『ジンメル著作集<新装復刊> 全12巻』白水社(1994)/天少シミ有 カバ付
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第01巻:歴史哲学の諸問題 生松敬三、亀尾利夫訳 売切れ
- 第三版の序文
- 第1章:歴史研究の内的諸条件
- ・歴史の心的性格
- ・法則性と個体性
- ・心理学的アプリオリとその対立性
- ・意識的および無意識的動機づけ
- ・人格の統一性と集団の統一性
- ・歴史的理解の概念・内的模倣
- ・個人的・心的過程の客観性
- ・歴史研究上のリアリズム
- ・歴史的カテゴリーによる現実の変形
- ・心理的要素と歴史研究のアプリオリとの結びつき
- ・体験されなかったことの模写
- ・人格的なものと普遍的なものとの理解
- 第2章:歴史法則について
- ・法則の概念
- ・複雑な現象と単純な現象への適用
- ・全体的状態の因果性
- ・単純な要素の問題性
- ・個人の統一性
- ・先取・予科としての歴史法則
- ・世界の出来事の一断片としての歴史と歴史概念の解消
- ・現実科学としての歴史独自の意味
- ・歴史的=方法的な単位的統一としての事実の多様性
- ・歴史の真理概念
- ・歴史法則と哲学
- 第3章:歴史の意味
- ・哲学の対象としての歴史
- ・形而上学的な意味付与
- ・非理論的な関心による形成作用
- ・価値概念の補足
- ・歴史的現実の内容への関心
- ・重要性という概念
- ・歴史意識の閾
- ・歴史的内容の現実性への関心
- ・自然=認識における関心
- ・歴史学の形而上学と経験
- ・普遍史的問題の構造についての諸例 - 歴史における進歩
- ・史的唯物論
- ・歴史的懐疑論と観念論
- ○ 訳者あとがき
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第02巻:貨幣の哲学(上)-分析篇- 元浜清海、居安正、向井守訳 売切れ
- 序言
- =分析篇=
- 第1章:価値と貨幣
- 第2章:貨幣の実体価値
- 第3章:目的系列における貨幣
- ○ 訳者あとがき
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第03巻:貨幣の哲学(下)-綜合篇- 居安正訳 売切れ
- =綜合篇=
- 第4章:個人的自由
- 第5章:人格的価値の貨幣等価物
- 第6章:生活の様式
- ○ 訳者あとがき
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第04巻:カント/カントの物理的単子論 木田元訳 売切れ
- (1)『カント』
- (2)『カントの物理的単子論』
- ○ 訳者あとがき
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第05巻:ショーペンハウアーとニーチェ 吉村博次訳 3800円
- 序言
- 第1講:ショーペンハウアーとニーチェの精神史的地位
- 第2講:ショーペンハウアー。人間とその意志
- 第3講:ショーペンハウアー。意志の形而上学
- 第4講:ショーペンハウアー。厭世観
- 第5講:ショーペンハウアー。芸術の形而上学
- 第6講:ショーペンハウアー。道徳と意志の自己救済
- 第7講:ニーチェ。人類の諸価値と頽廃
- 第8講:ニーチェ。高貴性の道徳
- ○ 訳者あとがき
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第06巻:哲学の根本問題/現代文化の葛藤 生松敬三訳 売切れ
- (1)『哲学の根本問題』
- ・序
- ・第1章:哲学の本質
- ・第2章:存在と生成
- ・第3章:主観と客観
- ・第4章:理想的諸要求
- (2)『現代文化の葛藤』
- ○ 訳者あとがき
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第07巻:文化の哲学 円子修平、大久保健治訳 売切れ
- ・序
- (1)『哲学的心理学に寄せて』
- ・冒険 ・流行
- (2)『男女両性の哲学に寄せて』
- ・男女両性の問題における相対的なものと絶対的なもの ・コケットリー
- (3)『美学に寄せて』
- ・把手 ・廃墟 ・アルプス
- (4)『芸術的個性について』
- ・ミケランジェロ ・ロダン
- (5)『宗教哲学に寄せて』
- ・神の人格 ・宗教的状況の問題
- (6)『文化の哲学に寄せて』
