『大思想文庫(復刻版)』 岩波書店(85)/ビニールフィルム貼付函欠
 第1巻:プラトン『国家論』久保勉 (1985) 1000円

  緒 論
    ・プラトンの生涯
    ・国家篇の外形及び問題
  第一章:前奏曲
    ・伝統主義
    ・過激主義
  第二章:問題の提出 -公正と幸福との関係-
  第三章:本論(上)理想国の建設
    ・国家個人並行論
    ・国家の起原 -生産階級の発生-
    ・戦士(守護者叉は幇助者)階級の発生
    ・戦士(守護者叉は幇助者)の教育
    ・国家の組織及び統治 -統治階級(完全守護者)の発生-
    ・国家に於ける公正
    ・個人に於ける公正
  第四章:本論(中)理想国の完成
    ・支配階級における財産及び妻子の共有 付・国家における婦人の地位
    ・哲人王の説
    ・善のイデヤ -哲人の本質-
    ・知識の四階級 -線比喩-
    ・統治者(完全守護者叉は哲人)の教育及び生活
  第五章:本論(下)国家及び個人の堕落過程
    ・功名政治及び功名主義者 -堕落の第一階段-
    ・寡頭政治及び寡頭主義者 -堕落の第二階段-
    ・民主政治及び民主主義者 -堕落の第三階段-
    ・僣王政治及び僣王主義者 -堕落の最終階段-
  第六章:結論 幸福問題の解答
  第七章:後奏曲
    ・詩歌論
    ・霊魂不死論 -公正と来世に於ける幸福との関係-

 第2巻:アリストテレス『形而上学』三木清 (1985) 売切れ

  第一章:学の規定
  第二章:方法
  第三章:形而上学の主題
  第四章:真としての存在
  第五章:実有の概念
  第六章:可能性と現実性

 第3巻:『旧約聖書』浅野順一 (1985) 800円

  第一章:旧約聖書の意義と価値
    ・一般文化的価値
    ・旧約と新約との関係
    ・旧約宗教の特質
    ・旧約聖書に対する解釈
  第二章:旧約聖書の正統性
  第三章:律法の意義とその発達
    ・律法と契約
    ・モーセ五書の資料
    ・律法の成立
    ・天地の創造と始祖の信仰
    ・出埃及とモーセ
  第四章:旧約の歴史書
    ・歴史記述の意義と目的
    ・カナン侵入と定住
    ・王国の建設
    ・南北朝時代
  第五章:預言者及び預言文学
    ・預言者の意義と使命
    ・アモスとホゼア
    ・イザヤ
    ・ヨシュアの宗教改革及びエレミア
    ・エゼキエル
    ・第二イザヤと主の僕の歌
  第六章:詩歌、教訓及び黙示
    ・エズラ、ネヘミヤとユダヤ教の発達
    ・詩篇の宗教
    ・ヨブと苦難
    ・終末の書

  ○ 参考書目

 第4巻:『新約聖書』石原謙 (1985) 売切れ

  序 説
    ・基督教信仰に於ける「神の言」
    ・新約聖書経典
    ・新約聖書学
  第一章:共観福音書
    ・福音書の意義及び四福音書
    ・共観福音書の問題
    ・共観福音書の二資料
    ・マルコ伝福音書
    ・マタイ伝及びルカ伝の成立
    ・資料Qと共歴史的意義
    ・様式史的研究に就いて
  第二章:ヨハネ伝福音書
    ・ヨハネ伝の内容と其特徴
    ・ヨハネ伝の神学思想
  第三章:使徒行伝
    ・基督教原始教会の成立
    ・使徒行伝、其内容及び資料の問題
    ・使徒行伝中の演説
  第四章:パウロの書翰
    ・パウロの生涯
    ・パウロの書翰、其概要
    ・ロマ人への書
    ・ガラテヤ人への書
    ・ピリピ人への書
    ・其他の諸書翰
  第五章:パウロ以後の書翰
    ・初代教会概観
    ・牧会書翰及びヘブル人への書
    ・公会書翰
  第六章:ヨハネ黙示録
    ・黙示録文学
    ・ヨハネ黙示録の内容と特質
    ・初代教会に於ける基督教的希望
  附録 新約聖書本文及び参考文献

