『日本カント研究 第1号 - 第13号』 日本カント協会編/理想社
 第1号:カントと現代文明 (2000) 800円

   ・創刊の言葉(濱田義文)

  (1)『啓蒙と文明』(宇都宮芳明)
  (2)『カントと現代文明』(川島秀一)
  (3)『カントと現代文明』(濱田義文)
  (4)『超越論的演繹の夢』(平野登士)
  (5)『理性とその他者』(木坂貴行)
  (6)『世界概念の哲学』(福田喜一郎)
  (7)『カントにおける自由の実在性の問題』(内田信一)
  (8)『カントと現代の国際関係』

 ● 書評
   ・「川島秀一著『カント倫理学研究』」(井上義彦)
   ・「平田俊博著『柔らかなカント哲学』」(中島徹)
   ・「石川文康著『カント第三の思考』」(渋谷治美)
   ・「牧野英二著『遠近法主義の哲学』」(福谷茂)
   ・「量義治『批判哲学の形成と展開』」(坂部恵)

 第2号:カントと日本文化 (2001) 800円

  (1)『カントと日本の文化』(有福孝岳)
  (2)『人格の思考と教育の理念』(平田俊博)
  (3)『モデルネの移入から見たカント』(坂部恵)
  (4)『カントの感性概念』(中澤武)
  (5)『カントにおける規則の正当性の問題』(近堂秀)
  (6)『カントと無限の問題』(城戸淳)
  (7)『「人倫の形而上学の基礎づけ」の論述構造』(山下和也)
  (8)『メンデルスゾーンの啓蒙主義とは何か』(後藤正英)
  (9)『レッシングのメンデルスゾーンとの悲劇をめぐっての論争とカントにおける「感嘆」と尊敬」の概念』(船木祝)

 ● 書評
   ・「長倉誠一著『カント知識論の構制』」(岩隈敏)
   ・「檜垣良成著『カント論理哲学生成の研究』」(山本道雄)
   ・「宇都宮芳明著『カントと神』」(量義治)
   ・「伴博著『カントとヤスパース』」(原一子)
   ・「岩田淳二著『カントの外的触発論』」(濱田義文)

 第3号:カントの目的論 (2002) 1000円

  (1)『カントの目的論 -「第四批判」と目的論の射程-』(牧野英二)
  (2)『カントの目的論 -技術理性批判の哲学建築術-』(望月俊孝)
  (3)『カントの「実践的目的論」による「公共の福祉(日本国憲法一三条)」の哲学的解明』(中村博雄)
  (4)『窃取的公理と現実的無限』(佐藤恒徳)
  (5)『「純粋理性批判」の実験的方法とその原理』(西村名穂美)
  (6)『現実的かつ全体的な<私>』(重松順二)
  (7)『「実践理性批判」における「自由」概念の再検討』(森禎徳)
  (8)『象徴論としてのカント哲学への試論』(伊藤淳)

 ● 書評
   ・「薮本栄夫『カントの方法 思惟居の究極を求めて』」(古川英明)
   ・「有福孝岳著『Deutsche Pilosophie und Zen-Buddhismus : komparative Studieen』」(平田俊博)
   ・「坂部恵/G・シェーンリッヒ/加藤泰史、大橋容一郎著『カント・現代の論争に生きる(上下)』」(植村恒一郎)
   ・「Hrausgegeben von Dina Emunds『Immanuel Kant und die Berliner Aufklrung』」(石川文康)
   ・「北岡武司著『カントと形而上学 -物自体と自由をめぐって-』」(加藤泰史)

 第4号:カント哲学と科学 (2003) 1000円

  (1)『ニュートン物理学と批判哲学』(犬竹正幸)
  (2)『見なしと仮設 -学の方法論とカント-』(大橋容一郎)
  (3)『規則性の擁護としての時空の構造化 -ヒュームからカントへ-』(植村恒一郎)
  (4)『カテゴリーの超越論的使用とは何か』(藤本忠)
  (5)『私的言語論とカント』(近堂秀)
  (6)『理論理性の限界内における理念の不可欠性』(稲垣恵一)
  (7)『「普通の人間理性」とは何か -カント「人倫の形而上学の基礎づけ」第一章の検討-』(川谷茂樹)

