「現代思想(1978年)」 青土社
通巻06-01号(1978年01月):愛の論理−エロスの解剖− 500円

    蓮實重彦『制度の愛と装置または制度と愛の装置』
    小野泰博『人間−このあとふりかえるもの−』
    小嶋謙四郎『愛の発達の起源−さわることと見ることの意味−』
    國分康孝『愛とやさしさについて』  
    なだいなだ/谷川俊太郎『対話:愛とやさしさ』
    千葉康則『客観主義的「愛」論−愛とはなにか−』
    米山俊直『未開社会における愛』
    小原秀雄『愛の神話と衝動』
    川本三郎『愛の映画の愛をめぐって』  
    野呂重雄『ヨットが走りだすまでの長い沈黙−恋愛小説のなかの男女の問題−』
    日野龍夫『愛には愛を−日本近世の恋愛論理−』
    新倉俊一『司祭アンドレアの「恋愛術」』
    木村尚三郎『ヨーロッパの愛・日本の性』
    河合雅雄『男と女−雄と雌のことども−』  
    黒田実郎『母子関係と愛情の発達』

通巻06-02号(1978年02月):サド−サディズムと現代− 500円

    サド『州民一同によって証言された不可解な事件』
    フィリップ・ロジェ『稲妻』(及川馥訳)
    ベアトリス・ディディエ『内部の城』(山辺雅彦訳)
    ユベール・ジュアン『理性の放蕩−サドと十八世紀−』(植田祐次訳)  
    ジャン=ピエール・ハン他『サドの哲学体系について』(木内孝訳)
    澁澤龍彦『サド侯爵とジャンヌ・テスタル事件』
    岸田秀『サディズムの起源』
    岡三郎『サドの無神論と人類学的思考』

通巻06-03号(1978年03月):文学の言語 500円

    アイリーン&トーマス・ウィナー『文化記号論入門』(今井成美訳)
    ヴォルフガング・カイザー『物語るのは誰か?−現代文芸批評の古典−』(丘澤静也訳)
    磯谷孝『文学の言語と文化の記号論』
    中村雄二郎/大岡信『対話:言語と感覚』  
    及川馥『バシュラールのイマージュ論−科学的認識の障害から質料的想像力へ−』
    沢崎浩平『修辞学の練習』
    富山太佳夫『交換の詩学−ケネス・バーク論−』

通巻06-04号(1978年04月):ピアジェ−現代心理学入門− 500円

    ジャン・ピアジェ『心理学と哲学』(岸田秀訳)
        〃   『構造主義』(及川馥訳)
    E・マールバッハ『フッサールとピアジェ』(堂浦恵津子訳)
    リュシアン・ゴルドマン『ジャン・ピアジェの認識論』(金井裕訳)  
    ジャン=ブレーズ・グリーズ『発生的認識論と心理学』(滝沢武久訳)
    三嶋唯義『ピアジェと現代』
    久米博『ピアジェと構造主義』
    古井伸哉『ピアジェから物理学は何を学ぶか』
    芳賀純『現代心理学におけるピアジェの位置』  
    関計夫『ピアジェの心理学とゲシタルト心理学』
    滝沢武久『ピアジェ−生涯と思想−』
    波多野完治『ピアジェ雑感』
    竹内良知『一つの感想』
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    原広司/中村雄二郎『対話現代思想2:空間の発見』

通巻06-05号(1978年05月):マルクス主義は終ったか 500円

    アルヴィン・グールドナー『二つのマルクス主義』(矢澤修次郎訳)
    庄司興吉『社会主義への新しい視座』
    野間宏/いいだもも『マルクス主義は有効か』
    今村仁司『マルクスの思想−その可能性について−』  
    清水多吉『マルクス主義の逆説−ヨーロッパ知識人のマルクス離れは何を物語るか?−』
    川喜多喬『社会・友愛・自治−「社交主義」の一鉱脈−』
    杉山光信『アラン・トゥレーヌの思想とフランス社会党』
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    日高敏隆/中村雄二郎『対話現代思想3:現代科学の詩と真実』

