『生態学講座(不揃い)』 共立出版/月報欠
 第03巻:水界生態系 -総論- 宝月欣二(1974)/小口少ヤケ、背ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:水界生態系の研究の発達
    1) 生態系の認識
    2) 陸水における研究
    3) 海洋における研究

  第2章:水界生態系の構造
    1) 非生物的部分
       ・水の密度      ・温度要因      ・水中照度      ・溶存ガス     ・栄養塩類
    2) 生物的部分
       ・水界生態系の層状的構造      ・水界生態系の水平構造

  第3章:水界生態系の機能
    1) 生産に関係ある二、三の用語
    2) 生産量の測定法
       ・現存量の時間的変化から求める方法
       ・生産の諸過程から推定する方法
       ・生産が環境におよぼす影響(reaction) から推定する方法
    3) 生態系におけるエネルギーの流れ
       ・生産者におけるエネルギーのとりこみ
       ・光合成と呼吸消費  ・消費者におけるエネルギー効率   ・餌の摂取   ・餌の同化率
       ・呼吸によるエネルギー消費        ・生態系におけるエネルギーの移動の効率
    4) 水界生態系における物質循環
       ・水界生態系の物質収支の特徴       ・水界生態系における炭素の循環
       ・水界生態系における窒素の循環      ・りん酸の循環
    5) 水界生態系の調節的機能

  第4章:水界生態系の地理的分布

  第5章:水界生態系の遷移
    1) 湖沼の浅化
    2) 富栄養化
    3) 湖沼標式の変化と生態系の変化

 第09巻:植物の生産過程 戸塚績、木村允(1973)/小口少シミ有 カバ欠  500円

  第1章:物質生産に関与する光合成・呼吸機能
    1) はじめに
    2) 光合成機能
       ・各種植物の光合成能力       ・環境要因との関係
    3) 呼吸機能
       ・同化器官の呼吸機能        ・非同化器官の呼吸機能

  第2章:群落構造と生産力
    1) 生産構造
    2) 門司・佐伯モデル
    3) その他の散光モデル
    4) 自然光下での群落光合成
    5) 群落光合成モデルの検証

  第3章:物質再生産と成長
    1) 物質再生産のシエマ
    2) 物質転形の効率
    3) 光合成産物の分配
       ・分配率と成長           ・分配率と環境条件
    4) 植物の成長モデル
       ・Ross の成長連立方程式       ・de Witt のELCROS           ・Van Dyne のモデル
    5) 各種植物の物質再生産様式
       ・草本植物             ・木本植物

 第14巻:土壌動物生態学 北沢右三(1973)/小口少シミ有 カバ欠  800円

  第1章:土壌動物生態学小史

  第2章:陸上生態系と土壌動物群集
    1) 陸上生態系の成り立ち
    2) 陸上生態系の中の土壌生物群集
    3) 土壌生態学・土壌動物生態学・土壌微生物生態学

  第3章:土壌動物の個体生態
    1) 個体生態の性格と内容
    2) 土壌環境
    3) 土壌動物の行動
    4) 周期活動
    5) 摂食生態
       ・土壌動物の食物と食性  ・土壌動物の食物嗜好性と選択性
    6) 個体の物質経済
       ・現存量     ・摂食量、不消化排出量、同化量      ・呼吸量     ・再生産物質量、とくに産卵量
       ・成長量     ・物質経済諸量の収支とバランス      ・個体の物質経済量と個体群密度

  第4章:土壌動物の個体群生態
    1) 個体群生態の内容
    2) 個体群構造
       ・分布構造    ・体長分布
    3) 個体群の動態
       ・個体数の変動  ・生存曲線
    4) 土壌動物個体群の物質経済
       ・個体群の物質経済をつくる諸量   ・現存量   ・個体群の物質経済の諸量の季節的変動   ・個体群の物質経済諸量の収支とバランス
    5) 土壌動物の個体群調節

  第5章:土壌動物の群集生態
    1) 群集生態の性格と内容
    2) 土壌動物群集の構造
       ・土壌動物群集の種類組成             ・長野県志賀山亜高山帯針葉樹林の土壌動物群集お種類組成
                    ・土壌動物群集の水平的、垂直的成層構造      ・食物連鎖構造と栄養段階構造
    3) 土壌動物群集の物質経済
    4) 土壌動物群集の物質経済の地域性
    5) 生態系の遷移と土壌動物の変化

