『哲学』 法政大学出版会
第22号(1972):自然 少背傷み 500円

 ●第31回大会特別報告
   (1)島田豊『マルクス主義哲学とは何か』(P1)
   (2)坂本百大『人間機械論の哲学』(P14)
 ●シンポジウム:近代的自然観をめぐって
   (1)神野慧一郎『近代的自然観の哲学的基礎』(P41)
   (2)渡邊二郎『提題に関連する単に暫定的かつ断片的な覚え書き』(P64)
   (3)森田良紀『近代的自然観成立の歴史的背景』(P85)
   (4)花田圭介『近代の自然観について -16世紀ヨーロッパを中心に-』(P96)
 ●公募論文
   (1)坂部恵『思想史の想像力と想像力の思想史』(P136)
   (2)渡部正元『「経済学・哲学手稿」を中心とした
             初期マルクス研究の解釈をめぐって』(P145)
   (3)福吉勝男『フィヒテにおける「良心」と「主体」の問題-「知識学」と政治・法・社会論との関連-』(P157)
   (4)瀬戸明『弁証法の問題によせて』(P167)
   (5)石垣寿郎『確証の問題について』(P180)
   (6)久保陽一『ヘーゲルにおける意識の問題』(P190)
   (7)三浦秀春『日常性批判の課題と方向 -競争の理論と操作主義的思考の超克-』(P205)   

第23号(1973):宗教 少背ヤケ 500円

 ●第32回大会特別報告
   (1)竹尾治一郎『事実と価値』(P1)
   (2)峰島旭雄『比較哲学の諸問題 -その意義と方法-』(P20)
 ●シンポジウム:現代における宗教
   (1)平下欣一『現代における宗教 -宗教はこれからも生命をもちつづけるか-』(P37)
   (2)田丸徳善『現代と宗教』(P51)
   (3)小川圭治『現代における神の問題』(P64)
 ●公募論文
   (1)佐藤徹郎『「明確さ」について -哲学と言語分析-』(P73)
   (2)藤田晋吾『問題概念としての意味』(P85)
   (3)河上正秀『「沈黙」と「言語」 -キルケゴールにおいて-』(P97)
   (4)戸田洋樹『ヘーゲル哲学の成立について-フィヒテ、シェリング哲学との連関から-』(P111)
   (5)林昌道『カントの範疇の先験的演繹』(P125)
   (6)岩田淳二『ヒンダークスのカント「触発論」の解釈とその批評』(P137)
   (7)中村行秀『経験主義的還元論の貧困』(P150)
   (8)長谷川三千子『新情念論序説』(P162)   

第24号(1974):カント哲学 500円

 ●第33回大会特別報告
   (1)藤沢令夫『形而上学の存在理由』(P1)
   (2)永井博『因果性の問題』(P26)
 ●シンポジウム:現代におけるカント哲学の意義
   (1)松本正夫『カント哲学の理論的前提』(P48)
   (2)門脇卓爾『現代におけるカント哲学の意義』(P64)
   (3)山本信『二元論について』(P78)
 ●公募論文
   (1)佐竹昭臣『カントの「人間の歴史」の問題』(P95)
   (2)渋谷久『カントにおける存在論の可能性』(P106)
   (3)水野明『カントにおける数学と自然科学の関係 -カントの空間論の一章-』(P117)
   (4)辻厚治『ヘーゲルのカント批判について -「隣人愛」の考察をめぐって-』(P126)
   (5)大平伍郎『ヘーゲルにおける実践哲学の成立 -「人倫の大系」試論-』(P137)
   (6)田村一郎『ヘーゲルの自然観とルター』(P149)
   (7)細川亮一『「存在と時間」の基礎構造』(P160)
   (8)知念英行『カッシラーとゾムバルト -科学技術論を中心に-』(P173)   