通巻06-07号(1978年06月):ミシェル・フーコー 500円

    ミシェル・フーコー/渡辺守章/蓮實重彦/新倉俊一/中村雄二郎
           『講演と討論:<性>と権力』
    田島節夫『権力の分析哲学−ミシェル・フーコーの言語論−』
    田村俶『フーコー入門序説−暗部におけるマイノリティーへの光−』
    坂部恵『真空恐怖の一例に関する考察』  
    樺山紘一『歴史家フーコーへの文脈』
    足立和浩『「狂気の歴史」断章−初版の序文はなぜ落されたか−』
    磯谷孝『フーコーと記号論の時代』
    海野弘『病いの象形文字』
    宇波彰『ミシェル・フーコー著作解題の試み』  
    荻野恒一『ミシェル・フーコーの夢と実存』
    村上陽一郎『風香さんと偏見的アレルギー』
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    ジル・ドゥルーズ『思想と思想家:スピノザ』(竹内良知訳)
    加賀乙彦/中村雄二郎『対話現代思想4:現代人のディテール』

通巻06-09号(1978年07月):フェティシズム 600円

    モーリス・ゴドリエ『商品経済、フェティシズム、魔術、科学』(今村仁司訳)
    ジャン・ボードリヤール『フェティシズムとイデオロギー記号論的還元』(宇波彰訳)
    V・E・フライエル・フォン・ゲープザッテル『フェティシズムの現象学』(宮武昭/財津理訳)
    ロバート・C・バック『フェティシズムの精神分析』(折橋保美訳)  
    柄谷行人/岸田秀『対話・経済学批判と心理学批判:フェティシズムについて』
    栗本慎一郎『貨幣のエロスとファティシズム』
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    ジャック・デリダ/ベルナール・グラシエ/高橋允昭『デリダは語る:他者の言語1』
    玉野井芳郎『講演:交換の起源をめぐって』

通巻06-10号(1978年08月):ゲリラ−都市空間の病理− 500円

   R・クラッターバック『ゲリラとテロル−現代の紛争の諸形態−』
   原広司/青木保『空間と権力−都市ゲリラの意味するもの−』
   福島章『ゲリラの精神分析的考察』
   海野弘『都市の腐蝕−ゲリラの世界史−』  
   川崎浹『形成と破壊−ロシアにおける反抗人間の系譜をさぐる−』
   長尾龍一『テロリズム考』

通06巻11号(1978年09月):ポルノグラフィー 500円n

 澁澤龍彦『ポルノグラフィーをめぐる断章』
 岸田秀『ポルノグラフィについて』
 清水徹『<ポルノグラフィ>をめぐる二十の断章』
 高橋康也『鏡の国のエクリチュール』
 池内紀『「しかるべき口実」の周辺』
 河村錠一郎『ソドムのハムレット−ハヴロック・エリスとその時代ー』
 栗本慎一郎『ポルノグラフィーと魔女妄想の深層』
 海野弘『ポルノアトランティス』
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 ミシェル・フーコー/M・フォンタナ『権力とはなにか』(今井成美訳)
 ジャック・デリダ/ベルナール・グラシエ/高橋允昭『デリダは語る:他者の言語3』
 杉山光信『デュルケムの新研究』

通巻06-12号(1978年10月):芸術と精神分析/吉行淳之介の心理を分析する 500円n

   E・H・ゴンブリッジ『芸術とシンボルの研究』
   A・エーレンツヴァイク『芸術の深層−精神分析と美学−』
   町沢静夫『精神病理学からみた現代芸術』
   秋山さと子『ユングと芸術批評』  
   荻野恒一『劇画の精神病理学』
   中野久夫『筒井康隆の人と作品』
   利光哲夫『演劇と精神分析』
   宇波彰『精神分析と<記号論>』
   吉行淳之介/馬場礼子『知的バイセクシュアルのすすめ』

通06巻15号(1978年12月):現代日本の思想 500円

 祖父江孝男『梅棹忠夫論』
 粕谷一希『鶴見俊輔論』
 磯谷孝『吉本隆明論−吉本詩学のメタ言語について−』
 富士川義之『澁澤龍彦論−「所有の王国」のスタイリスト−』
 栗津則雄『武満徹論』
 布野修司『磯崎新論−引用と暗喩−』
 栗本慎一郎『山口昌男論−天上都市は道化うるか−』
 笠原伸夫『高橋和巳論−暗鬱志向の原拠−』
 上野昂志『大島渚論−映画へ、映画そのものへ−』
 高橋洋児『廣松渉論−ロゴスの力で世界を我が手に−』
 佐藤信夫『筒井康隆論−パロディーについて−』
 扇田昭彦『寺山修司論−栄光への脱出者−』
 東野芳明『三宅一生−曖昧さについて−』
 長尾龍一/樺山紘一/柄谷行人『シンポジウム:現代日本の思想』
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 アラン・ロブ=グリエ/蓮實重彦『対話:イデオロギーとしての物語』
 高階秀爾『イエスとしての自画像2』

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