 ● 書評
   ・「円谷裕二『経験と存在 -カントの超越論的哲学-』」(木阪貴行)
   ・「門屋秀一『カント第三批判と反省的主観性 -美学と目的論の体系的統一のために-』(中村博雄)
   ・「森禎徳『理念をめぐるカントの思惟』」(久呉高之)
   ・「入江幸男『ドイツ観念論の実践哲学研究』」(高田純)
   ・「桝谷桂一『カントにおける現象とフェノメナ』」(木村克彦)

 第5号:カントと責任論 (2004) 1000円

  (1)『人間の尊厳を守る責任 -カントとヒト胚の議論-』(蔵田伸雄)
  (2)『応答可能性としての責任とカント』(舟場保之)
  (3)『一貫性要求と実質的価値』(木阪貴行)
  (4)『「純粋理性批判」第一版第四パラロギスムス論における検証主義的真理概念』(千葉清史)
  (5)『カント認識論の構造 -認識の確実性と必然性の視点から-』(岡村信孝)
  (6)『カントにおけるア・プリオリな実践的=綜合的命題』(松本大理)
  (7)『醜いものと不快の感情 -八世紀ドイツにおける美の限界-』(知野ゆり)
  (8)『反省的判断力の原理の新たな意義 -カントと理性の他者-』(相原博)
  (9)『判断力の原理と合理性 -フォッセンクールの解釈を手がかりに-』(北野安寿子)
  (10)『「趣味判断」と「美に対する知性的関心」の間』(高畑祐人)

 ● 書評
   ・「中島義道『空間と身体 -続カント解釈の冒険-』(宇田川尚人)
   ・「柄谷行人『トランスクリティーク カントとマルクス』」(田村一郎)
   ・「瀬戸一夫『コペルニクス的転回の哲学』」(犬竹正幸)
   ・「山本博史『カント哲学の思惟構造 -理性批判と批判理性-』」(檜垣良成)
   ・「牧野英二『カントを読む -ポストモダニズム以降の批判哲学-』」(高橋克也)

 第6号:批判哲学の今日的射程 (2005) 1000円

  (1)『超越論的哲学における自己認識の問題 -「パラロギスムス」章の自我論に即して-』(湯浅正彦)
  (2)『綜合性とアプリオリ性再考 -カント批判哲学の今日的一射程-』(野本和幸)
  (3)『理性批判と実証科学の協働可能性』(高橋克也)
  (4)『コスモポリタニズムとポストコロニアル理性批判』(牧野英二)
  (5)『「自然に対する義務」と「自然に関する義務」 -カント義務論の環境倫理学的再検討-』(高田純)
  (6)『カントにおける自由と道徳法則 -「両立可能論」からのもう一つの道徳理論の可能性-』(宇佐美公生)
  (7)『晩年における「アプリオリな実践的総合命題」 -なぜ<法の定言命法>は「定言命法」と呼ばれなかったか?-』(小野原雅夫)
  (8)『「真と見なすこと」と理性信仰』(平井雅人)
  (9)『第一アンチノミーの時間論』(滝沢正之)
  (10)『理性の要求に応じる判断力の使用 -趣味判断を下すとはどういうことか-』(木村覚)

 ● 書評
   ・「J. Bohman & M. Lutz-Bachmann (eds.) : Perpetual Peace, Essays on Kant's Cosmopolitan Ideal」(寺田俊郎)
   ・「湯浅正彦『存在と自我 -カント超越論的哲学からのメッセージ-』」(勝西良典)
   ・「倉本香『道徳性の逆説』」(御子柴善之)
   ・「藤田昇吾『カント哲学の特性』」(菅沢龍文)
   ・「トマス・リード、朝広謙次郎訳『心の哲学』」(長田蔵人)

 ● 海外学会報告
   ・「『道徳的動機付け -カント倫理学討議-』マールブルク学会参加報告」(山根雄一郎)
   ・第九回国際カント会議参加報告(河村克俊)
   ・東アジア哲学会に参加して(平田俊博)
   ・国際哲学アカデミー参加報告(坂部恵)