  第6章:土壌生物間の相互作用
    1) 土壌動物と土壌微生物の相互作用
       ・動物の食物としての土壌微生物   ・微生物の食物としての土壌動物   ・土壌動物と土壌微生物の相利的作用   ・阻害的作用
    6) 土壌動物の群集調節

  第7章:有機物の分解と土壌動物
    1) 土壌への有機物の供給
    2) 土壌動物の落葉分解の野外実験
    3) 落葉の分解過程と土壌動物
    4) 木質の分解過程と土壌動物のはたらき
    5) 腐植形成、団粒構造と新土壌の形成
    6) 土壌動物による物質分解の地域性

  第8章:土壌動物による土壌診断

 第15巻:水界動物生態学 I 山本護太郎、伊藤猛夫(1973)/小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:序論

  第2章:水界生態系の特質
    1) 群集と環境
       ・海洋構造と生物群集      ・陸水構造と生物群集
    2) 潮間帯生物群
    3) 海洋藻場の生物群集
    4) 珊瑚礁の生物群集
    5) 海洋沿岸域ならびに深海の生物群集
    6) 湖沼の沿岸帯の生物群集
    7) 湖沼の沖帯と深底帯の生物群集
    8) 河川の生物群集

  第3章:食物連鎖から見た動物群集
    1) アマモ場の食物連鎖
    2) 海洋沿岸域における浮魚群集
    3) 海洋における底魚・ベントス群集
    4) 海洋の食物連鎖における有機セストン
    5) 湖と池の魚類・プランクトン群集
        ・動物プランクトンによる植物プランクトンのグレイジング       ・動物プランクトン相互の食う・食われるの関係
        ・魚類による動物プランクトンの補食                 ・魚類相互の食う・食われるの関係
    6) 川と湖の魚類・ベントス群集
        ・底生動物とその餌生物との関係     ・魚類とその餌生物との関係

 第16巻:水界動物生態学 II 山本護太郎、伊藤猛夫(1973)/天少シミ有 カバ欠  500円

  第4章:食物関係を通じての群集競争
    1) 海洋沿岸域における競争
    2) 陸水における同類関係
       ・種内関係      ・種間関係

  第5章:動物の生産とエネルギー転流
    1) 現存量の測定
       ・ネクトン      ・プランクトン     ・ベントス
    2) 成長率
    3) 現存量から純生産量の測定
    4) 動物の生産とエネルギー転流
       ・プランクトン    ・ネクトン       ・ベントス
    5) 系全体としてのエネルギー収支
    6) エネルギー転流における外来性有機物の役割

  第6章:物質循環から見た動物のはたらき
    1) 動物による窒素と燐の排出
       ・窒素と燐の排出速度と食物     ・窒素と燐の排出速度と動物の大きさ     ・窒素と燐の排出速度と水温・塩分濃度
       ・排出速度の N/P 比         ・体内窒素・燐量とその N/P 比        ・窒素と燐の同化・成長効率と排出率
    2) 排出される窒素と燐の様態
       ・窒素の様態       ・燐の様態
    3) 窒素と燐の循環における動物の役割
 第18巻:動物の生産過程 小野勇一(1972)/小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:動物の生産とは
    1) 生物生産の研究の流れ
    2) 生産の過程

  第2章:生産の諸量
    1) はじめに
    2) 基本量としての個体重、成分量・カロリー量
       ・個体重(W)        ・成分量・カロリー量
    3) 個体の生産諸量
       ・同化量(A)         ・呼吸量(R)        ・成長量(G)

  第3章:個体群の生産過程
    1) はじめに
    2) 個体の生産の諸量間の関係
       ・特異動的作用量       ・C-G 関係
    3) 個体群の生産諸量と現存量
       ・生産量の推定        ・生産諸量と現存量
    4) 動物の社会構造と生産
       ・個体群密度と生産諸量    ・社会構造と生産諸量(1)     ・社会構造と生産諸量(2)

 第20巻:霊長類の社会構造 伊谷純一郎(1977)/小口少ヤケ有 カバ付  800円

 第一編 原猿論
  第1章:メール・アンド・フィーメール
  第2章:夜の単独生活者
  第3章:昼行性の原猿類
  第4章:霊長類社会の原型

 第二編 真猿論
  第1章:新世界猿の社会
  第2章:オナガザル科の群れ型の社会
  第3章:群れ型の社会の通時的構造
  第4章:群れ型の社会の発展
  第5章:類人猿の社会
      あとがき