第29号(1979):人間にとって労働とは何か 500円

 ●第38回大会特別報告
   (1)内田種臣『言語と経験』(P1)
   (2)林武『現代アラブ・イスラーム思想』(P20)
 ●シンポジウム:人間にとって労働とは何か
   (1)鈴木亨『人間と労働』(P38)
   (2)芝田進午『人間にとって労働とは何か』(P55)
   (3)犬飼政一『人間にとっての労働 -そのキリスト教的理解-』(P65)
 ●公募論文
   (1)上林昌太郎『「単純なもの」について -「形而上学」の成立地平-』(P94)
   (2)根井豊『「コギト・エルゴ・スム」の確実性について』(P104)
   (3)岩田淳二『カントにおける産出的構想力の問題』(P115)5
   (4)嶺秀樹『根源悪と人間の自由 -カントとシェリング-』(P128)
   (5)藤澤賢一郎『「語り得ぬもの」 -後期フィヒテの知識学に於ける方法と真理-』(P139)
   (6)牧野広義『ヘーゲルのカテゴリー論』(P150)
   (7)池谷寿夫『「人間的本質」と現実的個人-ドイツ・イデオローグとマルクス・エンゲルス-』(P161)
   (8)篠木芳夫『ナトルプの一般心理学とフッサール』(P173)   

第45号(1995):宗教と哲学 800円

 ●シンポジウム:宗教と哲学
   (1)L・アルムブルスター『哲学と宗教 -キリスト教を中心に-』(P1)
   (2)上田閑照『宗教と哲学 -仏教を視野にいれて-』(P14)
   (3)宇都宮芳明『哲学と宗教 -カントの理性信仰をめぐって-』(P33)
 ●共同討議1:超越論哲学と分析哲学
   (1)冨田恭彦『超越論哲学と分析哲学 -デイヴィドソン的反表象主義と近代観念説の論理-』(P47)
   (2)藤澤賢一郎『自己関係の問題』(P60)
 ●共同討議2:デカルト「省察」の再検討
   (1)山田弘明『「第六省察」をどう読むか』(P73)
   (2)村上勝三『保証された記憶と形而上学的探究 -デカルト「省察」の再検討に向けて-』(P87)
 ●公募論文
   (1)安斎隆『エレンコスと真理の問題』(P173)
   (2)田中伸司『言論と生との関わり -ソクラテス対カリクレス-』(P183)
   (3)吉田健太郎『デカルト自然学と数学 -数学の自然化-』(P193)
   (4)浅野俊哉『合理主義のメタモルフォーズ -スピノザの理性的認識の特殊性を巡って-』(P203)
   (5)八幡英幸『自我の二重性と身体 -「純粋理性批判」と「オプス・ポストゥム」における自己認識の問題-』(P213)
   (6)飛田満『ヘーゲルの自己意識概念の独自性 -「精神現象学」をめぐって-』(P223)
   (7)林克樹『フッサールの「根源的意識」における「我あり」の意味』(P233)
   (8)丹木博一『存在論的差異における循環の行方 -ハイデガーによるカント解釈の変容の意味について-』(P243)
   (9)鈴木哲『四方域の思惟への道 -ハイデッガーの新たなる世界思惟-』(P252)
   (10)能川元一『理解における「創意の論理」 -メルロ=ポンティの「語る発話」概念による-』(P263)
   (11)村瀬鋼『メルロ=ポンティにおける表現の概念』(P273)
   (12)柳澤有吾『遠さをもった存在』(P283)
   (13)池田清『アルチュセールにおける「徴候的読解」について -問いと答えのズレの反復/更新/統一-』(P292)   

