「現代思想(1988年)」 青土社
通巻16-01号(1988年01月):生命のセマンティクス−自己組織化と意味− 500円

   大澤真幸『意味と他者性』
   岡本賢吾『<作用actio><活動性Tatigkeit><射morphism>』
   黒崎政男『アンドロイドの行為論序説−フレーム問題の形而上学のために−』
   栗本慎一郎『創発する生命−生命と正のフィードバック−』  
   伊藤源石『多細胞態の起源に向けて』
   出口弘『自己組織化研究の方法論批判』
   松野孝一郎『生命−またの名、物質の持つ選択能のこと−』
   清水博『バイオホロニクスの論理』
   大和雅之『言語化不可能性試論序説』

通巻16-02号(1988年02月):自然のポリティクス 500円

    M・シュワップ『科学技術の鏡』
   加藤尚武『自然哲学の復権』
   河本英夫『未規定な直接性としての自然』
   小沢秋広『線と言葉−ハイデッガーにおける技術への問い−』  
   桑田禮彰『社会が映らない自然』
   土屋恵一郎『勅使河原宏の庭』
   高山宏『もはや自然ではない−アディソンの崇高美学−』

通巻16-03号(1988年03月):ファシズム−<精神>の宿命− 500円

   V・ファリアス『1934年のハイデガー』
   J・デリダ『ハイデガー、哲学者たちの魔窟』
   Ph.ラクー=ラバルト『政治のフィクシオン』
   柄谷行人『超越論的主体』  
   西谷修『ハイデガーの褐色のシャツ』
   木田元『ファシズム断想』
   中村雄二郎『西田幾太郎の場合−<ハイデガーとナチズム>問題に思う−』
   多木浩二『ブレーカーの庭−精神と身体の政治学−』
   小林康夫『起源の問いの運命』  
   富山太佳夫『消された男−カール・ピアソン−』
   彌永信美『「貧しき者」は幸せか』
   庄野進『音楽・ファシズム・アドルノ』
   小松弘『血と大地』

通巻16-04号(1988年04月):ニューロフィロソフィー 500円

   P・チャーチランド『神経細胞による計算の並列モデル』
   D・デネット『夢は経験か』
   ジャック・ラカン『テュケーとアウトマトン』
   カール・プリブラム『フロイトの「草稿」』  
   大森荘蔵『無脳論の可能性』
   西脇与作『心と脳への相互作用論的視点』
   佐藤良明『人工知能と精神の進化』
   佐々木孝次『テュケーとアウトマトンについてのメモ』
   鈴木晶『フロイトにおける神経学と心理学ー素描』

通巻16-07号(1988年06月):結婚−共同体の欲望 500円

   N・ルーマン『愛と結婚ー再生産のイデオロギーについて−』
   J・ハーバーマス『結婚市場の幻想』
   V・ナウーム『独り身の女と老嬢』
   K・ブリクセン『現代の結婚あるいは「お好きなように」』  
   小浜逸郎『人はなぜ結婚するのか』
   合田正人『強迫するアナクロニズム』
   橋本治『「結婚なんかしたくない」』
   山田登世子『ミックスサラダの思想』
   田原八郎『祝いの逆接』

通巻16-09号(1988年08月):脳死−テクノロジーの臨界− 500円

   J=F・リオタール『倫理とはエクリチュールが引き受けるべき負債である』
   M・ブランショ『子供が殺される』
   今村仁司『死に直面する精神』
   小沢秋広『それでも、死は「外」からやってくる』  
   森敦『既に死を知らば、何ぞ生を知らざらん』
   西谷修『死の不可能性、または公共化する死』
   加藤尚武『技術と権利』
   若森栄樹『ハイデッガーと呪術−技術論へのふたつの接近−』
   鎌田東二『死の境域−脳死体験をめぐって−』  
   鈴木聡『死の修辞学−バルト、イェイツ−』

通巻16-12号(1988年10月):ライプニッツ−バロックの哲学− 売切れ

   K・ダッツ『ライプニッツにおける表出の概念−記号論のキーコンセプト−』
   Y・ベラヴァル『ヴォルテールとライプニッツの遭遇』
   J・ノイバウアー『結合術とロマン主義的機智−ライプニッツとシュレーゲル的機智の概念−』
   P・ロッシ『可能世界と現実世界』  
   柄谷行人『ライプニッツと現実性』
   石黒ひで『曖昧だと言われるライプニッツの無限小概念』
   伊豆蔵好美『マテシスの理念と空間の形而上学』
   宇野邦一『裸のモナドヘ』
   小沢秋広『直観と体系』

通巻16-14号(1988年12月):人種−差異のイデオロギーー 600円

   ツヴェタン・トドロフ『「人種」・エクリチュール・文化』
   ポル=P・ゴシオー『「啓蒙時代」の人類学ー<自然>文化と儀礼的人種主義−』
   エドワード・W・サイード『パレスチナは実在する』
   河本英夫『進化と人種』  
   四方田犬彦『リーフェンシュタールの余白に』
   鈴木聡『純粋と健全−人種論・優生学・イェイツ−』
   片岡信『ダーウィン的宇宙と倫理−ジョージ・エリオットの「選択」−』
   栗本慎一郎『人種と禁忌』
   樺山紘一『北京の色目人』  
   今福龍太『バリオの詩学−<場所>とエスニック・アイデンティティ−』
   奥出直人『サンボとモダニズム』

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