 第22巻:動物の行動 永野為武(1972)/蔵印、小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:動物行動の研究法
    1) 行動とはなにか、その定義
    2) 動物の行動と人間の行動
    3) 動物行動学の特質
    4) 動物行動の研究方法
       ・比較心理学的方法   ・S-R アプローチ   ・行動要素にる研究法   ・行動の記載と実験的分析法   ・動物行動の情緒的研究法

  第2章:行動の生理
    1) 生理学的研究の動向
    2) 感覚器官の潜在能力
    3) 定位
    4) 生物学的リズム
    5) 内分泌系と行動
    6) 神経系と行動

  第3章:行動の適応性と行動と類型
    1) 動物行動の系統
    2) 本能的行動の適応性
    3) 動機づけ行動
    4) 学習と知能
       ・刷り込み    ・慣れ   ・古典的条件づけと道具的条件づけ    ・学習と的能の関係  ・潜在学習より内省学習

  第4章:情報伝達と行動
    1) 社会的行動とコミュニケーション
    2) 情報伝達の種類
       ・視覚的コミュニケーション  ・聴覚的コミュニケーション       ・化学的コミュニケーション
       ・触覚刺激          ・コミュニケーションと生態学との関係
    3) 動物の"ことば"の進化

  第5章:行動の社会的機能
    1) 動物の社会的行動
    2) 生殖的行動
    3) 社会化とその臨界期
    4) 社会的行動の分化
       ・順位位      ・リーダー制      ・なわ張り制
    5) 社会的体制の意義

  第6章:行動の進化
    1) 行動の進化の機構
       ・突然変異と行動       ・種形成と行動
    2) 進化機構に果たす行動の役割
       ・隔離機構          ・選択(淘汰)
    3) 動物行動の研究がもたらすもの

 第24巻:土壌微生物の生態 石沢修一、鈴木達彦(1973)/小口少ヤケ、表紙少シミ有 カバ欠  売切れ

  第1章:序章

  第2章:土壌環境
    1) 物理的環境
       ・機械的組成(土性)  ・孔隙   ・土壌中の水   ・土壌空気    ・土壌による吸着   ・土壌の三相分布
    2) 化学的環境
       ・無機成分       ・粘土鉱物による陽イオン交換      ・有機物       ・腐植の機能
    3) 生物的環境

  第3章:土壌にすむ微生物
    1) 細菌
       ・土壌細菌の類別     ・土壌中の細菌数      ・土壌中における細菌生育の場     ・土壌粒子による吸着と細菌の活性
                    ・土壌水分と細菌
    2) 放線菌
       ・分類          ・性質       ・土壌中の菌数と生活状態
    3) 糸状菌
       ・糸状菌の分類と性質   ・測定法      ・糸状菌の分布と生活様式
    4) 藻類
       ・種類と性質       ・計測法と分布
    5) 原生動物
       ・種類と性質       ・計測法

  第4章:各種土壌における微生物の分布パターン
    1) 成帯土壌のミクロフロラ
    2) 塩類土壌のミクロフロラ
    3) 泥炭土壌のミクロフロラ
       ・細菌と原生動物     ・糸状菌     ・わが国の例、とくに放線菌
    4) 火山灰土壌のミクロフロラ
    5) 水田土壌のミクロフロラ
    6) 垂直分布

  第5章:各種植生下土壌のミクロフロラとその変動
    1) 季節変動
    2) 森林土壌
       ・森林土壌の微生物の分布  ・落葉の分解と微生物  ・森林土壌の菌根菌(Mycorrhiza fungi)  ・森林土壌における窒素固定菌
    3) 草地土壌
       ・リターの微生物遷移    ・土壌の微生物     ・放牧、刈取りとミクロフロラ
    4) 水田土壌
       ・田面木、土壌表層および下層のミクロフロラの推移  ・水田土壌の物質代謝と微生物の推移

  第6章:植物根圏の微生物
    1) 根圏土壌の定義
    2) 根圏土壌(根面)微生物の研究法
       ・培養法          ・直接法
    3) 根圏(根面を含む)における微生物
       ・細菌    ・糸状菌   ・放線菌    ・藻類・原生動物・線虫
    4) 根圏効果の要因
    5) 根圏土壌の生理的活性
    6) 根圏微生物が植物におよぼす影響
       ・根系の発達        ・根汁の組成     ・植物の養分吸収
    7) 根圏微生物のコントロール
       ・微生物の種子および根への接種          ・各種資材の葉面散布

