「ユリイカ」(1972年) 青土社
通巻04-06号(1972年05月):金子光晴

  (1)尾崎秀樹『私にとっての金子光晴』
  (2)安田武『江戸文化と西洋愛好癖の間に』
  (3)秋山清『戦中・戦後』
  (4)鹿野政直『おっとせいと天皇』  
  (5)東野芳明『「かなしい真珠採りの歌」を読んで』
  (6)鈴木志郎康『極私的に金子光晴初体験』
  (7)金子光晴『あきビンを選る人の唄』  
  (8)田村隆一/山本太郎/岩田宏『共同討議:金子光晴の水と泥』
  (9)窪田般彌『天邪鬼の精神』
  (10)茨木のり子『その言葉たち』  
  (11)森三千代『永別よ、ゆるやかに』
  (12)宇留河泰呂『利子的歳々』
  (13)佐藤英麿『光晴呪経』  
  (14)田中千弘『詩人と能楽師』
  (15)杉本春生『優しい指・地獄の指』
  (16)中江俊夫『悪者と聖嬰児』  
  (17)星野徹『金子光晴の水のイメジ』
  (18)草森紳一『仲尼の羽飾り』
  (19)由良君美『流連荒亡の消極能力』  
  (20)三木卓『金子光晴の詩の苦痛と魅力』
  (21)首藤基澄『金子光晴のキリスト』
  (22)中島可一郎『金子光晴の方法をめぐって』  
  (23)中島可一郎編『詳細・金子光晴年譜』
  (24)   〃  『金子光晴著作目録参考文献』
     ----------------------------------  
  (1)オーデン『資料:ワーグナー=怪物中の怪物』(中矢一義訳)
  (2)J・P・クラーク他『モダニズムとの賭け -アフリカ詩抄-』
  (3)粟津則雄『ヴァーグナーと解体』

通巻04-07号(1972年06月):パウル・クレー

  (1)パウル・クレー「パウル・クレー詩抄」(飯吉光夫訳)
  (2)ウィーラント・シュミート「ウンクライヒから支那への道」(種村季弘訳)
  (3)滝口修三「遅れる鎮魂歌」
  (4)吉田秀和「クレーとベートーヴェン」  
  (5)高橋英夫「クレーの月」
  (6)粟津則雄/飯田善国/川村二郎/高階秀爾/東野芳明
   「共同討議:パウル・クレーにおける詩と造形」
  (7)遠山一行「クレーの色」  
  (8)岸田衿子「球根と星」
  (9)池田龍雄「遥かなる身近かなクレー」
  (10)前田常作「宇宙的神秘」  
  (11)酒井忠康「ミュンヘン革命とパウル・クレー」
  (12)土肥美夫「クレーにおける詩的なもの」
  (13)土肥美夫篇「パウル・クレー詳細年譜/参考文献」

通巻04-08号(1972年07月):高村光太郎

  (1)北杜夫『紛失したおハガキ』
  (2)富士正晴『高村さんのこと』
  (3)中村草田男『光太郎の首座』
  (4)金子光晴『高村さんのこと』  
  (5)山本稚彦『光太郎さんを囲む人々』
  (6)難波田龍起『雪の夜のこと』
  (7)瀬木慎一『光太郎と劉生』  
  (8)三木多聞『高村光太郎の彫刻』
  (9)原田実『彫刻家高村光太郎という宿題』
  (10)高田博厚『高村光太郎と私』  
  (11)鹿野政直『"愚者"の道程』
  (12)秋山清『そのアンチ・ニヒル』
  (13)三木卓『光太郎雑感』  
  (14)北川太一編『柳八重メモ』
  (15)  〃 編『光太郎逸珠』
  (16)吉本隆明/高田博厚/高階秀爾/北川太一『共同討議:高村光太郎の世界』  
  (17)桶谷秀昭『"自然"理念の変遷について』
  (18)内村剛介『"冬"は高村にとって何であったのか』
  (19)岡本潤『巨木の風格』  
  (20)真壁仁『高村智恵子の紙絵』
  (21)原子朗『光太郎における思想と文体』
  (22)岡田隆彦『彫刻家・光太郎』  
  (23)鈴村和成『血だるま光太郎』
  (24)上村武男『高村光太郎の自己放棄』
  (25)小田切秀雄『二つのデカダンス』  
  (26)饗庭孝男『高村光太郎における<自然>』
  (27)北川太一『資料:高村光太郎年譜/文献案内』

