『講座現代の哲学 全5巻』 田島節夫、坂本賢三、市川浩、坂部恵、村上陽一郎編/弘文堂(77-78)
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第1巻:時間・空間(1977)/小口少ヤケ有 函帯付
- 総論:時間・空間(村上陽一郎)
- ●事物と時間・空間
- (1)『世界の形式としての時間・空間と哲学の問題』(奥雅博)
- (2)『時間・空間と物理学』(渡辺慧)
- (3)『量子論と相対論からの衝撃』(柳瀬睦男)
- ●生命と時間・空間
- (1)『システム論の時空観』(村田晴夫)
- (2)『生命史と時間』(アンニバレ・ファントリ/横山輝雄訳)
- (3)『視空間論』(印東太郎)
- (4)『癌の時間学』(草間悟)
- ●人間と時間・空間
- (1)『仏教における時の概念』(三枝充悳)
- (2)『キリスト教の時間と空間の概念』(フランシスコ・ペレス)
- (3)『現代芸術における空間と時間-哲学者Xへの手紙-』(粟津則雄)
- 付:文献一覧・総索引
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第2巻:人称的世界(1978)/小口少ヤケ有 函帯付
- 総論:人称的世界の論理学のための素描(坂部恵)
- ●人称的世界の構造
- (1)『相互主体性とその世界』(宇都宮芳明)
- (2)『<身>の構造』(市川浩)
- ●人称的世界の根源
- (1)『ペルソナ的世界』(久野昭)
- (2)『メタモルフォーゼ論-C・G・ユング心理学における変容について-』(樋口和彦)
- ●人称的世界の変容
- (1)『人称的世界と共同体の病理』(小田晋)
- (2)『若きフロムのユートピア像-労働・変革・ユートピア-』(徳永恂)
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第3巻:言語の内と外(1977)/天少ヤケ有 函帯付
- 総論:言語の内と外(田島節夫)
- ●言語とその諸相
- (1)『自然言語と人間』(塚本明子)
- (2)『非言語的記号学への歩み』(市川浩)
- (3)『言語の病理-失語症をめぐって-』(大橋博司)
- (4)『人工言語の考察-計算機械の言語と人工知能-』(川野洋)
- ●言語と認識
- (1)『言語の意味と認識の問題』(廣松渉)
- ●言語と固体
- (1)『現代単子論序説-固体とその言語表現について-』(坂井秀壽)
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第4巻:自然と反自然(1977)/天少ヤケ有 函付
- 総論:「自然」の自然史(坂本賢三)
- ●文化にける自然
- (1)『動植物の飼育・栽培と人間』(渡辺幸博)
- (2)『工業文明における技術と人間』(後藤邦夫)
- ●自然における文化
- (1)『衣食住における自然と文化』(坂本賢三)
- (2)『身体・衣裳・あそび-身振りを通してみた近代部隊芸術の一断面-』
- (3)『病気論』(中川米造)
- ●反文化としての自然
- (1)『意識下の世界』(志貴春彦)
- (2)『文化と暴力』(岩津洋二)
- (3)『地球と人間』(中岡哲郎)
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第5巻:超越の座標(1978)/小口少ヤケ有 函帯正誤表付
- ●超越の座標
- (1)『方向性と超越』(市川浩)
- (2)『光と闇』(坂本賢三)
- (3)『過去と未来-旅の時間について-』(坂部恵)
- (4)『常と奇』(村上陽一郎)
- (5)『自己と他者』(田島節夫)
- ●超越の諸相をめぐって(座談会)
- (1)上-下 縦-横 他所=他界 心の在り処 超越と超然 前-後ろ
- パースペクティヴの限定 時間の前と後 時間の非連続性
- 超越の構造 超越と超絶 自力と他力-知と無知 超越と神降し
- (2)神秘主義と科学 中間者 闇の欠如としての光 光と闇の感覚
- 色 視線 光と闇の空間 無重力空間 色と光 見えるものと
- 見えないもの 闇への超越 見ることと見られること 主体と対象
- (3)タビとタブレ 時間 サキをめぐって ムカシ 立ち会い
- 語り手と聴衆 日本の旅 さようなら ヨーロッパの旅
- (4)常への超越と奇への超越 憑依 常と無常 ロジックそれとも
- サイコロジック 芸術と奇 奇の組み込みと再発見
- 希(少数)-価値あるもの 分(安住) 教育-天才
- イマジネーションと好奇心 日本人の超越 中国の常と奇
- 現実と非現実
- (5)人間の言葉と神の言葉 創造・ロゴス・契約 詩的言語-話し手と聴き手
- 効果 人称-呼びかけ 主語なしの文法構造 権威ある言行為
- 言語の内と外-科学的言語 自己と他者-自意識の形成
- 自己の境界-ハピーとアンハピー 常と奇-自己と他者
- 他者としての世間 誓いと儀式 禅と言語