  第7章:農薬と微生物
    1) 農薬がミクロフロラに与える影響
       ・γ-BHC(付ダイアジノン)            ・クロロピクリン
    2) 農薬に対する微生物の作用
       ・2.4-D, CIPC の例   ・分解の過程で毒素が変わる例  ・コメタボリズム  ・土壌条件の影響   ・残留の条件

 第27-a巻:古生態学 I -基礎論- 塚田松雄(1974)/小口、背少ヤケ有 カバ欠  800円

  第1章:古生態学の原理
    1) 個体古生態学と斉一観説
    2) 群集古生態学
    3) 化石化の問題
    4) 化石の種類
    5) 生物群集と化石群集
    6) 微化石群集の相対値と絶対値

  第2章:海と湖の堆積物
    1) 堆積物と河川の役割
    2) 微粒子の大気圏移動の理論
    3) 微粒子の空中移動の実際例
    4) 海底堆積物
    5) 湖底堆積物と泥炭

  第3章:堆積物の採集と遺体の抽出
    1) 柱状採泥器
       ・浮き台とパイプの設置    ・延長棹      ・柱状採泥器
    3) 大形遺体の採集
    4) 微化石の抽出の基本
    5) 花粉・胞子遺体
    6) 珪藻
    7) 有孔虫
    8) ツヅミモ類・枝角類・底棲動物

  第4章:絶対年代測定法
    1) 放射性元素年代測定法の一般理論
    2) 放射性炭素による年代測定
    3) 大気圏の放射性炭素濃度
    4) カリウム/アルゴン法
    5) 海底堆積物の年代測定
    6) 核分裂飛跡法
    7) 樹木年輪年代学

  第5章:堆積物の化学
    1) 化学物質循環の意義
    2) 有機物
    3) 燐酸塩
    4) 硫黄
    5) 珪酸
    6) 降雨量と地表侵食を示す元素
    7) 酸素同位体(酸素 -18 と酸素 -16)比
    8) 炭素同位体(炭素 -13 と炭素 -12)比

 第29巻:極地の生態 松田達郎、星合孝男(1973)/小口少ヤケ有 カバ欠  600円

  第1章:生物環境としての極海
    1) 北極海
    2) 南極海

  第2章:極海の生物生産
    1) 北極海の第一次生産
    2) 南大洋の第一次生産
    3) 極海の動物プランクトン
    4) オキアミ

  第3章:極海遠洋帯の生態系

  第4章:極海沿岸帯の生態系
    1) 潮間帯・亜潮間帯上部の生物
    2) 底生生物
    3) 定着氷直下の海水
    4) 海水の生物群集

  第5章:極地の環境

  第6章:極地の生物相

  第7章:極地の植物群落
    1) 南極の植物群落について
    2) 植物の分布
    3) コケの群落とその微細環境

  第8章:極地の動物群集
    1) 北極の動物生態
    2) 海鳥(主としてペンギン)とアザラシの生態
    3) 南極の陸上動物の生態

  第9章:極地の生態系

 第30巻:熱帯の生態 I -森林- 小川房人(1974)/小口少ヤケ、背少ヤケ有 カバ欠  600円

  第1章:湿潤熱帯
    1) 熱帯の植物群系
    2) 乾湿度にともなう森林の変化
    3) 熱帯林研究の意義

  第2章:熱帯の気候
    1) 気温と降水
    2) 熱帯の動気候
    3) 気候帯と気候区分

  第3章:熱帯多雨林
    1) 熱帯多雨林の相観と構造
    2) 熱帯多雨林の種類組成
    3) 熱帯多雨林の物質代謝

  第4章:熱帯林の成帯構造
    1) アジア熱帯のモンスーン林・サバナ林
    2) 南アメリカ・アフリカ熱帯の成帯構造の例
    3) 熱帯山地の植生
    4) 湿地林およびマングローブ林

 第31巻:熱帯の生態 II -陸水- 水野寿彦(1972)/蔵印、小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:熱帯の環境条件
    1) 地理的位置
    2) 気候条件による熱帯
    3) 地質・土壌のの条件
    4) 熱帯降水の生態学的意義