通巻04-09号(1972年08月):宮沢賢治・未発表資料

  (1)宮沢賢治『詩:薤露青』(天沢退二郎校注)
  (2)天沢退二郎編・解説『関連未発表資料』
  (3)宮沢賢治『童話:グスコーブドリの伝記下書稿』(入沢康夫校注)
  (4)入沢康夫編・図・解説『関連未発表資料』  
     --------------------------------
  (1)平出隆『天沢退二郎批判反批判』
  (2)菅谷規矩雄『詩的リズム』  
  (3)山本定祐『ゲオルグ・ハイム』
  (4)平川祐弘『蕪村、エリュアール、プレヴェール』
  (5)マイケル・ブロック『マイケル・ブロック詩抄』(徳永暢三訳)  
  (6)フレーブニコフ『フレーブニコフ詩抄』(工藤正広訳)
  (7)工藤正広『解説・ロシアのランボオ』

通巻04-10号(1972年09月):総展望フランス現代詩

  (1)ジャン・スタロバンスキー「フィリップ・ジャコッティ」(宮川淳訳)
  (2)ジャン=ピエール・リシャール「ジャック・デュパン」(有田忠郎訳)
  (3)ポール・エリュアール「貧者たちの城」(高村智訳)
  (4)アンリ・ミショー「われら今も二人」(小海永二訳)  
  (5)フランシス・ポンジュ「小石への序文/小石」(阿部良雄訳)
  (6)A・P・D・マンディアルグ「ヒヤシンス」(天沢退二郎訳)
  (7)「アンドレ・デュ・ビーシェ詩抄」(安藤元雄訳)  
  (8)「フィリップ・ジャコッテ詩抄」(安藤元雄訳)
  (9)「ジャック・デュパン詩抄」(安藤元雄訳)
  (10)「ジャック・レダ詩抄」(阿部良雄訳)  
  (11)「マルスラン・プレネ詩抄」(滝田文彦訳)
  (12)「ジャック・ルーボー詩抄」(田中淳一訳)
  (13)「ジュード・ステファン詩抄」(阿部良雄訳)  
  (14)「アンリ・メショニック詩抄」(豊崎光一訳)
  (15)「ロジェ・コヴァルスキ詩抄」(阿部良雄訳)
  (16)阿部良雄「フランシス・ポンジュ覚書」  
  (17)生田耕作「バタイユとゴンブロヴィッチ」
  (18)多田智満子「サン=ジョン・ペルスの神話」
  (19)平井照敏「わがポンヌフォア」  
  (20)滝田文彦「フランス現代詩とテル・ケル」
  (21)篠田一士/菅野昭正/澁澤孝輔/阿部良雄/豊崎光一「対談:現代詩の原点をもとめて -フランス現代詩を考える-」
  (22)豊崎光一「En Marge」  
  (23)窪田般弥「ネガティヴな告白」
  (24)澁澤孝輔「過剰な不信・過剰な期待」
  (25)鷲巣繁男「わたしと現代フランスの詩」

通巻04-11号(1972年10月):リルケ

  (1)ジョルジュ・プーレ『リルケ』(篠田浩一郎訳)
  (2)レオニード・パステルナーク『リルケとの幾つかんお出会い』(工藤正広訳)
  (3)マックス・コメレル『リルケの「ドゥイノの悲歌」』(藤川芳郎訳)
  (4)ルドルフ・カスナー『タクシス侯爵夫人』(飯吉光夫訳)  
  (5)辻邦生『リルケとの邂逅』
  (6)小川国夫『朽ちない宝』
  (7)林光『リルケとの一時期』  
  (8)関根弘『リルケからカフカへ』
  (9)田木繁『リルケとサルトル』
  (10)生野幸吉『破戒する「時」』  
  (11)富士川英郎『「家常茶飯」についての対話』
  (12)高橋英夫『影響について』
  (13)長谷川四郎/川村二郎/秋山駿『共同討議:リルケの栄光と悲惨』  
  (14)神品芳夫『悲歌の歴史と「ドゥイノの悲歌」』
  (15)岡田隆彦『水は飛べない』
  (16)川端香男里『リルケとロシア』  
  (17)饗庭孝男『無限の空間への誘惑者』
  (18)神品芳夫『資料:参考文献案内』
  (19)『年表・リルケとその時代』