 第7号:ドイツ哲学の意義と展望 -日本カント協会創立三〇周年記念号- (2006) 1000円

  (1)『韓国におけるカント研究の現状(1905-2005年)』(韓端錫)
  (2)『カントとフロイト』(柄谷行人)
  (3)『シェリング哲学のアクチュアリティ -カントとシェリング-』(松山壽一)
  (4)『ドイツ哲学の意義と展望 -英米の経験論との哲学的対話可能性をどのようにして取り戻すか-』(加藤尚武)
  (5)『平和の定言命法と平和実現のための仮言命法』(小野原雅夫)
  (6)『グローバル・エシックスとしてのカントの道徳形而上学』(寺田俊郎)
  (7)『協働し欲求する理性 -「純粋理性批判」にこめられた精神形而上学を求めて-』(勝西良典)
  (8)『「反省概念の多義性」節の位置と意義』(浜野喬士)
  (9)『「純粋理性批判」におけるヌーメノンの位相-「就任論文」の知性論を手掛りとして-』(遠藤千晶)
  (10)『十八世紀ドイツ教育思想におけるカント「教育学」の位置づけ』(藤井基貴)

 ● 書評
   ・「山根雄一郎『<根源的獲得>の哲学 -カント批判哲学への新視覚-』(城戸淳)
   ・「佐藤康邦『カント「判断力批判」と現代 -目的論の新たな可能性を求めて-』」(下野正俊)

 ● 海外学会報告
   ・第十回国際カント学会報告(佐藤労)

 第8号:カントと心の哲学 (2007) 1000円

  (1)『カントと現代の「心の科学」 -「認識論の自然化」との対比におけるカント的な議論のスケッチの試み-』(蔵田伸雄)
  (2)『心の唯物論化とカント』(黒崎政男)
  (3)『心の能力と文化』(朝広謙次郎)
  (4)『カントを自然化する』(戸田山和久)
  (5)『カントと愛国心批判』(渋谷治美)
  (6)『カントと愛国心 -パトリオティズムとコスモポリタニズムの間-』(加藤泰史)
  (7)『「哲学のスキャンダル」の外と<中> -観念論論駁と内的触発-』(木阪貴行)
  (8)『コペルニクス的転回と純粋理性の実験』(鈴木亮太)
  (9)『カント「判断力批判」の「目的論的判断力の方法論」の意義について -カントと同時代の批判者たちをめぐって-』(田中美紀子)
  (10)『カント法哲学における許容法則の位置づけ』(石田京子)
  (11)『カントの尊敬概念について』(小玉竜司)
  (12)『確定条件のアナロジー構造 -カント平和論における「大陸」の位置-』(新川信洋)

 ● 書評
   ・「柄谷行人『世界共和国へ -資本-ネーション-国家を越えて-』」(田村一郎)
   ・「宇都宮芳明『カントの啓蒙精神 -人類の啓蒙と永遠平和にむけて-』」(宮島光志)
   ・「内田浩明『カントの自我論 理論理性と実践理性の連関』」(福田俊章)
   ・「鈴木晶子『イマヌエル・カントの葬列 -教育的眼差しの彼方へ-』」(福田喜一郎)

 ● 海外学会報告
   ・韓国カント学会の報告(牧野英二)

 ● 第二回濱田賞受賞論文要約
   ・「実践としての歴史哲学 -カント歴史哲学の基礎的構造について-」(佐藤慶應太)

 第9号:カントと悪の問題 (2008) 1000円

  (1)『日本カント協会の皆様に』(ベルント・デルフリンガー)
  (2)『意志の原理とされた自己愛 -カントにおける悪の問題-』(北岡武司)
  (3)『根本悪の克服 -個人における、または人類における-』(保呂篤彦)
  (4)『根本悪をめぐるカントの思考』(石川文康)
  (5)『カントの翻訳と「輸入学問の功罪」』(鈴木直)
  (6)『翻訳出版における編集者の役割 -岩波版「カント全集」完結によせて-』(押田連)
  (7)『カント研究と翻訳者の使命』(牧野英二)
  (8)『カントの超越論的自由 -「純粋理性批判」における自由理論の再検討-』(市毛幹彦)
  (9)『「区別 (Unterscheidung)」と「混同 (Verwechselung)」-「フェノメナとヌーメナ」と「反省概念の二義性」の役割分担について-』(佐藤慶太)
  (10)『「純粋理性批判」諸アンチノミー導出の統一的構造』(千葉清史)
  (11)『行為の道徳的判定基準 -「考えることにおける矛盾」について-』(田原彰太郎)
  (12)『「後見人」批判としての「理性の公共的使用」 -クラインとカント-』(宮本敬子)