- ・文化の概念と文化の悲劇 ・女性文化
- ○ 訳者あとがき
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第08巻:レンブラント 浅井真男訳 3000円
- 序言
- 第1章:心的なものの表現
- ・生の持続性と表現活動
- ・肖像における存在と生成
- ・肖像画とデッサンの連作
- ・肖像画の人物の閉鎖性と開放性
- ・人間の描出における循環論
- ・肖像画の入魂
- ・主体的レアリスムと自画像
- ・芸術的産出
- ・画像のなかの生の過去
- ・運動性の描出
- ・構図の統一性
- ・明瞭性と細部処理
- ・生と形式
- 第2章:個別化と普遍的なもの
- ・典型と代表
- ・生の把握の二種
- ・形式の個別性と汎神論に関する注
- ・死
- ・性格
- ・美と完全性
- ・ルネサンスとレンブラントの個別化法
- ・普遍性の諸種類
- ・老年芸術
- ・無空間の眼差し
- ・気分
- ・人間性の運命とヘラクレイトスの宇宙
- 第3章:宗教芸術
- ・芸術における客体的宗教と主体的宗教
- ・敬虔性
- ・具体的な現存在と宗教的な生
- ・宗教画の統一様態
- ・個別的宗教性、神秘観、カルヴィニズム
- ・魂の充溢
- ・宗教的=芸術的な創造力
- ・光、その個別性と内在性
- ・中間論議 われわれは芸術作品に何を見るのか?
- ・ドグマ的内容
- 結びに
- ・創造と形成
- ・芸術のなかの対立性
- ○ 訳注/訳者あとがき/索引
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第09巻:生の哲学 茅野良男訳 売切れ
- 第1章:生の超越
- 第2章:理念への転換
- 第3章:死と不滅
- 第4章:個性的法則
- ○ 訳注/訳者あとがき
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第10巻:芸術の哲学 川村二郎訳 2800円
- (1)『ベックリンの風景画(1895年)』
- (2)『ローマ(1898年)』
- (3)『シュテファン・ゲオルゲ(1901年)』
- (4)『額縁(1902年)』
- (5)『レオナルド・ダ・ヴィンチの晩餐図(1905年)』
- (6)『フィレンツェ(1906年)』
- (7)『ヴェネツィア(1907年)』
- (8)『第七の環(1909年)』
- (9)『芸術のための芸術(1914年)』
- (10)『カリカチュアについて(1917年)』
- (11)『肖像画の問題(1918年)』
- (12)『認識論に対する淘汰説の関係について(1895年)』
- (13)『アンリ・ベルクソン(1914年)』
- (14)『「汝自身となれ」(1915年)』
- (15)『歴史的時間の問題(1916年)』
- (16)『フランクフルト大学(1912年)』
- ○ 訳者あとがき
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第11巻:断想 土肥美夫、堀田輝明訳 2800円
- ・序文
- (1)『断想』
- (2)『愛について』
- (3)『プラトンのエロスと近代のエロス』
- (4)『歴史的形成』
- (5)『芸術作品の合法則性』
- (6)『俳優哲学』
- (7)『自然主義の問題』
- ○ 訳者あとがき
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第12巻:橋と扉 酒田健一、熊沢義宣、杉野正、居安正訳 売切れ
- ・編者序文
- (1)『生と哲学』
- ・橋と扉
- ・運命の問題
- ・哲学の歴史について
- (2)『歴史と文化』
- ・歴史的理解の本質について
- ・文化の本質について
- ・われわれの文化の未来
- ・文化諸形式の変遷
- (3)『宗教』
- ・宗教的認識論によせて
- ・宗教の基本的思考と近代化学
- ・魂の救いについて
- ・キリスト教と芸術
- (4)『美と芸術』
- ・風景の哲学
- ・顔の美的意識
- ・ゲルマン的様式と古典的=南欧的様式
- ・俳優と現実
- ・箴言から
- (5)『歴史的人物像』
- ・ニーチェとカント
- ・ゲーテと青年期
- ・ロダンの思い出
- (6)『社会』
- ・社会学的美学
- ・社会学の領域
- ・大都市と精神生活
- ・食事の社会学
- ・個人主義
- ・個人と自由
- ○ あとがき/本巻の出典/文献目録