『記号学研究』 東海大学出版会
 第10号:トランスフォーメーションの記号論 (1990)/カバ少ヤケ有 600円

    ・まえがき

  ● 第一部
   (1)「『ドグラ・マグラ』と物語分析」(原田邦夫)
   (2)「パロディ妖変 -テクスト次元でのトランスフォーメーション-」(松島征)
   (3)「昔話空間のトランスフォメイション」(宮廻和男)
   (4)「メタファー変身譚」(赤祖父哲二)
   (5)「『内なる外』または『外なる内』 -ケネス・バークの弁証法的比喩論-」(中村渉)
   (6)「作者のトランスフォーメーション -記号としての<私>」(森常治)
   (7)「芸術の創造的原理としての変形について -トランスフォーメーションとメタモルフォーシス」(磯谷孝)
   (8)「社会学理論におけるトランスフォーメーション」(笠松幸一)

  ● 第二部
   (9)「人工知能と記号主義」(黒崎政男)
   (10)「人工哲学者の可能性」(戸川隼人)
   (11)「ハイパーテキストの問題」(内田種臣/石田英次)
   (12)「<情報>宇宙論序説 -SFからバイオロジクス/ニューロポリティクスヘ」(室井尚)

  ● 第三部
   (13)「動物言語から人間言語へ」(山口光)
   (14)「直観的推論のヒューリスティックスとしての比喩の機能 -提喩・換喩に基づく社会的推論の分析-」(楠見孝)
   (15)「会計記号 -経済と言語の媒介-」(石井薫)
   (16)「『ミドルマーチ』における換喩の修辞学」(菊池繁夫)
   (17)「宙空のアナグラム・宙空のアラベスク -マラルメの『骰子一擲』序論・<形象の変容と思惟的像>」(宗像衣子)
   (18)「自然・精神・言語 -コウルリジの言語思想-」(広瀬友久)

  ● 特別寄稿
    ・「シュール・レアリスムの記号論 -1920、30年代のチェコ・アヴァンギャルドの世界-」(トマス・ウィナー/山中桂一訳)

  ● 書評
    ・「ソール・A・クリプキ著『名指しと必然性』」(田島節夫)
    ・「永井成男、和田和行著『記号論 -その論理と哲学-』」(笠松幸一)

 第13号:身体と場所の記号論 (1993)/カバ少ヤケ有 1000円

    ・まえがきに代えて:開かれた記号学をめざして(久米博)

  ● 第一部:「曖昧」の記号論
   (1)「音声によらない言語伝達の形式における曖昧さをめぐって-西アフリカ・モシ族の太鼓言葉を中心に-」(川田順造)
   (2)「『曖昧(ファジー)』の記号論 -その論理と哲学-」(坂本百大)

  ● 第二部:身体と場所の記号論
   (3)「情報と場所 -『ここではないどこか』をめぐって-」(室井尚)
   (4)「身体/テクスト/場」(船倉正憲)
   (5)「『ツイン・ピークス』のトポグラフィー」(立花義遼)
   (6)「画家のアトリエ」(薮野健)
   (7)「ファイバーアートにおける身体性と場所性」(田中秀穂)
   (8)「石の記憶 -道具からノーションへ-」(鈴木麻里)

  ● 第三部
   (9)「生命のかたちとしての言葉」(有馬道子)
   (10)「『語り』のレトリック -『没個性的』語り手のアイデンティティーをめぐって-」(山岡實)
   (11)「選挙競争考 -国会開設期にみる選挙のレトリック-」(吉岡公美子)
   (12)「記号といての装飾 -イスラム装飾とパースの記号論-」(小林昭世)
   (13)「琉球処分図絵の記号論」(大城宣部)
   (14)「儀式の創造性 -カトリックのミサと茶道における変更-」(加藤恵津子)

  ● 報告
    ・「『東アジア記号学会』に出席して」(坂本百大)

  ● 書評
    ・「この偉大なるホメオスタシス -篠田浩一郎『ロラン・バルト -世界の解読-』」(森常治)
    ・「隠喩的なるものをめぐって -あるいは、メタフォアとリアリティー-久米博著『隠喩論 -思索と詩作のあいだ-』」(磯谷孝)
    ・「意識と夫婦同姓 -中村桃子著『婚姻改姓・夫婦同姓のおとし穴-』」(有馬道子)

 第15号:記号の力学 (1995)/カバ少ヤケ有 1000円

    ・まえがきに代えて:記号発生の力学(久米博)

  ● 第一部
   (1)「記号のデュミナス -記号の世界彫琢力と呪縛力-」(藤本隆志)
   (2)「ジェンダーの呪縛」(上野千鶴子)
   (3)「記号の自己複製・増殖の力 -『蛇性の婬』を例に-」(船倉正憲)

  ● 第二部:記号の解釈と創造性えおめぐって -第14回大会シンポジウムから-
   (4)「恣意性の神話」(菅野盾樹)
   (5)「狂乱する書記 -ロマン派におけるセミオテクニックの始動-」(今泉文子)
   (6)「象徴とメタファーによる自己実現 -詩人・北村透谷の場合-」(岡田隆彦)
   (7)「記号解釈と創造性 -楽譜解釈と発話解釈を中心に-」(西山佑司)
   (8)「『記号の創造性』と『知の体制』」(増成隆士)

  ● 第三部
   (9)「時間の記号学的考察」(青柳文司)
   (10)「日米の野球報道にみる言語と文化の型」(井上逸兵)
   (11)「北斎 -関係性の芸術 -作品中に認められる類似の関係に注目して-」(笹本純)

  ● 第四部
   (12)「環境記号論の構想」(磯谷孝)

  ● 第五部
   (13)「第五回国際記号学会報告」(平賀正子/高山真知子)

  ● 書評
    ・「ジョセフ・キャンベルの神話学と生命 -"Joseph Vampbell on Myth & Mythology" edited by Richard L. Sartore-」(有馬道子)
    ・「ISIS-Symmetry 学会の機関誌 Symmetry : Culture and Science と記号論」(デーネシュ・ナジ/増成隆士)


文化
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