  第2章:東南アジアの陸水
    1) 大陸地域
       ・タイ   ・カンボジア  ・南ベトナム   ・メコン河下流域開発の問題
    2) 半島および島嶼
       ・マレーシア     ・インドネシア・その他    ・インド・その他

  第3章:熱帯アフリカの陸水
    1) アフリカの湖沼
    2) アフリカの河川
    3) アフリカの魚類

  第4章:中南米の陸水
    1) アマゾン河
    2) その他の陸水

  第5章:熱帯陸水の生態学と展望
    1) 熱帯陸水の共通性と特殊性
    2) 基礎研究の必要性と開発の問題
    3) IBP-PF の熱帯研究計画と現状

 第33巻:環境汚染と生物 I -農薬と生態系- 桐谷圭治、笹波隆文(1972)/蔵印、小口少ヤケ有 カバ欠  600円

  第1章:序論

  第2章:土壌、大気、水系および作物の汚染
    1) 土壌の汚染
       ・土壌汚染の現状       ・土壌中にける消失
    2) 大気の汚染
    3) 水系の汚染
    4) 作物の汚染
       ・汚染の経路         ・作物の種類による吸収率の違い     ・コメの汚染         ・施用中止後の汚染

  第3章:殺虫剤散布による生物相の変化
    1) 生物相の変化の具体例
       ・減少した種類        ・増加した種類          ・ツマグロヨコバイの増加     ・土壌中の生物相の変化
       ・哺乳類の影響        ・除草剤による植物相の変化
    2) 殺虫剤感受性の種間差
       ・具体例      ・害虫と天敵の差    ・同一種で見た感受性の差     ・殺虫剤の剤型や環境の理化学性などによる差
    3) 撹乱された生物相の回復

  第4章:野生動物への影響
    1) 急性毒性
       ・水系鳥類への影響   ・陸系鳥類への影響   ・鳥類の残留量
    2) 慢性毒性
       ・鳥類への影響     ・その他の動物への影響     ・感受性の低下や生理・行動におよぼす影響

  第5章:生態系への影響
    1) 生物的濃縮
       ・水生動物による濃縮  ・陸生動物による濃縮  ・濃縮された殺虫剤の消失
    2) 生物生産への影響

  第6章:将来の問題と対策
    1) 害虫防除と殺虫剤
    2) BHC使用禁止後の汚染の現状
    3) 環境モニターリング制度の実施
    4) 新しい有機塩素化合物(PCB)や農薬の分解生成物の問題

 第34巻:環境汚染と生物 II -水質汚濁と生態系- 手塚泰彦(1972)/蔵印、小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:序論
    1) 生物活動と水
    2) わが国の水環境と水質汚濁の特徴

  第2章:水質汚濁をもたらす廃水の種類と汚染度の測定法
    1) 水質汚濁をもたらす廃水の種類
       ・下水およびし尿     ・工場廃水      ・鉱山廃水      ・農薬廃水
       ・石油系廃水       ・放射性廃水     ・温廃水
    2) 汚染度の測定法 -とくにBOD と COD について

  第3章:水質汚濁の生態系に対する影響
    1) 有毒物質(とくに重金属)の影響
    2) 有機物の影響
    3) 石油汚染
    4) 放射性物質の影響
    5) 生物学的水質判定について

  第4章:汚濁水の自浄作用と生物
    1) 自浄作用をはなにか
    2) 自浄作用の速度
    3) 自浄作用の本質

  第5章:水界の富む栄養化と生物群集
    1) 河川の富栄養化
    2) 湖沼の富栄養化
       ・富栄養化にともなう生物群集の変化      ・富栄養化の機構 -とくに藻類お異常増殖をめぐって
    3) 海洋の富栄養化

  第6章:水質汚濁防止と生物
    1) 廃水処理と生物
    2) 富栄養化防止について

 第35-a巻:生態系の保護と管理 I -森林- 四手井綱英(1973)/小口少ヤケ有 カバ欠  500円

  第1章:緒論
    1) 自然の認識
    2) 原生林
    3) 保護ということ
    4) 自然と人間の関係のあらまし

  第2章:自然保護制度や行政
    1) イギリスにおける自然保護制度
    2) 日本における自然保護行政など

  第3章:自然保護についての私見
    1) 原生的自然、気候、風土を代表する自然保護
    2) 保護地の面積について
    3) 道路と観光開発について
    4) 緑地としての自然保護
       ・緑地の意味、その他      ・人の生活環境と自然保護・レクリエーション      ・その他

