『ミハイル・バフチン著作集 全8巻』新時代社(1978-88) 25000円
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第1巻:フロイト主義−附・生活の言葉と詩の言葉−
磯谷孝、斎藤俊雄訳(1978)/小口少ヤケ、函背少ヤケ有
- (1)フロイト主義の主要なイデオロギー的動機
- (2)現代心理学の二つの傾向
- (3)無意識と心理学的力学
- (4)無意識の内容
- (5)精神分析の方法
- (6)フロイト派の文化哲学
- (7)主観的心理の一形態としてのフロイト主義
- (8)自然的諸力ではなく、イデオロギー的諸動機の戦いとしての心理的力動
- (9)イデオロギーとしての意識内容
- (10)フロイト主義のマルクス主義的擁護に対する批判
- 附・生活の言葉と詩の言葉
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第2巻:作者と主人公
斎藤俊雄、佐々木寛訳(1984)/小口少ヤケ、函少ヤケ有
- (1)主人公に対する作者の関係
- (2)主人公の空間的形式
- (3)主人公の時間的全体
- (4)主人公の意味的全体
- (5)作者の問題
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第3巻:文芸学の形式的方法
桑野隆、佐々木寛訳(1986)/小口少ヤケ、函ヤケ有
- 第一部:マルクス主義的文芸学の対象と課題
- (1)イデオロギー学とその当面の課題
- (2)文芸学の当面の課題
- 第二部:形式的方法の歴史
- (1)西欧の芸術学における形式主義の潮流
- (2)ロシアにおける形式的方法
- 第三部:詩学における形式的方法
- (1)詩学の対象としての詩的言語
- (2)詩的構成の成分としての素材と手法
- (3)芸術的構成の諸要素
- 第四部:文学史における形式的方法
- (1)意識の外にある与件としての芸術作品
- (2)文学の歴史的発展にかんする理論
- 結び
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第4巻:言語と文化の記号論
北岡誠司訳(1980)/小口ホッチキス痕、函少ヤケ有
- −第一部:記号の哲学の諸問題−
- (1)イデオロギー・記号・意識・言葉
- (2)コミュニケーション中の記号
- (3)記号の哲学と客観的心理学
- −第二部:言語哲学への道−
- (1)言語哲学の二つの方向
- (2)抽象的な客観主義への批判
- (3)言葉によるコミュニケーション
- (4)発話のテーマと意味
- −第三部:言語テクストにおける発話の類型−
- (1)発話の理論と話法
- (2)「他人の言葉」
- (3)間接話法と直接話法
- (4)擬似直接話法
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第5巻:小説の言葉
伊東一郎訳(1982)/小口少ヤケ、函少ヤケ有
- (1)現代文体論と小説
- (2)詩の言葉と小説の言葉
- (3)小説における言語的多様性
- (4)小説における話者
- (5)ヨーロッパ小説における三つの文体の流れ
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第6巻:小説の時空間
北岡誠司訳(1987)/小口少ヤケ、函ヤケ有
- (1)ギリシア小説
- (2)アプレイウスとペトロニウス
- (3)古代の伝記と自伝
- (4)歴史のさかしまとフォークロアの時空間の問題
- (5)騎士道小説
- (6)小説における悪漢・道化・愚者の役割
- (7)ラブレーの時空間
- (8)ラブレーのクロノトポスのフォークロア的基礎
- (9)小説んいおける牧歌的クロノトポス
- (10)結びの言葉
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第7巻:叙事詩と小説
川端香男里、伊東一郎、佐々木寛訳(1982)/天少シミ、函少ヤケ有
- (1)ゲーテと教養小説
- 1)小説の歴史的タイポロジーをめぐって
- 2)教養小説の問題
- 3)ゲーテの作品における時間と空間
- (2)ラブレーとゴーゴリ
- (3)小説の言葉の前史より
- (4)叙事詩と長篇小説
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第8巻:ことば対話テキスト
新谷敬三郎、伊東一郎、佐々木寛訳(1988)/小口少ヤケ、函ヤケ有
- (1)言語芸術作品における内容、素材、形式の問題
- 1)芸術学と一般美学
- 2)内容の問題
- 3)素材の問題
- 4)形式の問題
- (2)ことばのジャンル
- 1)問題の設定とことばのジャンルの定義
- 2)言語コミュニケーションの単位としての発話。この単位と言語の単位(論、文)との違い
- (3)テキストの問題
- (4)ドストエフスキー論の改稿によせて
- (5)1970-71年の覚書
- (6)人文科学方法論ノート