『感情から他者へ -生の現象学による共同体論-』吉永和加/萌書房(2004.初帯)/カバ少スレ有
 

      ・序論
     第一部 志向的他者把握から情感的他者把握へ -サルトル/シェーラー/ベルクソン-
      第1章:サルトルにおける「まなざし」と恥の構造
        ・「サルトルにおける自我の問題」
        ・「『まなざし』と恥の感情」
        ・「愛の挫折と共同体の可能性」
      第2章:シェーラーにおける情感的他者把握
        ・「シェーラーにおける共同感情と他者」
        ・「アンリによるシャーラー批判」
      第3章:ベルクソンにおける生の共同体
        ・「生命における自己と他者」
        ・「社会における自己と他者」

     第二部 情感的他者把握の可能性 -アンリにおける生の共同体-
      第1章:生の「内在性」と自己 - 触発
        ・「ハイデガーの時間論への批判と『内在性』の自己 - 触発」
        ・「コギトと『内在性』」
      第2章:情感的他者把握と生の共同体
        ・「フッサールの他者論への批判とその意義」
        ・「アンリによる共同体論」
      第3章:共同体論の展開
        ・「情感性と新たなもの -芸術における共同体-」
        ・「<基底>のキリスト教的展開 -宗教における共同体(1)-」
        ・「身体と他者 -宗教における共同体(2)-」

     第三部 情感的共同体論の展開と限界 -ルソーにおける共同体と自覚-
      第1章:二つの共同体とその限界
        ・「『不平等起源論』に見る人間本性」
        ・「『新エロイーズ』における共同体」
        ・「『社会契約論』における共同体」
      第2章:共同体の崩壊と自我の亀裂
        ・「共同体を崩壊させるもの -憐憫の情の功罪-」
        ・「自我の感情的系譜 -自他の融合からから決裂へ-」
        ・「善悪の極と自己と他者の位置づけ」
      第3章:他者の要請
        ・「他者把握の方法論とその展開」
        ・「感受性における他者」
        ・「『存在の感情』と他者」

     結論

     ○ あとがき/文献表/索引
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