第46号(1995):公募論文特集 800円

 ●公募論文
   (1)荻原理『善き生と善 -プラトン「ピレボス」篇20b3-23a5-』(P1)
   (2)小野木芳伸『死すべき者にとっての不死 -プラトン「饗宴」に於けるエロース観-』(P11)
   (3)長友敬一『知への道のり -「ラケス」篇の考察-』(P21)
   (4)伊藤雅巳『知のアルケーへの問い -アリストテレス「分析論後書」B巻第19章-』(P31)
   (5)松田美佳『行為の善性をめぐるトマス説とエックハルト説』(P40)
   (6)米虫辰巳『「魂」の存在は何故「第一原理」と言われるのか -デカルト哲学における実体の差異-』(P50)
   (7)松田克進『デカルト的二元論は独我論に帰着するか』(P60)
   (8)松王政浩『可能世界論試論 -ライプニッツ哲学からの試み-』(P70)
   (9)遠藤寿一『内と外 -カントの外界証明再考-』(P80)
   (10)高橋克也『注意する意識 -カントにおける悟性と意志の交錯-』(P91)
   (11)寺田俊郎『カントにおける「自己に対する義務」の問題』(P101)
   (12)檜垣良成『カントと実在の復建』(P110)
   (13)勝道興『ヘーゲル哲学における「悲劇的なもの」について』(P120)
   (14)斎藤稔章『直観と概念との相互抱摂 -「人倫の体系」の構成-』(P130)
   (15)寄川条路『構築と歩み -ヘーゲル研究の課題と展望-』(P141)
   (16)柴田隆行『フォイエルバッハの哲学史著作の意義』(P150)
   (17)乗立雄輝『パースの「存在の諸様態」について』(P160)
   (18)稻留憲治『ニーチェの遠近法主義に於ける形式的原理の問題』(P171)
   (19)山田秀敏『ベルクソンの因果性』(P181)
   (20)佐藤英明『トワルドウスキーとフッサール -像と言語-』(P191)
   (21)若林明彦『カッシーラーの哲学の方法的原理としての「知ある無知」と「反対の一致」の概念について』(P201)
   (22)関口浩『ハイデッガーとW・F・オットー -神々と原初とについて-』(P210)
   (23)後藤嘉也『非現前の現前、あるいは存在することの彼方』(P220)
   (24)河津邦喜『ジル・ドゥルーズの理論の内的論理』(P230)
   (25)菊地健三『ジル・ドゥルーズにおける「感覚の論理」と「思考の理論」』(P240)
   (26)入江幸男『問いと物語』(P250)
   (27)竹内章郎『リベラリズム哲学における「責任」概念の転換』(P259)
   (28)丹下芳雄『右と左 -方位概念の定言的使用-』(P269)
   (29)長滝祥司『知覚はどこまで<知識 - 文化>の影響を受けるのか -知覚の文化相対主義とその超克-』(P279)   

第47号(1996):国家と民主主義 800円

 ●シンポジウム:国家と民主主義 -哲学的検討
   (1)大庭健『死をまつる・まつりごと、ないし民主主義と国家 -50年に乗り遅れた(?)日本哲学会のために-』(P1)
   (2)笹澤豊『民主主義国家の存続は可能か』(P15)
   (3)嶋津格『民主主義国家ーその認識論的基礎と機能のための条件について』(P28)
 ●共同討議:心の哲学 -機能主義の再検討-
   (1)信原幸弘『心・脳・機能主義』(P42)
   (2)中畑正志『因果的世界における心の位置』(P55)
 ●特別報告:環境倫理学の哲学的再検討
   (1)鬼頭秀一『環境倫理学の哲学的再検討 -学際的視点から-』(P74)
 ●公募論文
   (1)松田安央『プラトン「クリトン」篇における法と正義』(P167)
   (2)栗林広明『「パイドン」におけるヒュポテシスの方法』 -「テアイテトス」208c4-209d3の一解釈-』(P187)
   (4)桑原直己『トマス・アクィナスにおける「能動知性」と「個としての人間』』(P197)
   (5)田村均『ジョン・ロックの自然科学の哲学』(P207)
   (6)犬竹正幸『カントにおける「実在性」と「客観的実在性」 -実在性としての力-』(P217)
   (7)大薮敏宏『無限性と時間 -ヘーゲルにおける時間論の形成-』(P227)
   (8)岡本裕一郎『「精神の現象学」の体系構想と「デ・アニマ」』(P237)
   (9)橋本崇『シェリングの積極哲学における偶然性の問題』(P247)
   (10)関口浩喜『展望とアスペクト -ウィトゲンシュタインのUbersehenの概念をめぐって-』(P256)
   (11)大石敏広『クワインの「翻訳の不確定性」と「経験理論の決定不全性」について』(P266)
   (12)屋良朝彦『後期メルロ=ポンティ哲学における可逆性と他性』(P276)
   (13)松本俊吉『哲学的認識論と自然主義』(P286)   