 ● 書評
   ・「岩城見一『<誤謬>論 -カント「純粋理性批判」への感性論的アプローチ-』」(石川文康)
   ・「坂部恵『坂部恵集』全5巻」(平田俊博)
   ・「牧野英二『崇高の哲学 情感豊かな理性の構築に向けて』」(舟場保之)
   ・「Gerold Prauss 『Die Welt und wir』」(福光瑞江)

 ● 海外学会報告
   ・カントアルヒーフ研究会報告(田中美紀子)
   ・グライフスヴァルト学会報告(御子柴善之)
   ・独日倫理学コロキウム「グローバル化時代の倫理学」報告(寺田俊郎)

 ● 日本カント協会の沿革と新たな展望
    序文(牧野英二)
   ・シンポジウム編(加藤泰史)

 第10号:カントと人権の問題 (2009) 1000円

  (1)『権利のアプリオリな相互人格的根拠づけ -カントの法・権利論の意味-』(高田純)
  (2)『人権と人間愛』(御子柴善之)
  (3)『真理対応説の擁護:実在論とロバストネス』(出口康夫)
  (4)『純粋理性と実在性の問題 -カントと理性主義-』(檜垣良成)
  (5)『「判断力批判」とアートシーン』(下野正俊)
  (6)『カントにおける自然美と芸術美 -「真なる美」は美しいか-』(長野順子)
  (7)『カントにおける「蓋然性」の哲学的基礎』(手代木陽)
  (8)『判断における二つの「客観的妥当性」』(和田慈)
  (9)『超越論的仮像の起源 -カントにおける理念の実在性の問題-』(新堂彩)
  (10)『「美感的判断力の分析論」における「関心」の位置』(木村恵子)
  (11)『カントの Kultur 概念の環境倫理学的解釈の試み』(大森一三)

 ● 書評
   ・「Graham Bird 『The Revolutionary Kant : A Commentary on the Critique of Pure Reason』」(佐藤慶太)
   ・「角忍『カント哲学と最高善』」(近堂秀)
   ・「宇都宮芳明『人間の哲学の再生にむけて -相互主体性の哲学-』」(石川求)

 ● ワーキンググループ報告
   ・国際共同研究ワーキンググループ・中間報告(河村克俊)

 第11号:カントと幸福論 (2010) 1000円

  (1)『カントにおける幸福のパラドクス -幸福主義批判と最高善とのあいだ-』(城戸淳)
  (2)『実践的幸福論としてのカント人間学』(宮島光志)
  (3)『カントの経験の哲学 -その構造と可能性-』(山本道雄)
  (4)『カントの経験の哲学とア・プリオリ -山本道雄「カントとその時代 -ドイツ啓蒙思想の一潮流-」をめぐって-』(藤本忠)
  (5)『パラロギスムス論究 -「純粋理性批判」書き換え問題(1)-自我の存在を巡る、合理的心理学と超越論的心理学
      あるいは外界の存在を巡る、蓋然的観念論と超越論敵観念論』(石川求/木阪貴行)
  (6)『「誤謬推理」章における批判の方法について』(佐藤慶太)
  (7)『「誤謬推理」章における「私は考える」について』(重松順二)
  (8)『客観的、主観的、根源的 -カテゴリーの二つの特徴づけについて-』(中野裕考)
  (9)『第二類推論と充足根拠律』(増山浩人)
  (10)『カント「前批判期倫理学」は幸福主義であったのか -カント実践哲学発展史の一局面-』(山蔦真之)
  (11)『永遠平和のリアリティー公表性・訪問権・世界市民』(森禎徳)
  (12)『美感的判断と包摂の可能性 -生態論的自然美学による批判に応えて-』(相原博)

 ● 書評
   ・「Brigitte Falkenburg 『Kants Kosmologie : Die wissenschaftliche Revolution der Naturphilosophie im 18 Jahrhundert』」(渡邊浩一)
   ・「福谷茂『カント哲学試論』」(山根雄一郎)
   ・「ジョルジュ・パスカル/ガブリエル・メランベルジェ、橋田和道訳『カントの哲学 入門と概説』」(江川隆男)
   ・「ヨハン・シュッツ/菅沢龍文他訳『カント 「純粋理性批判」を読むために』」(宮本敬子)