  付記:一般民衆運動について

 第35-b巻:生態系の保護と管理 II -動物- 村上興正(1975)/小口少ヤケ有 カバ欠  1000円

  第1章:序論
    1) 自然について
       ・自然と人間
    2) 自然保護とは
       ・自然保護の理念      ・自然保護の目的と意義
    3) 自然保護と生態学
    4) 生態学者の責任
    5) 日本における自然保護の歴史

  第2章:日本における自然の現状
    1) 森林 -国有林を中心に
       ・破壊されつつある森林   ・森林荒廃を進行させた要因     ・原生林保護の重要性
    2) 観光開発と自然保護
       ・中信高原の自然とビーナスライン建設経過    ・開発の論理と保存の論理   ・開発の影響    ・観光開発をすすめたもの
    3) 都市およびその周辺部の自然
    4) 河川
       ・河川の利用と管理     ・ダム建設が河川生物におよぼす影響      ・河川敷

  第3章:日本における自然保護行政
    1) 滅びゆく鳥獣
    2) 天然記念物
    3) 鳥獣行政
       ・鳥獣行政の歴史      ・鳥獣行政の現状と問題点        ・狩猟行政について
    4) 自然公園法
       ・自然公園とは    ・自然公園の保護と管理    ・自然公園における動物保護    ・破壊される自然公園
    5) 自然環境保全法
       ・自然環境保全地域     ・自然環境保全地域における保護・管理    ・自然環境保全法における基礎調査など

  第4章:日本における野生鳥獣の保護・管理の実体
    1) はじめに
    2) 房総丘陵のニホンザル
    3) 丹沢山塊のシカ
    4) コウノトリ

  第5章:おわりに

 第37巻:生物的総合防除 大串龍一(1974)/小口少ヤケ有 カバ欠  600円

  第1章:作物病害虫の防除
    1) 人間と病害虫
    2) 病害虫防除の歴史
    3) 農薬の発達
    4) 現在の病害虫防除
    5) 薬剤防除のゆきづまり
       ・問題のはじまり       ・生物相の単純化と不安定化     ・殺虫剤抵抗性害虫の発生     ・天敵の減少
    6) 農薬による危害と環境汚染
       ・農薬による人体危害の発生  ・農薬による環境汚染
    7) 今後の方向

  第2章:農薬以外の病害虫防除法
    1) 天敵利用
       ・天敵利用の歴史    ・外来天敵と在来天敵     ・天敵の分類      ・外来天敵の効果
       ・在来天敵の効果    ・生物農薬          ・天敵利用の長所と短所
    2) 作物の病害虫抵抗性品種あるいは回避栽培法
       ・作物の病害虫抵抗性       ・栽培管理と病害虫の発生     ・作期の調整による病害虫の回避
       ・抵抗性品種、回避栽培と病害虫に再適応について    ・耕種的防除法の長所と短所
    3) 誘引法・忌避法
       ・害虫の定性あるいは向性の利用  ・光の利用     ・誘引物質、忌避物質    ・フェロモン   ・誘引法、忌避法の長所と短所
    4) 不妊化法・遺伝的防除法
       ・同種の害虫を利用した防除法   ・不妊化法     ・遺伝的防除法       ・不妊化法、遺伝的防除法の長所と短所
    5) その他の防除法
       ・光による生理機能の撹乱     ・無害あるいは害のない競合種の導入
    6) 農薬以外の防除法の問題点
       ・これまでの実績

  第3章:総合防除
    1) 総合防除の考え方
       ・病害虫防除の反省から   ・総合防除の発想   ・病害虫と病虫害の関係   ・経済的被害水準   ・現在の総合防除
    2) 経済的被害水準
       ・病害虫による作物の被害の様相   ・病害虫による減収   ・病害虫による品質の低下   ・品位、品質と収量との関係
                    ・経済的被害水準の諸段階の評価   ・経済的被害水準を見なおすために
    3) 防除方法と病害虫の発生の変動
       ・病害虫の発生量の変動を支配するもの     ・農薬による防除と病害虫密度の変動     ・その他の防除法と病害虫密度の変動
       ・防除方法の組み合わせ       ・農薬使用を減らしてゆく試み
  

  第4章:今後の方向
    1) 人間と生物的環境
    2) 病害虫と病虫害

生命
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