通巻04-13号(1972年11月):エズラ・パウンド

  (1)エズラ・パウンド『巻頭歌(カントー1より)』(西脇順三郎訳)
  (2)   〃    『詩章第七十九篇』(出淵博/海老根宏/中村健二訳)
  (3)出淵博/海老根宏/中村健二『詩章第七十九篇・解説と注釈』
  (4)エズラ・パウンド『エズラ・パウンド短詩抄』(吉野昌昭訳編)  
  (5)   〃    『文学の日付欄』(中川敏訳)
  (6)ミシェル・ビュトール『エズラ・パウンドの詩的実験』(高橋康也訳)
  (7)エウジェニオ・モンターレ『エズ叔父さん』(河島英昭訳)  
  (8)イョールゴス・セフェリス『「詩章」論』(出淵博訳)
  (9)ヘルムート・ハイセンヴェッテル『保守的志向の必然的帰結』(本郷義武訳)
  (10)W・C・ウィリアムズ『パウンド論』(鍵谷幸信訳)  
  (11)ジャック・スタッフォード『エズラ・パウンドと人種差別』(中矢一義訳)
  (12)クリスティン・ブルック=ローズ『エズラ・パウンド論』(富士川義之訳)
  (13)吉増剛造『エズラ・パウンド覚書』  
  (14)飯田善国『エズラ・パウンドを見た日』
  (15)篠田一士『感受性の変革者 -E・P-』
  (16)土岐恒二『パウンドの詩法とCathay』  
  (17)出淵博『終りのないノストス』
  (18)岡田隆彦『ジャックスタポジションとしての海』
  (19)篠田一士/丸谷才一/ドナルド・キーン『共同討議:エズラ・パウンドの復建』  
  (20)御輿員三『パウンドと「詩経」』
  (21)鍵谷幸信『詩の司祭そして詩の耕作人』
  (22)金関寿夫『イマジストとしてのパウンド』
  (23)『年表・パウンドと二十世紀文学』

通巻04-14号(1972年12月):現代の詩論

  (1)オクタビオ・パス「動く中心点」(橋本綱訳)
  (2)クロード・ロウ「連歌について」(佐藤東洋麿訳)
  (3)エドアルド・ロディティ「日本の詩におけるハイキャンプ」(中村健二訳)
  (4)宗左近「ロラン・バルトの俳句論」  
  (5)平井照敏「ボンヌフォアと俳句」
  (6)諏訪優「現代詩に対する海外の関心」
  (7)安西均「筑紫の蝉 -少年家持」  
  (8)塚本邦雄「火達磨詩法 -藤原定家の詩論-」
  (9)馬場あき子「反骨の花 -正徹の詩論-」
  (10)吉増剛造「幻の道・幻の芭蕉」  
  (11)三好豊一郎「風雅の根底 -祇園南海の詩論-」
  (12)高橋英夫「『もののあわれ』と怪力乱神」
  (13)北川透「不眠の詩 -北村透谷の詩の論理-」  
  (14)鈴村和成「詩に逐はれた生 -石川啄木の逆説-」
  (15)藤井貞和「詩語の研究・批評の成立 -折口信夫の詩論-」
  (16)原子朗「萩原朔太郎の詩論」  
  (17)由良君美「古代の春の復活 -西脇順三郎詩学によせて-」
  (18)秋山駿「小林秀雄の詩論」 
  (19)饗庭孝男「世紀末の美学 -保田重郎の詩論-」  
  (20)粟津則雄/天沢退二郎/入沢康夫/澁澤孝輔「対談:変貌する現代の詩論」
  (21)吉本隆明/清岡卓行/大岡信/鮎川信夫「対談:詩論とは何か」
  (22)高良留美子「鮎川信夫の詩論 -鮎川・吉本の戦争責任論をめぐって-」  
  (23)菅谷規矩雄「<指示性の根源>について -吉本隆明の詩論-」
  (24)岡庭昇「詩的迷宮の向こうがわへ -吉本隆明の詩論-」
  (25)中川敏「前衛の詩論 -小野十三郎・長谷川龍生の詩論-」  
  (26)倉橋健一「不可視の沈黙をめぐって -黒田喜夫の詩論-」
  (27)諸田和治「不可視体へ疾駆する言語 -山本太郎の詩論-」
  (28)宇佐美斉「清岡卓行と批評」  
  (29)飯吉光夫「行ってみたいな犀の邦 -飯島耕一の詩論-」
  (30)星野徹「批評の遊撃性 -大岡信の詩論-」
  (31)池沢夏樹「入沢康夫詩論についての覚え書」
  (32)橋本真理「対自の膰 -天沢退二郎の詩論-」

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