 第5巻:プロチノス『エネアデス』出隆 (1985) 売切れ

  序 文 プロチノスの生涯とその著作
  本 文
    1) 我々の霊魂と、その上昇還帰の道
    2) 三つの原理的基在 -霊魂と理性と一者
    3) 発展下降の第一歩 -思惟界の範疇と質料
    4) 感覚界への下降 -質料に就いて
    5) 我々人間の本来とその幸福

  附録 口絵の説明/文献/論文番号対照表

 第7巻:ダンテ『神曲』黒田正利 (1985) 売切れ

  (1)ダンテの記録
  (2)喜曲より神型詩篇へ
  (3)地獄界
  (4)浄罪界
  (5)天堂界
  (6)神曲の立役としてのダンテ
  (7)我よりも優れる神 -ベアトリチェ
  (8)ダンテの政治思想
  (9)神曲の罪と罰
  (10)神曲の宗教思想

 第8巻:マキャヴェリ『君主論』羽仁五郎 (1985) 800円

  (1)ルネサンスの歴史的本質
  (2)ルネサンスの限界
  (3)ルネサンスとマキャベリ及びその『君主論』

 第12巻:ライプニッツ『単子論』河野與一 (1985) 売切れ

  所謂『単子論』の成立
  『辨神論』の由来
  『辨神論』の概要
    ・序言
    ・緒論『信仰理性合致論』
    ・第一部
    ・第二部
    ・第三部
  所謂『単子論』についての備考

 第15巻:ヒューム『人性論』大島正徳 (1985) 1800円

  (1)ヒュームの生涯
  (2)懐疑主義の本旨
  (3)観念の起源とその複合・結合及び抽象
  (4)空間と時間との観念
  (5)知識と蓋然性
  (6)懐疑的哲学とその他の哲学体系

 第16巻:スミス『国富論』中山伊知郎 (1985) 売切れ

  序説雑記
  第一章:分業と均衡
  第二章:価値論
  第三章:自然価値論
  第四章:賃銀・利潤及び地代
  第五章:資本と経済の循環
  第六章:資本と経済の発展
  第七章:自然的自由の制度
  第八章:理論と政策

 第19巻:ゲョエテ『ファウスト』茅野蕭々 (1985) 売切れ

  (1)『ファウスト』の意義及び成立
  (2)ファウストの生涯
  (3)劇詩『ファウスト』の根本思想
  (4)ファウストとメフィストフェレス
  (5)グレエチヒェンの悲劇
  (6)美
  (7)事業
  (8)補遺

 第24巻:ミル『功利主義』高橋穰 (1985) 800円

  序
  第一章:総説
  第二章:功利主義とは何か
  第三章:功利の原理の究竟的制裁に就て
  第四章:功利の原理は如何なる種類の証拠を持っているのか
  第五章:正義と功利との関係に就て

第25巻:マルクス『資本論』山田勝次郎 (1985) 500円

  序説 マルクスの方法
    ・緒言
    ・立場
    ・端初
  本論 『資本論』の構造
   第一把握 資本の生産過程
    ・端初としての商品分析の意義
    ・商品および貨幣
    ・貨幣の資本への転化
    ・労働過程および価値増殖過程
    ・剰余価値生産過程の展開
    ・労賃
    ・資本の蓄積過程
   第二把握 資本の流通過程
    ・分析視角の向上(第一巻の対立として把握さるべき第二巻の特殊性)
    ・資本の諸変態およびそれらの循環

 第26巻:ニイチェ『ツァラツストラ』山田勝次郎 (1985) 500円

  序言
  (1)価値の顛倒
  (2)いのち
  (3)人間、地、からだ、自我
  (4)超人、未来、児孫の国
  (5)時代、素質、意志の旺勢
  (6)反省
  (7)第四部

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