 第12号:カントと日本の哲学 (2011) 1000円

  (1)『理性の<限界そのもの>における宗教 -西谷啓治のカント受容とその意義-』(板橋勇仁)
  (2)『経験的実在論にして超越論的観念論 -漱石とカントの反転光学-』(望月俊孝)
  (3)『西田哲学とカント』(嶺秀樹)
  (4)『パラサブライムの問題圏 -カント崇高論における戦争の美学と反美学-』(宮崎裕助)
  (5)『崇高と決定不可能性の問題 -宮崎裕助「判断と崇高 -カント美学のポリティックス-」をめぐって-』(江川隆男)
  (6)『超越論的自我論とは何か』(湯浅正彦)
  (7)『超越論的自我論とその方法的洞察 -カント・フィヒテ・心の哲学と現象学-』(田口茂)
  (8)『対象の差異を捨象することと、内容を捨象すること』(金正旭)
  (9)『空間の超越論的観念性について』(滝沢正之)
  (10)『カント実践哲学における「判定」原理と「執行」原理の区別のゆくえ -理性の事実と尊敬の感情-』(檜垣良成)
  (11)『カント「美の分析論」における形式主義と構想力の自由』(永守伸年)
  (12)『カント教育論における自由と開化のアンチノミー』(大森一三)

 ● 書評
   ・「Andrea Marlen Esser : Eine Ethik fur Endliche. Kants Tugendlehre in der Gegenwart」(福田喜一郎)
   ・「ゲアハルト・シェーンリッヒ/加藤泰史監訳『カントと討議倫理学の問題』」(舟場保之)
   ・「Beatrice Longuenesse : Kant on the Human Standpoint」(永守伸年)
   ・「ミシェル・フーコー/王寺賢太訳『カントの人間学』」(渋谷治美)
   ・「井川義次『宋学の西遷 近代啓蒙への道』」(石川文康)

 ● 海外学会報告
   ・第十一回国際カント学会報告(千葉清史)

 第13号:カントと形而上学 (2012) 1000円

  (1)『ヘノロジカル・カント』(福谷茂)
  (2)『カントと「形而上学への恐れ」』(石川求)
  (3)『一元論をめぐる現代の議論における若干の「カント的」な観念について』(柏端達也)
  (4)『概念史研究 -その意義と限界-』(中澤武)
  (5)『概念史研究の意義と課題』(山根雄一郎)
  (6)『自我と世界のボロつくろい 朝永三十郎と「カントの平和論」』(芝崎厚士)
  (7)『いま朝永三十郎の「カントの平和論」を読むことの意義』(寺田俊郎)
  (8)『感性的概念の図式 -心象の構成と判定の原理-』(鵜沢和彦)
  (9)『「純粋理性批判」における世界概念』(朴修範)
  (10)『ヘンリー・アリソンの方法論的二側面解釈』(千葉清史)
  (11)『カント実践哲学における「拘束性」概念をめぐって -ヴォルフからの離脱と批判期実践哲学への転回-』(渋川優太)
  (12)『「道徳形而上学の基礎づけ」における実践哲学の限界 -実践的観点の確立をめぐる考察-』(松本大理)
  (13)『いかにして法と道徳は区別しうるか -批判と形而上学-』(石田京子)
  (14)『目的自体とは何か -目的自体の方式を理解するために-』(田原彰太郎)

 ● 書評
   ・「犬竹正幸『カントの批判哲学と自然科学 -「自然科学の形而上学的原理」の研究-」(近堂秀)
   ・「Alexander Gottlieb Baumgarten : Metaphysica/Metaphisik. Historisch-kritische Ausgabe. Lateinisch/deutsch」(鈴木崇夫)
   ・「Patricia Kitcher : Kant's Thinker」(三谷尚澄)

 ● 海外学会報告
   ・フランクフルト大聖堂会館専門家会議「カント法哲学の見通しと限界」(菅沢龍文)
   ・第三回多国間カント会議 -カントとアンチノミー的思考-(山蔦真之)
   ・英国カント協会2011年度大会(千葉清史)

 ● ワークショップ活動報告
   ・『純粋理性批判』「第4パラロギスムス」「観念論論駁」「演繹論」の問題テクストを読む(木阪貴行)

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