ・ 戰時からの叫び声        ・ コーヒー店から三五年   ・ ある同時代人の肖像
    ・ 戰時の投書から -小沢信男論-  ・ 忘れることの中にそれがある・ そのカトリック精神
    ・ 加藤周一の流儀         ・ 梅棹忠夫頌        ・ わたしのアンソロジー
    ・ さまざまな対 -例解結婚学入門- ・ 白樺から遠く       ・ スタイルの思想
    ・ 未来とのつきあいの作法     ・ 「怪奇小説」と三代の意図 ・ 下宿の小母さん
    ・ 秘密結社の思い出        ・ ジンジャーブレッド・マンの話
    ・ ことばを求めて         ・ 「本の虫」の感想
    ・ 難民を撮り続けたもう一人の難民 -キャパの写真を見て-     ・ ある戦後
    ・ 蝋燭は静に燃え         ・ 書誌学者についての書誌学  ・ 町の会話
    ・ 礼法の先生           ・ 年のはじめ -一九五二年一月一日-
    ・ 今すぐの最大の効果       ・ 読者として -「新聞週間」に寄せて
    ・ 楽園追放異説          ・ グルメのさまざま     ・ 早く早くをはぐらかす工夫
    ・ ふところの深い日本語へ     ・ 夏をむかえて       ・ 自分をしめだして
    ・ 異文化に学ぶ          ・ もうひとつの東京     ・ 普通のくらし
    ・ 私のウグイス          ・ 究極の同窓会       ・ 親子相撲
    ・ どこで人を見るか        ・ メキシコの同時通訳    ・ サーカスの思い出
    ・ 彼の挫折が未来をてらす     ・ 風呂に入っている日本文学 ・ 安部譲二の「人生問答」
    ・ 中華料理の話          ・ 主に読者として      ・ 生方敏郎と雑誌「古人今人」
    ・ 片言隻語            ・ 自分用の本        ・ 「ちちははの記」
    ・ 講演 図書館と私 -反対図書館のイメージ
    ・ 日本の古典           ・ アメリカ人の句会     ・ 生きている歴史
    ・ 風呂は娯楽の王         ・ 今日の思想
    ・ 私の母             ・ 晩年の父         ・ こどもについて
    ・ 自殺について -布施豊正「死の横顔」
    ・ かたみについて

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題

 第11巻:外からのまなざし (1991)/小口少ヤケ有 カバ月報付 3000円

    ・ グアダルーペの聖母 -メキシコ・ノート
    ・ エル・コレヒオでの一年を終えて
    ・ 朝鮮人の登場する小説
    ・ 暗黙の前提一束
    ・ 民際性をあたえる日本語文学
    ・ 日本人の世界を見方をかえるいとぐち
    ・ 日本にめざめる一つの機会
    ・ 韓国から日本へ
    ・ 分断
    ・ 著述のもとのかたち -金芝河のたたかい-
    ・ モラエス
    ・ 日本思想の言語 -小泉八雲論-
    ・ 絵葉書の余白に -文化のすきまを旅する

    ○ 著者自身による解説
    ○ 解題
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