第48号(1997):現代の精神的状況における自我の問題 800円

 ●シンポジウム:現代の精神的状況における自我の問題
   (1)斎藤慶典『コギトと超越論的主観性 -「自我」をめぐって-』(P1)
   (2)酒井潔『「自我」概念の形成・展開・そして?』(P19)
   (3)宮本久雄『近み・ゆえ・われ在り -アウグスティヌス「告白」10巻「記憶論」を手がかりとした自己探究-』(P38)
 ●共同討議1:「情報化社会」における人間性
   (1)尾関周二『「情報化社会」における人間の存在 -近代的主体と共同体に関わって-』(P54)
   (2)合庭惇『情報社会論のための脚注』(P69)
 ●共同討議2:西田哲学への比較哲学的アプローチ
   (1)嘉指信雄『ジェイムズから漱石と西田へ -「緑暈」の現象学、二つのメタモルフォーゼ-』(P82)
   (2)田中裕『科学・宗教・哲学 -西田と田辺の思索を手引きとして-』(P97)
 ●公募論文
   (1)高橋雅人『プラトン「国家」篇における国家と魂の類似について』(P189)
   (2)政井啓子『デカルトの懐疑と真理規準 -プラトンの相対主義批判を参考にして-』(P198)
   (3)柏葉武秀『スピノザの実体論』(P208)
   (4)蔵田伸雄『純粋実践批判からの自由の演繹 -「道徳形而上学の基礎づけ」第三章でのカントの議論について-』(P218)
   (5)倉本香『カント実践哲学における独我論の問題』(P227)
   (6)長倉誠一『カントの内的経験と外的経験 -「純粋理性批判」第二版における』(P237)
   (7)藤野寛『ショーペンハウアーの美学とキルケゴールの実存倫理 -一つの「あれか/これか」-』(P247)
   (8)清水真木『ニーチェにおける虚偽の問題 -初期遺稿に即して-』(P257)
   (9)高野孝『ノエマ概念の起源 -フッサール「論理学研究」から「イデーン1」への途上で-』(P267)
   (10)田口茂『モナドと「窓」 -フッサール相互主観性論への一視覚-』(P278)
   (11)鎌田学『「存在と時間」における真理の概念』(P288)
   (12)麻生博之『アドルノ「否定弁証法」における主観の機能 -思惟の自己反省と経験のポテンシャルについて-』(P297)
   (13)大小田重夫『メルロ=ポンティにおける自由の問題』(P307)   

第50号(1999):時代の危機と精神的価値 800円

 ●シンポジウム:時代の危機と精神的価値
   (1)森岡正博『現代において哲学するとはどのようなことなのか』(P1)
   (2)桑子敏雄『山川草木国土論』(P13)
   (3)種村完司『危機の中のコミュニケーションと身体』(P26)
 ●共同討議1:価値と規範 -合理性概念の再検討
   (1)神崎繁『二つの合理性 -概念的思考と命題的思考』(P42)
   (2)安彦一恵『二つの「合理性」概念
-J. McDowell的「道徳的実在論」の批判的検討』(P61)
 ●共同討議2:哲学史の時代区分再考
   (1)川添信介『<職分>としての哲学と神学者 -ラテン・アヴェロエス主義瞥見』(P74)
   (2)柴田隆行『哲学的区分再考』(P99)
 ●公募論文
   (1)村上学『カリクレスと知』(P175)
   (2)松浦明宏『「ソフィステース」篇における二つの「ある」』(P185)
   (3)上田慎一『古ストア派の正統行為』(P195)
   (4)山根雄一郎『カントにおける「生得的」の概念の<批判的変容>』(P204)
   (5)徳永有美『蓋然性の堆積と推論的感覚について -J. H. ニューマンにおける確実性の探究』(P215)
   (6)三平正明『フレーゲのプラトニズムと数学の応用可能性』(P225)
   (7)永野拓也『ベルクソンにおける労働とその価値』(P234)
   (8)堀栄造『フッサールの美学 -現象学的方法と関連性』(P244)
   (9)北野孝志『局在化の錯誤 -フッサールにおける身体構成-』(P253)
   (10)柿木伸之『救出と反復 -ベンヤミンとハイデガーの歴史についての思考-』(P263)
   (11)武内大『フィンクにおける「像」の問題』(P274)
   (12)江川隆男『存在の一義性の「実在的定義」 -ドゥルーズにおける一義性の哲学の問題構制について-』(P284)
   (13)鈴木聡『合理的な信念変化について -ファン・フラーセンに対する反論の試み-』(P294)   
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